シルバニアファミリー
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シルバニアファミリー

ロンドンのショップ外観
ドールハウス・人形


発売元:エポック社

アニメ:英国版人形アニメ
脚本パット・ロスナー
音楽ハーバート・チャペル
放送局-
放送期間-
話数全4話
アニメ:欧米版アニメ
脚本チャーリー・ウィルカーソン 他
音楽シュキ・レヴィ
ハイム・サバン
アニメーション制作東京ムービー
製作DIC
放送局CBS系ローカル局など
放送期間1987年 - 1988年
話数全26話
映画:欧米版アニメ
監督クリスチャン・チョーケット
音楽シュキ・レヴィ
ハイム・サバン
制作東京ムービー新社
製作DIC
封切日1987年
上映時間約74分
OVA
原作エポック社
監督高村彰
脚本武藤京
音楽亀山耕一郎
アニメーション制作ダイナメソッド
製作『シルバニアファミリー』
アニメ製作委員会
発表期間2007年 -
話数全3話
アニメ:シルバニアファミリー
ミニストーリー(Season1)
シルバニアファミリー
ミニストーリー アイビー(Season2)
シルバニアファミリー
ミニストーリー クローバー(Season3)
シルバニアファミリー
ミニストーリー ピオニー(Season4)
原作エポック社
監督神谷桃子
アニメーション制作SMDE
放送局Season1:テレビ東京ほか
Season2以降:TOKYO MXほか
放送期間Season1:
2017年10月7日 - 12月23日
Season2:
2018年10月3日 - 12月19日
Season3:
2019年10月3日 - 12月19日
Season4:
2020年10月1日 - 12月17日
話数Season1:全12話
Season2:全12話
Season3:全12話
Season4:全12話
アニメ:シルバニアファミリー
フレアのハッピーダイアリー
原作エポック社
監督河原真明
シリーズ構成鈴森ゆみ、三浦有為子
脚本三浦有為子、鈴森ゆみ、篠塚智子
音楽野中“まさ”雄一
アニメーション制作LandQ Studios
製作エポック社
放送局TOKYO MXほか
放送期間2022年10月6日 - 12月29日
話数全12話+特別編
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

シルバニアファミリー(英語: Sylvanian Families)は東京都台東区に本社を置くエポック社から発売されているドールハウスおよび人形
概要ショコラウサギファミリーシルバニアファミリーで遊ぶ子供たち

1983年10月から1984年10月に掛けて、当時、株式会社エポック社の二代目社長だった松本光男と当時数名の社員によって商品の考案・開発が行われ、1985年(昭和60年)3月20日に正式発売を開始された。それまでの同社では女児向け玩具の開発と販売は行って来なかったが、シルバニアファミリーは1985年冬の「ヒット商品番付」で第10位にランクインされ、同社の主力商品となった。日本ではなじみの薄かったドールハウスを紹介するために、人形を子供に人気のある動物の一家に置き換えて発売した。[1]

動物をモチーフとした小型のフロッキー(英語版)人形としては既に1983年9月にセキグチから発売された「テディベアストーリー」が人気を集めており、シルバニアファミリーは後発だったが、テディベアストーリーがファッション雑貨店やファンシーショップで販売したのに対し、シルバニアファミリーはより店舗数の多い玩具店を中心に販売したことや、テディベアストーリーよりも価格設定を下げたことで、先発のテディベアストーリーを上回るほどの売れ行きを見せた[2]

しかし同業他社による類似商品の販売が相次ぎ、商品の独自性が損なわれシルバニアファミリーは売上が落ち込む[3]。その後、ブームの一段落とともに他社は製造を終了し[4]、一時期はシルバニアファミリーも衰亡の危機にあった[4]。低迷期の1990年には、ピーク時の1987年の1割程度にまで売上が落ち込んでいた[5]が、ファンクラブ(シルバニアファミリー友の会)や販促活動に力を入れた結果、その後は順調に売り上げを回復した[3][4]

2006年末時点で、累計で約7800万体が販売されており、[6]2015年(最新)の累計では世界の40ヶ国に輸出され、販売された数は約1億2000万体である。

玩具の通称として現在は「シルバニアファミリー」と呼ばれているが、発売当初の正式名称は『森のゆかいな仲間たち エポック社 システム・コレクション・アニマルトーイ・シルバニアファミリー』だった。

