シンクフィルム(TH!NKFilm)は、かつて存在したアメリカ合衆国の映画会社である。
この企業はアメリカ向け自主映画の配給に多く携わり、第80回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を受賞した『「闇」へ』や、主演俳優であるライアン・ゴズリングが第79回アカデミー賞主演男優部門にノミネートされた『ハーフネルソン』、第77回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を受賞した『未来を写した子どもたち』といったアカデミー賞に受賞またはノミネートされた映画も少なくない。
このほかにも『マーダーボール』、『らくだの涙
(英語版)』、『チャレンジ・キッズ 未来に架ける子どもたち』『ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動(英語版)』などといった映画の配給も行ってきた。この企業は2001年9月に設立され、2006年にはデヴィッド・バーグスタイン(英語版)率いるキャピトル・フィルムズの傘下に入った。2010年10月5日、アラミド・エンタテインメントという映画投資ファンドを筆頭とする債権者たちにより、バーグスタインが経営する5つの映画関連会社(キャピトル・フィルムズ、シンクフィルム、 R2D2, CT-1、カプコ)が連邦倒産法第11章による破産申請を行った[1]。
その結果、バーグスタインと金融上のパートナー、ロナルド・チューター、債権者たち、多くの弁護士たち、そして多くの映画会社との間で訴訟合戦となった[2][3][4][5][6]。
配給に携わった映画
2008年
狼たちの報酬 The Air I Breathe
善き人 Good
マイ・ブラザー My Brother is an Only Child
「闇」へ Taxi to the Dark Side
2007年
モンテーニュ通りのカフェ Fauteuils d'orchestre|Avenue Montaigne
その土曜日、7時58分 Before the Devil Knows You're Dead
痛いほどきみが好きなのに The Hottest State
ザ・ムーン In the Shadow of the Moon
マイ・ブラザー My Brother is an Only Child
南京 Nanking
NOISE ノイズ Noise
「闇」へ Taxi to the Dark Side
幸せになるための10のバイブル The Ten
ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動 War/Dance
いとしい人 Then She Found Me
ファック・アンド・ザ・シティ Young People Fucking
2006年
素敵な人生のはじめ方 10 Items or Less
狼の街 10th & Wolf
The Big Question
キャンディ Candy
ダウン・イン・ザ・バレー Down in the Valley
フェイトレス 運命ではなく Fateless
FUCK Fuck
ハーフネルソン Half Nelson
キング 罪の王 The King
バイバイ、ママ Loverboy
ショートバス Shortbus
ローズ・イン・タイドランド Tideland
マイ・ビッグ・ファット・ファーザー When Do We Eat?
2005年
ふたりの5つの分かれ路 5x2
グレート・ビギン Genesis
寂しい時は抱きしめて Lie with Me
モンドヴィーノ Mondovino