シン・仮面ライダー
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この項目では、2023年の映画作品について説明しています。

すがやみつるの漫画については「新・仮面ライダー」をご覧ください。

『真・仮面ライダー 序章』のキャラクター「仮面ライダーシン」とは異なります。
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シン・仮面ライダー
Shin Kamen Rider

監督庵野秀明
脚本庵野秀明
原作石ノ森章太郎
製作

紀伊宗之

小出大樹

製作総指揮

白倉伸一郎

和田倉和利

出演者

池松壮亮

浜辺美波

柄本佑

西野七瀬

塚本晋也

手塚とおる

松尾スズキ

森山未來

音楽

岩崎琢

菊池俊輔(音響協力)

撮影

市川修

鈴木啓造

編集辻田恵美
制作会社シネバザール
製作会社「シン・仮面ライダー」製作委員会
配給東映[1]
公開 2023年3月18日[2]
上映時間121分[3]
製作国 日本
言語日本語
興行収入23.4億円[4]
前作仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル
次作映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐
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『シン・仮面ライダー』(シン かめんライダー)は、2023年3月18日に公開された[5]日本映画[6]。シネバザール制作庵野秀明脚本監督による「仮面ライダーシリーズ」作品である。仮面ライダー生誕50周年企画作品[7][8]のひとつ。

庵野秀明が監督を務める実写作品としては、『シン・ゴジラ』(2016年公開、総監督)以来の作品でもある[1][9]PG12指定

現代を舞台に1971年に放送されたテレビシリーズ『仮面ライダー』、石ノ森章太郎の原作漫画『仮面ライダー』を参照しながら描かれる新たな物語となっている[9]。随所に原点の『仮面ライダー』へのリスペクトが込められ、助演のキャストについては多くの人物が詳細を映画公開まで秘匿されており、劇場に来た観客へのサプライズとなった[8]
ストーリー

本郷猛は謎の組織に拉致されるが、緑川ルリ子に促され、共にオートバイで研究施設を脱出する。その途中、ルリ子は追手のクモオーグと配下の戦闘員たちに捕獲される。本郷はバッタオーグに変身、戦闘員らを瞬く間に惨殺し、ルリ子を救出してセーフハウスに身を隠す。そこに現れたルリ子の父・緑川弘は、本郷を生体エネルギー・プラーナの力によって変身する昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクトの最高傑作として、強大な殺傷能力を持つ身体にアップグレードしたことを明かす。弘はその力を個人のエゴではなく、人のために使い自分たちが抜けた組織と対抗してほしいと語るが、そこに出現したクモオーグに殺されてしまう。再びルリ子を連れ去ったクモオーグを追って、本郷はルリ子からヒーローの象徴として与えられた赤いマフラーを首に巻いて「仮面ライダー」と名乗り、クモオーグを倒す。

予備のセーフハウスに身を隠す本郷とルリ子の前に政府の男と情報機関の男が現れ、警護と情報提供をする代わりに、本郷同様にオーグメントとなった者たちとその所属組織SHOCKER(ショッカー)の排除に協力してほしいと持ちかけられ、アンチSHOCKER同盟を結ぶ。父同様、元々はSHOCKERの一員であったルリ子は、SHOCKERが人類を幸福へと導くのではなく、最も深く絶望を抱えた人間を救済するために設立された非合法組織であることを明かす。ルリ子は自分の持つ力に苦悩する本郷を突き放して戦いから遠ざけ、SHOCKERの生化学主幹研究者コウモリオーグの元へ単身向かう。本郷は戦う覚悟を決めてルリ子の後を追い、コウモリオーグを倒す。一方、ルリ子の兄でSHOCKERの一員・緑川イチローは彼女が本郷を伴って自らの元に現れることを想定し、本郷と同様に昆虫合成型オーグメントとなった男・一文字隼人を用意する。

