シルヴァーノ・ブッソッティ
生誕 (1931-10-01) 1931年10月1日
出身地 イタリアフィレンツェ
学歴フィレンツェ音楽院
ジャンルクラシック音楽
職業作曲家、ピアニスト、画家、デザイナー、作家、詩人、映画監督、俳優、イラストレーター、舞台監督、振付師、演出家
担当楽器ピアノ
シルヴァーノ・ブッソッティ[1](Sylvano Bussotti、1931年10月1日 - )は、イタリアの作曲家、ピアニスト、画家、デザイナー、作家、詩人、映画監督、俳優、イラストレーター、舞台監督、振付師、演出家。 フィレンツェに生まれる。ブッソッティの幼少時、知人であった修道院に入った女性の望みのうちの一つとして、彼にヴァイオリンを教えることが入っていた。これをきっかけに音楽を学び始め、既にヴァイオリンソロの作品をすぐ書き始めていた。フィレンツェ音楽院 本格的な活動に入るのは戦後で、すぐにダルムシュタット夏季現代音楽講習会の常連[2]になり、トータル・セリエリズム等の前衛イディオムを吸収する。50年代の彼は独創的な図形楽譜によって一世を風靡し、同じく図形楽譜の可能性を突き詰めたローマン・ハウベンシュトック=ラマティやボグスワフ・シェッフェルと並んで話題となった。また、舞台作品の創作において、彼は上演に関る全ての専門に手を出し、ダ・ヴィンチ的な才能を発揮している。 彼がオーケストラ作品で用いる技法の一つに「重ね合わせ」があり、各楽器ブロックを(a-b-c-d-e-f-g)のようにあらかじめ作曲しておき、それを(a-c-d),(a-d-f-g)といった順番でローテーションさせて、最後に全奏で答える。この楽器法は現代イタリア音楽の中でも最もユニークなもののひとつであり、野川晴義や川島素晴などの技法にも影響を与えている。 前衛の停滞以後は伝統的な記譜法にいったんは戻ったものの、楽譜の外観に不便さを感じていた彼は音符の形が枝状になる新しい記譜法を発案した。この記譜法は彼の画風にも反映し、弟子の日野原秀彦
目次
1 略歴
2 作風
3 ブッソッティとピアノ
4 近況
5 出版
6 主要作品
6.1 舞台作品
6.2 器楽あるいは声楽を伴う作品
6.3 視覚を用いた作品
7 ディスコグラフィー
8 参考文献
9 外部リンク
10 脚注
略歴
作風
人間の欲望を極度に吐露するかのような音色美は前衛の世代では大変に異色であり、新しい複雑性出現以前には「イタリアで最も複雑な音楽を書く内の一人」との評価もあった。近年は自叙伝的な作品が多い。活動当初から協和音程の多いロマンティックな詩情を漂わせていたが、前衛の停滞後は調性的な断片を適度に挿入するようになった。どの楽器編成を使っても爛れたエロティシズムが溢れる音色美学が、全創作期に一貫して認められる。 ブッソッティにとって、ピアノは自身の美質を伝えるのに最も適したメディアであり、「デイヴィッド・チューダーのための5つのピアノ小品」や「ピアノのために」、「友のための音楽」など、この楽器のために多くの作品を書いている。デイヴィッド・チューダー、フレデリック・ジェフスキー、ジャンカルロ・カルディーニ
ブッソッティとピアノ