ジェイ・キャス
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ジェイ・キャスト」とは異なります。

ジェイ・キャス株式会社
J.CAS Japan Commuter Air Service種類株式会社
本社所在地 日本
100-0005
東京都千代田区丸の内2-3-2
郵船ビルディング1階
設立2018年10月23日
業種空運業
法人番号4010001195883
事業内容航空事業
代表者代表取締役 白根清司
資本金2,000万円
従業員数3人
外部リンク ⇒www.jcas.co.jp
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ジェイ・キャス株式会社は、航空事業を行うため設立された日本株式会社ターボプロップ機を用いて関西中部と日本の地方都市を結ぶ便を開設予定。

ジェイ・キャス株式会社の法人は存続しながら、経営体制の変遷とともに同所在地において2020年にジェイキャス航空株式会社、2023年に株式会社ジェイキャスエアウェイズと新たな法人が設立され、同年にリニューアルされた公式サイトではジェイキャスエアウェイズが事業体として明記されている[1]
概要

2024年秋に就航予定の航空準備会社である。関西空港発着で富山能登米子石見へ就航し、その後は中部空港への進出が計画されている。機材はATR72-600型をリース契約で2機導入する計画である。運賃はJR特急程度を予定しており、現時点では100人規模の会社を目指している。[2][3]

関西国際空港への路線開設によって、インバウンドの受け入れにまだ余裕のある能登や富山県へ観光客を取り込むことや、北陸新幹線金沢開業でそれ以前より関係性の薄まった関西圏と北陸との交流の強化、新幹線の空白地区に航空路線を開設することで新たな需要を創出することなどに期待の意見がある一方で[4]、過去の航空準備会社の例から資金調達や、就航実績がないことに伴う国土交通省の事業許可、運航認可に関して難航が予想されるとの意見もある[4][2][5]
沿革

創業者の白根清司は、昭和50年4月から平成9年5月まで日本航空に勤めたのちスカイマーク設立にも関わり、平成13年5月には航空専門コンサルタント会社の株式会社コノビイズコンサルティングを神戸市に設立し本人も航空専門コンサルタントとして活動していたが[6][2][5]2018年10月23日にジェイ・キャスを立ち上げた[7]。白根は現行の羽田中心で関西・中部地域と地方(特に北陸・山陰地域)を結ぶ航空インフラが不十分になっていることや自然災害の運休時にJRの代替ルートとして航空路線を整備するべきだ指摘しており[2]、それを受けジェイ・キャスでは近距離航空路線をターボプロップと呼ばれる小型機を用いて運航するとしている[3][2]

2019年10月28日、富山県富山市ANAクラウンプラザホテル富山にて就航計画などに関する説明会を開催した[8]三協立山トナミホールディングス北陸銀行YKKなど30の県内外の企業・団体から約40人が出席する中、資金調達は当面の運転資金の5億円を含め複数の富山県内企業から10-15億円の出資を受け、残りは政府系金融機関などから借り入れや出資を受け合計30億円行いたいと説明した[8][3][9]。また現行社員数は3人だが、自衛隊の退役パイロットなども採用し初年度までに社員数104人を目指すとしている[8]

初年度の2021年度は76席のATR 72または86席のデ・ハビランド・カナダ DHC-8[注釈 1]どちらかのターボプロップ機の新造機を2機リースし、関西国際空港(関空)-富山(4往復/日)・能登(1往復/日)・米子(3往復/日)、岩国(2往復/日)に、次年度には22年秋に富山や大阪に事業所を開設し、機材を2機増やしたりして[9]、富山-中部(4往復/日)・新潟(2往復/日)・仙台(2往復/日)に就航する予定だという[8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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