政府の男と情報機関の男は、猛毒性化学兵器を使用するサソリオーグを本郷たちの力を借りずに排除した上で、ルリ子と親しかったハチオーグを倒すよう依頼する。ハチオーグは本郷とルリ子に組織に戻るよう促すが、それを断られると街の人々を洗脳して操り、2人を襲う。本郷はハチオーグの洗脳システムを破壊するため、ルリ子をアジトへと単身向かわせ、上空から降下してサーバーを破壊する。本郷はハチオーグを倒すものの止めは刺さず、ルリ子とともに投降を勧めるが、サソリオーグのデータを応用した兵器を用いた情報機関の男によってハチオーグは殺されてしまう。彼女の死を嘆くルリ子を本郷は慰める。ルリ子は本郷との交流に、束の間の安心感と幸福を感じる。

サナギから羽化しチョウオーグとなったイチローはアジトを強襲した政府の実働班を壊滅させる。損傷もなく笑みを浮かべたまま亡くなっていた彼らに政府の男は疑問を抱くが、ルリ子はイチローがプラーナを強奪しハビタット世界に魂を送り込んでいると明かす。イチローの計画はすべての人間を同じようにハビタット世界に送り込むという人類滅亡計画であり、本郷とルリ子は阻止するべくイチローのアジトへと向かう。ルリ子とイチローは双方とも互いのデータを読み込むことで目的を達成する予定であったが、ルリ子はイチローの圧倒的な力を受け彼を止められない。イチローは、一文字こと第2バッタオーグと本郷を対決させる。一文字は本郷を痛めつけるが、ルリ子によるパリハライズでその洗脳が解かれ、赤いマフラーを首に巻かれ本郷を助けるよう頼まれる。しかし、突然現れたカマキリ・カメレオン(K.K)オーグによって、ルリ子は本郷の目前で命を落とす。一方、味方に転じた一文字によってK.Kオーグは倒される。本郷は自分のマスクに残されたルリ子の遺言を聞いて嗚咽したのち、政府の男と情報機関の男に過去の絶望を乗り越えての戦いへの思いを語り、彼女の遺志を継ぐ決意を表明する。

本郷はイチローの元へと向かうが、11体の大量発生型相変異バッタオーグの攻撃によってピンチに陥る。しかし、仮面ライダー第2号を名乗る一文字によって窮地を救われ、ともにバッタオーグたちを倒し、イチローのアジトへとたどり着く。イチローは圧倒的なプラーナの絶対量による戦闘力で反撃する。本郷と一文字は、イチローのプラーナの供給源である玉座に愛用のサイクロン号を特攻させて破壊する。イチローは完全体仮面ライダー第0号に変身、本郷らを追いつめるが次第に弱り、一文字にマスクを破壊され、本郷にルリ子によるパリハライズシステムが入った仮面ライダーのマスクを被せられる。マスクの中でイチローはルリ子の魂と和解し、計画を諦めたうえで、マスク内に3人が同時に存在できないことを察し、ルリ子を失いたくない思いからそこを離れ、死を受け入れる。同時に本郷も死闘の影響でプラーナを使い切り、一文字の目前でイチローとともに消滅する。

後日、政府の男と情報機関の男は一文字に、本郷が彼に自分の遺志を継いで仮面ライダーとして戦い続けてほしいと願っていたことを伝える。仮面ライダー第2+1号となった一文字はマスクにプラーナを固定した本郷と対話しながら、新たな敵・コブラオーグとの闘いに向かう。
登場人物「庵野秀明展」で展示された、本作における仮面ライダー像(右端)
主要人物
本郷 猛(ほんごう たけし) / 仮面ライダー・第1バッタオーグ
主人公の青年。バイクでの旅をこよなく愛していたが、SHOCKERの緑川弘によって身体にバッタとのオーグメンテーション手術を施されて桁外れの跳躍力と腕力を持つ昆虫合成型オーグメント・バッタオーグになるも、ルリ子に救出されて以降は「仮面ライダー」と自らの意思で名乗って彼女と行動を共にする[9][10][3][11][8]


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