シュート!
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この項目では、漫画について説明しています。楽曲については「SHOOT!」をご覧ください。

シュート!
ジャンルサッカー漫画少年漫画
漫画
作者大島司
出版社講談社

その他の出版社
東立出版社

掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号1990年36号 - 1996年42号
巻数全33巻
その他文庫版:全16巻
漫画:シュート!久保嘉晴の伝説
作者大島司
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベルKCデラックス
巻数全1巻
漫画:シュート!?蒼きめぐり逢い?
作者大島司
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号1996年44号 - 1997年42号
巻数全5巻
その他文庫版:全3巻
漫画:シュート!?熱き.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}挑戦(チャレンジ)?
作者大島司
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号1997年48号 - 2000年11号
巻数全12巻
その他文庫版:全6巻
漫画:シュート!?新たなる伝説?
作者大島司
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号2000年15号 - 2003年24号
巻数全16巻
その他文庫版:全8巻
漫画:シュート!の世界にゴン中山が転生してしまった件
原作・原案など大島司
作画外池達宏
出版社講談社
掲載サイトマガジンポケット
レーベルKCデラックス
発表期間2020年4月1日 - 2021年3月3日
巻数全5巻
その他中山雅史(主演)
アニメ:蒼き伝説 シュート!
原作大島司
シリーズディレクター西尾大介
キャラクターデザイン荒木伸吾姫野美智
音楽本間勇輔
アニメーション制作東映動画
製作フジテレビ、東映動画
放送局フジテレビ系列
放送期間1993年11月7日 - 1994年12月25日
アニメ:シュート!Goal to the Future
原作大島司
監督中村憲由
シリーズ構成広田光毅
キャラクターデザイン秋山由樹子
音楽Command S.inc
アニメーション制作EMTスクエアードマジックバス
製作「シュート!Goal to the Future」
製作委員会
放送局AT-Xほか
放送期間2022年7月2日 - 9月24日
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『シュート!』は、大島司による日本サッカー漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1990年36号より2003年24号まで約13年間にわたって連載された[注 1]。1994年には第18回講談社漫画賞少年部門を受賞している。2019年2月時点で全4部作の累計発行部数が5000万部を突破した[1]
概要

本作は四部編成になっており、それぞれのタイトルは以下のように分けている。

第一部「シュート!」
[注 2](連載期間:1990年36号 - 1996年42号)

第二部「シュート! ?蒼きめぐり逢い?」(連載期間:1996年44号 - 1997年42号)

第三部「シュート! ?熱き挑戦?」(連載期間:1997年48号 - 2000年11号)

第四部「シュート! ?新たなる伝説?」(連載期間:2000年15号 - 2003年24号)

主人公は全体を通じて田仲俊彦であるが、第四部ではもう一人の主人公として伊東宏が登場する。舞台となる学校は、第一部・第三部が掛川高校、第二部が掛川西中学校、第四部が掛川高校と九里浜学園高校である。

(主に第一部の)作風としては、先輩に憧れる一人の少年の心理を中心に描いた物となっている。このため、スポーツ界の冷酷さよりも、スポーツを媒体にしたヒューマニティーを描いている。登場人物の特徴として、「裏主人公」が何人かおり、「表主人公」である田仲よりも大きい存在感を発揮することすらある。単行本でのキャッチフレーズは、「俊彦と一美が織りなす、ハツラツ青春サッカー物語。」。

1993年11月7日から1994年12月25日にかけて、フジテレビ系列で『蒼き伝説 シュート!』の題名でアニメ化、1994年3月12日にSMAP主演で実写映画化、冬にはアニメ映画化もされている。

『週刊少年マガジン』2014年28号には、ブラジルW杯編を描いた続編の読み切りが掲載された[2]

2022年7月から9月まで、オリジナル新作アニメとして「シュート!Goal to the Future」が放映された[3]
あらすじ
第一部「シュート!」

物語の前年、1年生ばかりの掛川高校サッカー部は藤田東高校を破り、その中心選手で事実上監督も兼ねていた久保嘉晴は、すでに伝説的な扱いを受けていた。

田仲俊彦は、そんな久保に憧れて掛川高校へと進学しサッカー部へ入部、時を同じくして遠藤一美がマネージャーとなる。田仲とともに「掛西中トリオ」と呼ばれていた平松和広と白石健二も掛川高校へと進学していたが、それぞれの事情によりサッカー部には入部しなかった。神谷篤司をはじめとする2年生は「1年生は夏のインターハイ予選に出さない」と宣告すると、不公平に感じた1年生は2年生に紅白戦を挑んだ。戦力差は明らかであったが、平松・白石の途中加入により2年生チーム1点リードの接線で終盤を迎える。終了直前に掛西中トリオが必殺の「トリプルカウンターアタック」を仕掛けたが、神谷に防がれてそのまま試合を終えた。この結果により実力を認め、1年生の試合起用を約束する。