アメリカでは1986年に発売されたが、当時の代理店の倒産により1989年には一旦撤退した[7]。1993年にはアメリカ・カナダに再進出を果たしたほか[7]ヨーロッパでも発売されている。多くの国でSylvanian Familiesの名称で販売を行っているが、北米では商標の問題が発生したことから[7]1993年の再進出時にCalico Critters(キャリコ・クリッターズ)と名称を変更した[7]

森に囲まれたシルバニア村に住む動物たちという設定を沿え、欧米の田舎のような世界観を築いている。

発売初期には、ヨーロッパのドールハウスに見られるような陶器製や製の家具が売られていたが、現在日本国内で販売されているものは、STマーク取得の関係上、ほとんどがプラスチック製に置き換わっている。

人形は基本的に4-7体の『家族』単位で発売されている。発売当初の家族構成はウサギ(グレー、ブラウン)、ネズミリスクマ(グレー、ブラウン)、タヌキモグラキツネの9家族40体。その後、何度か人形の入れ替えがあり、2008年現在ではウサギ(3種類)、ネコ(2種類)、イヌ、リス、クマ、ヒツジの9家族63体が通常商品として、オコジョハムスターブタなどが限定商品として売られている。

各人形には誕生日趣味などの設定が存在するが、名前は「その人形をかわいがってくれる人につけて欲しい」という考えから、あえて付けられていない(2019年までの日本版。以降については後述)。ちなみに北米版、ヨーロッパ版では名前が付いている。

日本版、北米版、ヨーロッパ版では売られている人形の種類やサイズ、家具の色などが異なる。例えば、コアラの人形は2000年代頃には、日本版では『留学生』として子供の人形のみが売られていたが、2018年現在、子供の人形は見られなくなり、お母さんとお父さんと赤ちゃんの人形しか見られない[8]。それに対してヨーロッパ版では『家族』単位で売られている。日本未発売の商品もある。ヨーロッパで販売されていたカエル家族のセットには赤ちゃんも含まれていたが、カエルの赤ちゃんといえどオタマジャクシではなく、小さなカエルの姿をしていた。

ドールハウスのほかにも、ゲーム化や後述するアニメ化などもしている。

また、1990年当時には、指定の番号に電話をかけると自動音声でシルバニアファミリーの物語が流れるサービスも行っていた。

1989年、エポック社企画・監修、アニメーションワールドの制作・実施により初のキャラクターショー『シルバニアファミリーショー』が公演された。公演時間は約30分。

1996年-2004年、エポック社企画・監修、劇団飛行船の制作・実施によって『シルバニアファミリーショー』外部PR公演が全国各地で行われた。

1999年7月、シルバニアファミリー誕生15周年記念事業として、初のテーマレストラン「シルバニア森のキッチン」第1号店を東京都武蔵野市吉祥寺に出店した。レストランの運営及び経営はエポック社の関連会社のヤングエポック、ミントなどが担当した。同店は2011年2月に閉店している。

2001年1月、シルバニアファミリー初の大型外部イベントとして「シルバニア村へ遊びにおいでよ!」を1月3日?8日の6日間に渡って東京・品川プリンスホテルで開催。企画・制作はヤラカス館、監修はエポック社、共催が品川プリンスホテル(プリンスホテルグループ)、延べ集客数は6日間で約30000人。同年のゴールデンウィークにも「品川プリンスホテル ゴールデンウィークこどもランド シルバニア村のパーティー」を5月3日?6日の4日間に渡り開催。延べ集客数は約19000人。

2002年8月、2001年に続き、シルバニアファミリーの大型外部イベントとして「シルバニアファミリーの夏休み」を8月10日?18日の9日間に渡って品川プリンスホテルで開催。企画・制作はヤラカス館、劇団飛行船、監修はエポック社、共催が品川プリンスホテル(プリンスホテルグループ)、延べ集客数は9日間で約27000人。この開催以後、シルバニアファミリーの外部大型イベントは行われなくなった。

2004年7月、シルバニアファミリー誕生20周年記念事業として、ぐりんぱ内に「シルバニアビレッジ」を開設した。


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