この項目では、ホンダ系の自動車部品サプライヤーについて説明しています。その他の「SHOWA」「ショーワ」を名乗る企業については「昭和 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
株式会社ショーワ
SHOWA CORPORATION
ショーワ本社
種類株式会社
市場情報東証1部 7274
株式会社ショーワ(英: Showa Corporation)は、ケーヒンなどと並ぶかつて存在した大手自動車部品メーカー。本社は埼玉県行田市。本田技研工業の100%子会社。目次 二輪・四輪車向けショックアブソーバー(緩衝器)およびパワーステアリングシステムを主力製品とし、輸送用機器の精密機能部品などを製造。本田技研工業のグループ企業ではあるが、国内外の他メーカーにも部品を供給していた。 モータースポーツ活動からフィードバックしたショックアブソーバーと、専用スプリングをセットし一般ユーザー向けの自動車用自社ブランド『SHOWA TUNING』が存在した。 2019年10月30日、親会社である本田技研工業は、当社、ケーヒン、日信工業の3社の株式を株式公開買付けで取得することを発表。3社は株式公開買付け成立後、本田技研工業の完全子会社となった。その後、2021年1月1日[1]に日立オートモティブシステムズを存続会社(同時に社名を変更して日立Astemoとなる)とした経営統合を実施し、当社は解散した[2][3]。本社工場は日立Astemo埼玉工場に、秦野工場は日立Astemo秦野工場に、御殿場工場は日立Astemo御殿場工場に、浅羽工場は日立Astemo袋井工場となった。 なお、子会社であるホンダカーズ埼玉北の株式は、2020年5月15日にテイ・エス テックへ譲渡された[4][5]。
1 概要
2 沿革
3 生産拠点
3.1 日本国内
3.2 開発拠点
3.3 生産技術拠点
3.4 関係会社
3.5 日本国外
3.5.1 アジア
3.5.2 ヨーロッパ
3.5.3 北アメリカ
3.5.4 南アメリカ
4 関連項目
5 脚注
6 外部リンク
概要
沿革
1938年 - 昭和航空精機株式会社として東京都板橋区に設立。
1946年 - 本社を東京都王子区(現・北区)に移転。商号を株式会社昭和製作所に変更。
1953年 - 2輪車用ショックアブソーバの製造を開始。
1958年 - スーパーカブ用サスペンションの量産を開始。
1959年 - 2輪レース用ショックアブソーバーの供給を開始(マン島TTレース)。
1960年 - 愛知県春日井市に名古屋工場を設立。二輪車用ショックアブソーバ(フロントフォーク、リヤクッション)を製造。
1962年 - 4輪車用ショックアブソーバーの生産を開始。
1964年 - F1用ショックアブソーバーの供給開始。
1965年 - 埼玉県行田市に埼玉工場を設立。四輪車用ショックアブソーバを製造。
1972年 - シビック用ショックアブソーバーの量産開始。
1974年 - 海外2輪メーカーにショックアブソーバーの供給を開始。静岡県袋井市に浅羽工場を設立。二輪車用フロントフォークを製造。
1976年 - アコード用ショックアブソーバーの量産を開始。
1978年 - インドネシアにピー・ティー・ショーワ・インドネシア・マニュファクチャリングを設立。
1981年 - ブラジルにショーワ・ド・ブラジル・リミターダを設立。
1982年 - モトクロスアメリカ4タイトル独占、WGP500初タイトル獲得(ショーワ製ショックアブソーバーを装着)。
1986年 - インドにムンジャル・ショーワ・リミテッドを設立。
1988年 - 倒立フロントフォークを初めて導入(NS250R)。
1988年?1991年 - マクラーレン・ホンダ、F1の4年連続総合優勝を達成(ショーワ製ショックアブソーバーを装着)。
1990年 - 栃木県芳賀郡芳賀町に栃木研究所(現・栃木開発センター)を設立。
1991年 - 本社を埼玉県行田市に移転。
1993年 - 精機技研工業株式会社と合併し、商号を株式会社ショーワに変更。パワーステアリングの製造が加わる。タイにサミット・ショーワ・マニファクチャリング・カンパニー・リミテッドを設立。
1994年 - 米国の子会社3社(ショーワ・アメリカン・インコーポレイテッド、サンベリー・コンポーネント・インダストリーズ・インコーポレイテッド、ブランチェスター・エフシーエム・インコーポレイテッド)が合併、同時に商号をアメリカン・ショーワ・インコーポレイテッドと変更。
1997年 - 世界初、ラック・アシスト電動パワーステアリングの量産化に成功。
2001年 - 北米最高峰のオープンホイールカテゴリー、CARTにTeam KOOL Greenを通じ初参戦(ショーワ製ショックアブソーバを装着)。
2002年 - WGPをはじめ、世界各地の2輪レースでショーワ製ショックアブソーバー搭載車がタイトルを席巻。
2003年 - カスタマイズ市場へオリジナルブランド「SHOWA TUNING」を投入。
2005年 - B・A・RホンダにF1用ショックアブソーバーを供給。
2020年
5月15日 - 株式会社ホンダカーズ埼玉北の全株式をテイ・エス テックへ譲渡。
10月16日 - 本田技研工業による株式公開買付けが成立[6]。
11月11日 - 東京証券取引所1部上場廃止[7]。
11月13日 - 株式売渡請求により、本田技研工業の完全子会社となる。
2021年1月1日 - 日立オートモティブシステムズ(同日付で日立Astemoへ商号変更)へ吸収合併され解散。
生産拠点
日本国内
本社・埼玉工場 - 埼玉県行田市
秦野工場 - 神奈川県秦野市