シュヴァルツシルト_(ゲーム)
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Schwarzschild(シュヴァルツシルト)は工画堂スタジオがリリースしている架空の世界[1]宇宙戦争を題材にしたウォー・シミュレーションゲームである。

本シリーズは1988年12月9日に第一作である『狂嵐の銀河 Schwarzscild』がリリースされて以降、2003年11月7日にリリースの最新作『Schwarzscild V ?真皇誕生?』まで15年の間シリーズ展開されてきた。なお、2009年6月には本シリーズの新作を出す計画があったものの実現できなかった。この顛末について工画堂スタジオ社長(2021年当時)の谷逸平は、電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で、営業スタッフを通じて開発チームから受け取ったテスト版を試遊した際、シリーズのルールから乖離していたため問いただしたところ、開発スタッフが谷に無断でルールを変えたことが判明したためお蔵入りに至ったと説明している[2]。また、この事案は工画堂スタジオのソフト部門再編のきっかけとなった[2]
特徴
シナリオシミュレーション

1980年代、コンピューターゲーム業界ではウォー・シミュレーションゲームが一つのブームとなっていた。当時のウォー・シミュレーションゲームは勝負の趨勢がゲーム進行の序盤から中盤で決してしまう物が多く、プレイヤーにとってゲームの終盤は盛り上がりに欠けた単なる作業になりがちであった。

こうした風潮の中、工画堂が『Schwarzschild』をリリースした際に銘打った「シナリオシミュレーション」というジャンルはこのウォー・シミュレーションが抱える欠点に対する一つのアプローチであると言える。プレイヤーが選択できる国家や攻略ルートは他製品に比較して大きく制限を加えられている代わりに、クラーリンの出現に代表されるシナリオの存在によって、起承転結の伴ったゲーム展開をプレイヤーは楽しむことができる。
亜空間移動

シリーズによって「空間跳躍」「(パッシブ)ジャンプ」などとも呼ばれているシステム。いわゆるワープを示している。このゲームにおける戦闘単位である「艦隊」は自国が占領している星には物理的距離を無視して瞬間移動することが可能である。この結果機械もプレイヤーも補給線や生産拠点などの管理をする必要がなくなり、前線での戦闘管理に注力することができる。またシリーズ最初期の『I』、『II』では戦闘フェイズに突入すると惑星戦、艦隊戦、要塞戦の全てケースにおいて(同盟国に援軍要請していれば同盟国艦隊も含めて)全艦隊が戦場に集結するため、後詰めの援軍の用意すら必要なかった。これは現在と比較して非常に能力の低かったハードウェアを生かそうとしたゲームデザインである。そして同時に(ゲーム難易度で利点が相殺される場合も多かったが)シミュレーション初心者にも入り込みやすい間口の広さを提供した。ただし、一方で前線だけを管理すればいいゲームデザインは熟練したプレイヤーにとっては単調になりやすく、亜空間移動を完全に廃止したり(『X』)、移動距離に制限をつけた(『Z』)タイトルもある。
イントラーダ

パッケージ内についてくる小冊子に描かれているエピソード。イントラーダとはイタリア語で序奏・開幕等という意味を持つ。

墓地惑星ゴルゴダに訪れたマリア・ヤングリーフと始皇帝クレアと名乗る霊的存在の邂逅を描いた物であり、マリアは彼との交感によって世界の謎の一端に触れる。神話のような曖昧な表現が特徴で、イントラーダにはゲーム本編や別の版のイントラーダと食い違う描写もまま見られる。

『Schwarzschild』はシリーズ開始当初、ゲーム内の固有名詞に社員の名前をそのまま使ったり、実在の国から取って来たりと非常におおらかな、言い換えればいい加減な世界設定を行っていた。その一方でイントラーダの内容は詳細に設定されており、温度差が大きい。これには次のような理由がある。

『Schwarzschild』と同年に工画堂から発売されたロールプレイングゲーム『アルギースの翼』には200ページもの小冊子「翼竜の書」が付属していた。またアルギースの翼の前作にあたる『覇邪の封印』においては世界地図が付属していた。これらは単なる販促物ではなくマニュアルプロテクトとしての機能を持ち合わせていた[3]。工画堂は当時のゲーム製作において、販促物としても十分作りこんだマニュアルプロテクトを付属する方針を設定していた。イントラーダはその方針が土壌となって生まれたものである。

「イントラーダ」は「翼竜の書」の系譜に連なる物であるが、マニュアルプロテクトとしての性質は持っていない純粋な読み物である。
シリーズ

Schwarzschildシリーズには正伝と呼ばれているシリーズと外伝と呼ばれているシリーズがある。原則としてIからVの番号を打たれているナンバリングタイトルが正伝であり、アルファベットが打たれているタイトルが外伝である。

またコンシューマーゲーム機でリリースされたタイトルはこの命名法則には従わない。正伝ではないのでこれらも外伝と捉えることは可能だが、この項目では別途紹介する物とする。
正伝シリーズ

工画堂スタジオの開発部署である「ねこさんちーむ」によって製作されたシリーズであり、『覇邪の封印』を手掛けた阿賀信宏がディレクターを務めた[4][注釈 1]。『IV』製作後ねこさんちーむは工画堂スタジオ内の組織再編成のために消滅しており、『V』の製作はDeep-Blueシリーズ等を手がけた有限会社くまさんちーむにおいて行われている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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