久保が病気から復帰し、掛川高校は万全な体制でインターハイ予選を迎えた。苦戦もありながら準決勝まで駒を進め、相手は掛川北高校。斉木誠、広瀬清隆、三橋英二郎らの活躍によって掛川高校は苦境に立たされる。久保は自陣ゴール前で守備に徹していたが、突如白石にボールを要求し猛然とドリブル突破を仕掛ける。久保のドリブルを誰も止めることはできず、掛川北のすべての選手をかわして同点ゴールを決めた(後に伝説として語られる「奇跡の11人抜き」「ゴールトゥゴール」)。しかしその瞬間、久保がピッチに崩れ落ちた。その後「トリプルカウンターアタック」により逆転勝利を収めるが、試合終了後に久保が死んだことを告げられる。その久保を欠いたチームは戦力的・精神的に不完全で、決勝戦は藤田東高校に大敗を喫した。

夏のインターハイ終了後、転校生の馬堀圭吾がサッカー部に入部した。馬堀は一時、久保に固執するチームメイトと対立するが、紅白戦によって関係性は修復され、チームとしての団結が生まれる結果となる。冬のインターハイ選手権予選を前に久保の背番号10は田仲に引き継がれた。田仲は10番の重圧に負けて調子を崩したり、久保が自分の目指すべきスタイルと勘違いしてから回るなどするが、一美と神谷の助けにより本来目指すべきスタイルを取り戻している。決勝戦の相手はインターハイと同じ藤田東高校。試合の藤田東優位で進むが、掛西中トリオの活躍で挽回。平松の単独突破で同点、田仲の幻の左で逆転し雪辱を果たした。

全国大会1回戦・埼玉県代表青城南高校戦を圧勝し、2回戦の相手は北海道代表鶴ヶ崎学園高校。氷室明彦の堅守に阻まれロースコアの接戦となるが、最後は平松のヒールパスを神谷がヘディングであわせる。この決勝点で辛くも勝利する。4回戦の相手は愛知県代表豊川高校。トラブルにより白石を欠いて臨んだこの試合は、互いに点を取り合う展開で終盤を迎えた。終了直前に交代で出場した白石はPKを止め、最後は田仲が決勝点を上げた。準決勝の相手は群馬県代表前山工業高校。田仲とヴィリーが10番を賭けて得点を競い、田仲がハットトリックを達成し、試合も掛川の勝利となった。決勝の相手は東京都代表帝光学園高校。王者帝光相手に延長戦に突入する激戦となり、最後は平松と田仲による「回転軸を2つ持つ幻のシュート」で優勝を決めた。

田仲たちはユース代表合宿に招集を受け、久保によく似たジョージ光岡(光岡丈時)と出会う。紆余曲折ありながら日本代表の柱と認知されていく光岡だったが、最終的には光岡は日本ユースと闘いたいと決意し、ブラジルへの帰国を決める。その後発表されたドイツ遠征メンバーでは、田仲が10番を背負うのであった。ドイツ遠征ではドルトムントユースと対戦。トラブルもあり成り行きで光岡も出場し、田仲や神谷に助言を与える。
第二部「シュート! ?蒼きめぐり逢い?」

水木光一の誘いを受けて掛川西中学校へ入学した田仲。入学初日に出会ったのはサッカー部で同じポジションを競う平松和広と、地元では不良として有名な白石健二であった。当初は田仲をライバル視していた平松は、田仲の言葉を受けてパートナーとして意識するようになるが、田仲の小学校時代のパートナー奥山良の激しい嫉妬を受けることとなる。また、白石は担任で監督の大原由実子から入部祝いとしてスパイクを受け取るが…。

臨んだ全国大会県予選・南陽中戦。「三連山」の前に先制を許すが、平松の「ヒールリフト」と「トリプルカウンターアタック」で逆転勝利を収める。見取中戦では奥山と、大原由実子の弟・大原裕と対戦する。均衡した試合展開ながら、田仲は大原の堅牢な守備を打ち抜けず、1点のビハインドで終盤を迎えた。「トリプルカウンターアタック」でチャンスを迎えるが、左足のシュートを苦手とする弱点を知る奥山に右足でのシュートを防がれる。左足でのシュートを戸惑う田仲であったが、意を決して左足でシュートを放ち、強烈なシュートが同点ゴールへと突き刺さる。後の「幻の左」の誕生の瞬間であったが、未成熟な骨格が耐えられず左足を痛めてしまう。試合はそのままPK戦に突入し、最後は田仲のゴールで掛西が勝利を収める。

この試合により田仲の左足の潜在能力に気づいた水木と大原由実子であったが、今はまだそれを本人に告げる時期ではないと判断する。近い将来、それを開花させてくれる人が現れるのを期待して…。


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