シリア・ポンド
?????? ??????? (アラビア語)
ISO 4217
コードSYP
中央銀行シリア中央銀行
ウェブサイト ⇒www.banquecentrale.gov.sy
使用
国・地域 シリア
インフレ率3,8%
情報源The World Factbook
シリア・ポンド(Syrian pound)は、シリアの通貨。現地ではリーラ(リラ)と呼ばれる。通貨の補助単位はピアストル(カルシュとも呼ばれる)
第一次世界大戦まではこの地域はオスマン帝国領だったため、トルコ・リラが使用されていた。大戦中にイギリスに占領されるとエジプト・ポンドが流通したが、大戦後にフランスの委任統治領となるとシリア・ポンドの発行が始まった。目次
1 硬貨
2 紙幣
3 10シリアポンド貨のノルウェーにおける問題
4 為替レート
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
硬貨[ソースを編集]
1921年に、?カルシュ白銅貨が発行され、続いて1926年にはアルミニウム青銅貨に2カルシュ及び5カルシュ貨が発行された。1929年には、ニッケル黄銅貨の1カルシュと、銀貨の10、25、50カルシュが導入された。1935年には?カルシュ黄銅貨、1940年には亜鉛1カルシュとアルミニウム青銅?カルシュが発行された。1947年から1948年には2?、5、10、25、50カルシュと1ポンド貨が発行され、1968年には銀からニッケルに材質が変わった。1996年には1、2、5、10、25ポンド貨が発行された。
紙幣[ソースを編集]
1919年、シリア銀行が5、25、50カルシュと1、5ポンドの発行を開始した。続いて1920年には1カルシュ、10、25、50、100ポンド紙幣を発行開始した。1942年から1944年にかけて、5、10、25、50カルシュ紙幣が導入された。1958年には紙幣の言語がフランス語から英語に変わり、1、5、10、25、50、100、500ポンド紙幣が発行された。1997年から1998年には50、100、200、500、1000ポンド紙幣が発行されるようになった。
現行の紙幣
画像金額
表裏
50ポンド
100ポンド
200ポンド
500ポンド
1,000ポンド
10シリアポンド貨のノルウェーにおける問題[ソースを編集]
10シリア・ポンド貨と20ノルウェー・クローネ貨は材質や形状が酷似しており、自動販売機において機械が判別できず、不正使用が行われることで知られている。肉眼では容易に判別可能であるが、重量や材質、形状が同一のため、機械には判別できない。2007年11月23日のレートにおいて、10シリアポンドは1.07ノルウェー・クローネと等価であるため、およそ18.6倍の価値があることになる。この不正使用で大きな被害を受けたノルウェー郵便局は、2006年2月18日に硬貨両替機を閉鎖し、新たに2つの硬貨が判別できるシステムを開発することとした。2005年の夏には、ノルウェー南部バールムのアーケードゲーム機で硬貨を不正使用した男が、執行猶予付き30日の刑を言い渡された[1]。
為替レート[ソースを編集]
現在のSYPの為替レート
Google Finance:AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
Yahoo! Finance:AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
XE:AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
OANDA:AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
fxtop.com:AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
脚注[ソースを編集]
[脚注の使い方]
^ Andersen, Oystein (2006年2月18日). ⇒“Myntsvindlere herjer i Oslo” (ノルウェー語). Dagbladet (DB Medialab AS). ⇒http://www.dagbladet.no/nyheter/2006/02/18/458229.html 2010年10月16日閲覧。
関連項目[ソースを編集]
外部リンク[ソースを編集]
ウィキメディア・コモンズには、シリア・ポンドに関連するカテゴリがあります。
表
話
編
歴
ポンドとそれに類する通貨(リーブル・リラ)
現行
スターリング・ポンド
オルダニー・ポンド(英語版)
フォークランド諸島ポンド
ジブラルタル・ポンド
ガーンジー・ポンド
ジャージー・ポンド
マンクス・ポンド
セントヘレナ・ポンド