ショファル
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イエメン・ユダヤ人のスタイルのショファル。クーズーの角が用いられている。ショファルを吹くイエメン・ユダヤ人.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}.mw-parser-output .listen .side-box-text{line-height:1.1em}.mw-parser-output .listen-plain{border:none;background:transparent}.mw-parser-output .listen-embedded{width:100%;margin:0;border-width:1px 0 0 0;background:transparent}.mw-parser-output .listen-header{padding:2px}.mw-parser-output .listen-embedded .listen-header{padding:2px 0}.mw-parser-output .listen-file-header{padding:4px 0}.mw-parser-output .listen .description{padding-top:2px}.mw-parser-output .listen .mw-tmh-player{max-width:100%}@media(max-width:719px){.mw-parser-output .listen{clear:both}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .listen:not(.listen-noimage){width:320px}.mw-parser-output .listen-left{overflow:visible;float:left}.mw-parser-output .listen-center{float:none;margin-left:auto;margin-right:auto}}ショファルの吹き方4種この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。

ショファル(shofar、ヘブライ語: ????‎ ??ph?r)は、ユダヤ教の宗教行事で用いられる、角でできた楽器。角笛の一種。ロシュ・ハシャナヨム・キプルの際、シナゴーグでこの楽器が演奏される。
ヘブライ語聖書におけるショファル

新共同訳聖書聖書協会共同訳では「角笛」と訳される。文語訳聖書口語訳聖書では「ラッパ」と訳しているが、歴代誌上15章28節、歴代誌下15章14節、詩篇98章6節、ホセア書5章8節では「角笛」(文語訳の歴代誌とホセア書では「角(かく)」)としている。これは同じ節に出てくる別の楽器ハツォツェラ(?????‎ / ?????? ??????ra)の方を「ラッパ」と訳す必要があったためである。英語の欽定訳聖書でも「trumpet」と訳しているが、ハツォツェラと区別するときのみ「cornet」と訳している。ショファルは牝牛または雄羊の角で作られた曲がった角笛で、本来は主に軍隊の信号のために使われたが、ハツォツェラは長くてまっすぐな楽器であり、主に祭儀において用いられた[1]

レビ記23章24節および民数記29章1節には、第7の月の第1日(ロシュ・ハシャナ)を安息日としてショファルを吹いて記念することを規定している。レビ記25章9節にはヨベルの年の第7の月の第10日(ヨム・キプル)にショファルを吹いて伝えると規定している。

ほかにもショファルは聖書にしばしば出現する。有名なのはヨシュア記6章1-20節のエリコの戦いで、イスラエルの民エリコの町の回りをまわって7日めに祭司がショファルを吹き、民がときの声をあげると、エリコの城壁が崩れ落ちたとする。

聖書にはまたヨベル(???‎ / ???? y?bh?l)という語も登場する。これは文字通りには雄羊あるいは雄羊の角を意味し、ショファルと同じように使われている。ヨシュア記6章4節には「雄羊の角(ヨベル)のショファル」(?????? ???????)と書かれている。
非宗教音楽内での使用

この楽器は、西洋のクラシック音楽で用いられたこともあり、エドワード・エルガーオラトリオ『使徒たち』でこの楽器のパートがあるが、たいていフリューゲルホルンで代用される。

ポップミュージックにおいては、イスラエルオリエンタル・メタルバンド・Salemが "Al Taster" の詩篇の中で用いた。トランペット奏者レスター・ボウイはアート・アンサンブル・オブ・シカゴと共にショファルを演奏した。Joey Arkenstatのアルバム "Bane" では、フィッシュの元ベーシストがshofar奏者としてクレジットされていた。ミュージカル "Godspell" では、第1幕がDavid Haskellによるショファルの演奏で始まり、"Prepare Ye the Way of the Lord" の歌唱へのスタンバイがある。イスラエルの作曲家兼歌手のShlomo Gronichはショファルを演奏して幅広い層の音を出す[2]
脚注^ Driver, Samuel Rolles (1915). The Books of Joel and Amos. Cambridge University Press. pp. 148-149. https://archive.org/details/booksofjoelamos00driv/page/148/mode/2up 
^ The Abraham Fund Initiatives::Press Clips - Crossing the Middle Eastern Tightrope

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