この項目では、ドイツの企業について説明しています。単位については「ジーメンス」を、ドイツの発明家については「ヴェルナー・フォン・ジーメンス」を、その他の用法については「ジーメンス (曖昧さ回避)」をご覧ください。
シーメンス
Siemens AG
ミュンヘンの本社
(旧ルートヴィヒ・フェルディナント宮殿)
種類株式会社
市場情報FWB: SIE
シーメンス(独: Siemens AG、発音: [?zi?m?ns][2]ズィーメンス)は、ドイツのバイエルン州ミュンヘンにある電機メーカー。ジーメンスとも表記される[3]。
もともと電信、電車、電子機器の製造会社から発展し、現在では情報通信、交通、防衛、生産設備、家電製品等の分野で製造、およびシステム・ソリューション事業を幅広く手がける会社である。フランクフルト証券取引所上場企業 (FWB: SIE)。2006年の連結売上高は873億ユーロ、連結純利益は303億ユーロ。
1847年12月12日に、ヴェルナー・フォン・ジーメンスによってベルリンに創業された電信機製造会社、ジーメンス・ウント・ハルスケに端を発する。後にジーメンス・ハルスケ電車会社に発展し、世界で最初の電車を製造し、1881年に営業運転を開始した。20世紀初頭、ゼネラル・エレクトリックを相手にAEGの支配権を争う格好となり、AEGと関係を深めた。
かつてはリオ・ティントが代表的な株主であったが、現在はミューチュアル・ファンドのバンガード・グループ、マイケル・カレンが2001年に立ち上げたソブリン・ウエルス・ファンドのNew Zealand Superannuation Fundである。
製品「シーメンス・モビリティ」も参照ベルリンのドイツ技術博物館内で保存されている、世界初の電気鉄道車両シーメンス・ME75携帯電話
(2005年10月発表)
現在では情報通信、電力関連、交通・運輸、医療、防衛、生産設備、家電製品等の分野での製造およびシステム・ソリューション事業などでその名が知られており、特に鉄道車両のVVVFインバーターやMRI装置、補聴器などで大きく市場を占有している。
総合鉄道関連メーカーとしては、アルストムのボンバルディア・トランスポーテーション買収完了後、シーメンスは中国中車、アルストムに次ぐ「ビッグスリー」の一つとなっており、世界の鉄道車両製造では約2割強のシェアを有する。