シーサイドももち海浜公園
Seaside Momochi Seaside Park
シーサイドももち海浜公園(中央:マリゾン)
シーサイドももち海浜公園(しーさいどももちかいひんこうえん)は、福岡県福岡市中央区地行浜二丁目及びその地先並びに福岡市早良区百道浜二丁目及び百道浜四丁目並びにその地先にある市営の海浜公園(港湾施設)である。東側で菰川の河口左岸に、西側で室見川の河口右岸に位置し、地行浜地区と百道浜地区の間に樋井川の河口があり、北側で海浜公園の砂浜が博多港(博多湾の奥部)に面する。 シーサイドももち海浜公園は、福岡市中央区地行及び早良区百道の地先において1981年度(昭和56年度)から実施された公有水面の埋立整備事業(シーサイドももち)に伴い、その前面に造成された人工海浜を中心とする海浜公園であり、博多港(博多湾の一部)の港湾区域の中で行われたため、港湾施設の一つに位置づけられる。埋立以前の博多湾に面した海岸は、白砂青松の景勝の地として、海水浴場などとして市民の憩いの場であったが、海岸の埋立後は、市街地としてのシーサイドももちと一体化して、かつての海岸を再現するように、海岸緑地と砂浜が一体となった海浜公園として、隣接するマリナタウン海浜公園とともに整備された。1989年(平成元年)3月31日に福岡市海浜公園条例が制定され、同年12月1日から開園した[2]。 2001年世界水泳選手権ではオープンウォータースイミング(OWS)、2023年世界水泳選手権ではOWSとハイダイビングの競技会場が園内に設けられた。 シーサイドももち海浜公園の施設概要は次のとおりである[2][4]。 シーサイドももち海浜公園の概要項目内容 「中央プラザ」は2階建ての建築物[注釈 1]であり、福岡タワーの北側、シーサイドももち海浜公園(百道浜地区)の南側入口から階段又はスロープで上ると、福岡高速道路の環状線の上を跨ぐ2階の広場に出て、さらに北側に進み、階段又はスロープで下がると、遊歩道、松林、海浜、利便施設(マリゾン)などに至る。広場は、博多湾、博多港などの眺望に優れ、球体状、ピラミッド状などの噴水、ベンチ、照明などの設備が設けられている。
歴史
施設の概要
整備年次1982年度(昭和57年度)?1995年度(平成7年度)
総事業費約77億円
植栽約47,000本(クロマツ、タブノキ、クロガネモチ、ヤマモモ等)
面積31.3ヘクタール(緑地:8.1ヘクタール、水域:17.5ヘクタール、砂浜:5.7ヘクタール)
海浜の延長1.4キロメートル
海浜の幅満潮時:50メートル、干潮時:70メートル
緑地帯の幅50メートル
中央プラザ1箇所(百道浜地区、1階:駐車場、2階:広場、面積:3,098.34平方メートル)
ビーチハウス(休憩所、授乳室)1箇所(百道浜)、251.02平方メートル
パーゴラ(屋根付休憩所)2箇所(百道浜、東西各1箇所)
四阿(休憩所)4箇所(地行浜:2箇所、百道浜:2箇所)
公衆便所7箇所(地行浜:3箇所、百道浜:4箇所)
遊歩道(護岸敷)約2.8キロメートル
なぎさ橋百道浜地区及び地行浜地区を繋ぐ人道橋(樋井川上)
ボードウォーク約150メートル
利便施設福岡ウォーターフロント・プロムナード:「マリゾン」
多目的広場約4,500平方メートル
中央プラザ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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