シーザスターズ
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シーザスターズ
2000ギニー出走時(2009年5月2日)
欧字表記Sea The Stars
品種サラブレッド
性別
毛色鹿毛
生誕2006年4月6日
Cape Cross
Urban Sea
母の父Miswaki
生国 アイルランド
生産者Sunderland Holdings
馬主Christopher Tsui
調教師John M Oxx (アイルランド
競走成績
生涯成績9戦8勝
獲得賞金4,695,446ユーロ

勝ち鞍

G12000ギニー2009年
G1ダービー2009年
G1エクリプスS2009年
G1インターナショナルS2009年
G1愛チャンピオンS2009年
G1凱旋門賞2009年
G2ベレスフォードS2008年


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シーザスターズ(Sea The Stars、2006年4月6日 - )は、アイルランド産の競走馬である。2009年2000ギニーダービーを制してナシュワン以来のイギリスクラシック二冠を達成し、凱旋門賞に優勝した。母は当馬と同じく凱旋門賞を制したアーバンシー。半兄に同じくダービーを制したガリレオがいる。
現役時代
2歳時(2008年)

ジョン・オックス厩舎から2008年7月にデビュー。鞍上は名手マイケル・キネーン。以後引退までキネーンが手綱を取り続けることになる。その初戦は4着だったのだがこれが生涯唯一の敗戦であった。2戦目で初勝利を挙げたあと、9月28日カラ競馬場で行われた8ハロンのG2 ベレスフォードステークスも連勝し、重賞を初制覇した。前述の血統もあってか、クラウデッドハウスと並んで翌年のクラシック有力候補の一頭とされる。
3歳時(2009年)

ステップレースを使わずに直行した2000ギニーには前哨戦のG3クレイヴンステークスを制したデレゲーター、前年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬マスタークラフツマンなどの強豪が出走しており、良血とはいえそれほど実績を残していなかったシーザスターズは6番人気だった。しかし、レースではデレゲーターを差し切り1馬身半差で優勝。イギリスクラシックの一冠目を制した。

そしてイギリスクラシック二冠目、ダービーに出走。レース前は血統などから距離延長が不安視されており、ジョン・オックス調教師も、雨で馬場が重くなれば近年の2000ギニー優勝馬のように同レースを回避する可能性も示唆していた。しかし結局、リフューズトゥベンド以来6年ぶりに2000ギニー優勝馬としてダービーに出走した。レースでは内ラチ沿いで逃げたゴールデンソード、エイジオブアクエリアスを窺いながらレースを進め、最後の直線で逃げ粘るゴールデンソードを交わすと、追い込んできたフェイムアンドグローリー以下を退けて優勝。兄ガリレオとの兄弟制覇を達成した。2000ギニー、ダービーの二冠を達成したのは、1989年ナシュワン以来20年ぶりである。

次走にはアイリッシュダービーが予定されていたが、馬場状態が悪化したことから回避。古馬との初対戦となるエクリプスステークスに参戦した。前年のセントレジャーステークスブリーダーズカップターフを制したコンデュイットら強豪古馬勢も出走していたが、単勝オッズ1.6倍の圧倒的1番人気に支持された。レースでは早めに抜け出し先頭に立つと、このレースのあとにサセックスステークスクイーンエリザベス2世ステークスとGIを連勝するリップヴァンウィンクル、同じくこのレースのあとにキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制するコンデュイットを振り切って優勝した。インターナショナルS出走時

続くインターナショナルステークスマイケル・スタウト厩舎のタータンベアラーが回避したことにより4頭立てで行われ、シーザスターズ以外はエイダン・オブライエン厩舎の管理馬という構図になった。レースは2000ギニーの敗戦後にアイリッシュ2000ギニーセントジェームズパレスステークスのGIを連勝してきたマスタークラフツマンとの事実上の一騎討ちとなった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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