この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。詳しくは馬齢#日本における馬齢表記を参照してください。
シンボリルドルフ
天皇賞(春)出走時(1985年4月29日)
現役期間1983年 - 1986年
欧字表記Symboli Rudolf
品種サラブレッド
性別牡
毛色鹿毛
生誕1981年3月13日
死没2011年10月4日(30歳没)
登録日1983年4月13日
抹消日1986年12月17日
父パーソロン
母スイートルナ
母の父スピードシンボリ
生国 日本(北海道門別町)
生産者シンボリ牧場
馬主シンボリ牧場
調教師野平祐二(美浦)[1]
調教助手藤沢和雄
厩務員伊藤信夫
競走成績
タイトル中央競馬クラシック三冠(1984年)
優駿賞年度代表馬(1984年・1985年)
優駿賞最優秀4歳牡馬(1984年)
優駿賞最優秀5歳以上牡馬(1985年)
JRA顕彰馬(1987年選出)
生涯成績16戦13勝
(中央競馬)15戦13勝
(アメリカ)1戦0勝
獲得賞金6億8482万4200円
JRAFH
勝ち鞍
GI皐月賞1984年
GI東京優駿1984年
GI菊花賞1984年
GI有馬記念1984年・1985年
GI天皇賞(春)1985年
GIジャパンカップ1985年
GII日経賞1985年
GIII弥生賞1984年
GIIIセントライト記念1984年
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シンボリルドルフ(欧字名:Symboli Rudolf、1981年3月13日 - 2011年10月4日)は、日本の競走馬、種牡馬。 日本競馬史上4頭目の中央競馬クラシック三冠馬(無敗で三冠達成した史上初の馬)であり、日本調教馬として史上初めてGI競走7勝を挙げた。1984年度優駿賞年度代表馬および最優秀4歳牡馬、1985年度同年度代表馬および最優秀5歳以上牡馬。主戦騎手は岡部幸雄[1]。1987年、顕彰馬に選出された。 馬名「シンボリ[注 1]」は馬主の冠名、「ルドルフ」は神聖ローマ帝国の君主[注 2]ルドルフ1世に因んで名づけられた。その競走成績・馬名から「皇帝」、あるいは「七冠馬」と称される。トレードマークは額の三日月に名馬の相とされる左後脚の一白。 父パーソロンはリーディングサイアーに2度なった名種牡馬。母スイートルナはシンボリ牧場が生産した名馬スピードシンボリの産駒。スイートルナは初仔としてパーソロンとの間にシンボリフレンドを産んだ。シンボリフレンドは素質があったにもかかわらず、気性が悪く京王杯スプリングハンデキャップの1勝にとどまった[2][3]。その後も父パーソロン・母スイートルナの産駒は2頭生まれたが[注 3]、やはり気性難で大成できなかった。それでもシンボリ牧場の和田共弘はまたスイートルナにパーソロンを交配し、その結果1981年にスイートルナの4番目の産駒として生まれたのがシンボリルドルフだった。額に三日月に似た形がついているという特徴を持ち、誕生から立ち上がるまでにかかる時間がわずか20分だったという。牧場にいるころは「ルナ」と呼ばれていた[4]。 1983年7月23日、新潟競馬の新馬戦でデビューし、優勝した[注 4]。このときのレースぶりについて岡部は「1000メートルで1600メートルの競馬を覚えさせた」と述べた。 新馬戦のあとシンボリ牧場で調整されたシンボリルドルフは10月上旬に美浦トレーニングセンターへ戻り、10月29日のいちょう特別を優勝した。野平はこのときの岡部の騎乗を見て「1600メートルのレースで2400メートルの競馬をした」と語っている。 3走目には朝日杯3歳ステークスではなく11月27日の一般オープン競走が選択され、優勝した。 当初、野平は騎手として岡部ではなくシンボリルドルフの兄・姉に騎乗していた柴田政人を予定し[5]、北海道か秋の中山開催でのデビューを予定していた。しかし、馬の調子があまりにもよく、急遽新潟開催でのデビューが決まった[5]ため、北海道に遠征していた柴田に代わり[5]、夏は新潟を主戦場としていた岡部が騎乗することとなった。 当時は期待の大きい馬が夏にデビューする場合、北海道で行われるレースに出走するのが一般的であった。そのため新潟でデビューしたシンボリルドルフは、デビュー当初はそれほど期待されていなかったのだという説がある。これに対して野平は美浦トレーニングセンターと北海道を往復することによってかかる負担を避けたかったことと、芝のレースでデビューさせたかった[注 5]ことから新潟のレースに出走させることを決定したとしている[6]。 また、このときのレースは芝1000メートルであったが、野平は岡部に対し「1600メートルのつもりで乗ってほしい」と騎乗の際に話している。
概要
出自
競走馬時代
3歳
競走内容
3歳時のローテーションについて
デビュー戦について
朝日杯3歳ステークス不出走について
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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