シラノ
Cyrano
監督ジョー・ライト
脚本エリカ・シュミット
原作エドモン・ロスタン
戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』
製作ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ガイ・ヒーリー
製作総指揮ジェイソン・クロース
出演者ピーター・ディンクレイジ
ヘイリー・ベネット
ケルヴィン・ハリソン・Jr
バシール・サラフディン
『シラノ』(原題: Cyrano)は、2021年に公開されたアメリカ合衆国・イギリス・カナダの合作によるミュージカル・恋愛・ドラマ映画。1897年のエドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を原作としたシュミットの2018年の舞台ミュージカルを基としている。監督はジョー・ライト、脚本はエリカ・シュミット。
ワールド・プレミアは2021年9月2日に第48回テルライド映画祭(英語版)で行われた。アメリカ合衆国では2021年12月17日にロサンゼルスで1週間限定の上映を行い、その後、2022年2月にユナイテッド・アーティスツ・リリーシング配給で公開された。
シラノ・ド・ベルジュラックは実在の剣豪であり作家だが、戯曲は脚色されており、実際の生涯は異っている。 17世紀、フランス。シラノは剣豪で、詩人としても名高い兵士だが、容姿の醜い男だった。幼馴染のロクサーヌに恋をしていたが、打ち明けられないシラノ。ハンサムなクリスチャンに一目惚れしたロクサーヌは、シラノに彼の友達になるよう頼んだ。口下手で野暮なクリスチャンのために恋文を代筆するシラノ。 クリスチャンのふりをして、物陰からロクサーヌに語りかけるシラノ。美しい愛の告白をクリスチャンの言葉と信じ、その夜のうちに結婚式を上げるロクサーヌ。だが、式の直後にシラノとクリスチャンは招集され戦地に向った。 クリスチャンの名で毎日、最前線からロクサーヌに恋文を送るシラノ。シラノの恋心に気づいたクリスチャンは、ロクサーヌに真実を告げろと言い残し、敵の銃弾の前に飛び出した。クリスチャンの死を知って、修道院に引き篭もるロクサーヌ。 真実を告げぬままロクサーヌの元に通い続けるシラノ。3年後、争いで深手を負い死を覚悟したシラノは、それを隠し、ロクサーヌに「クリスチャンの最後の手紙」を見たいと頼んだ。シラノが文字を見ずに内容を暗唱するのを見て、手紙の主がシラノだと知るロクサーヌ。愛していると泣くロクサーヌの腕の中で、シラノはこと切れた。 ※括弧内は日本語吹替。
ストーリー
キャスト
シラノ・ド・ベルジュラック - ピーター・ディンクレイジ(森川智之)
主人公。フランス軍の兵士でありロクサーヌに思いを寄せる詩人。ロクサーヌ以外の女性にはあまりモテない。
ロクサーヌ - ヘイリー・ベネット(柚木涼香)
ヒロイン。シラノが思いを寄せている幼馴染の美女。
クリスチャン・デ・ヌヴィレット - ケルヴィン・ハリソン・Jr(増元拓也)
シラノと同じ隊に配属され、ロクサーヌが思いを寄せる新兵の美青年。シラノと異なり、あまり頭が冴えるタイプではない。