シュフラン級駆逐艦
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シュフラン級(FLE-60型)駆逐艦
シュフラン
基本情報
艦種ミサイル駆逐艦 (Fregates antiaeriennes)
命名基準フランス王国海軍の提督
運用者 フランス海軍
建造期間1962年 - 1966年
就役期間1967年 - 2008年
建造数2隻
前級ケルサン級 (T-47型防空型)
次級カサール級 (C-70AA型)
要目
基準排水量5,335トン
満載排水量6,780トン
全長158 m
最大幅15.50 m
吃水7.25 m
主缶ボイラー (45kgf/cm2, 450℃)×4基
主機蒸気タービン×2基
推進器スクリュープロペラ×2軸
出力36,250馬力 (27,030 kW)
最大速力34ノット (63 km/h)
航続距離5,100海里 (9,400 km)
乗員士官23名、下士官164名、水兵168名
兵装.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

55口径100mm単装速射砲×2基

90口径20mm単装機銃×4基

マズルカSAM連装発射機(ミサイル×48発)×1基

エクゾセMM38 SSM単装発射筒×4基

マラフォンSUM×1基[注 1]

KD-59E 553mm魚雷発射管(L5(フランス語版)魚雷×10発)

C4ISTARAIDCOMER 作戦指揮システム
SNIT-1戦術情報処理装置[注 2]
レーダー

DRBI-23 3次元式×1基

DRBV-15 対空・対水上捜索用[注 3]×1基

DRBR-51 SAM射撃指揮×2基

DRBR-33 主砲射撃指揮×1基

DRBN-32 航法×1基

ソナーDUBV-23 船底装備式×1基
DUBV-43 可変深度式×1基
電子戦
対抗手段

ARBR-17電波探知装置

ARBB-31電波妨害装置

ARBB-32電波妨害装置

AMBL-2A 対抗手段発射機×2基

AN/SLQ-25対魚雷デコイ

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シュフラン級駆逐艦(シュフランきゅうくちくかん、フランス語: Fregates antiaeriennes de classe Suffren)は、フランス海軍が運用していたミサイル駆逐艦の艦級。計画艦型番号はFLE-60。同国海軍が初めて建造したミサイル駆逐艦であり、国産のマズルカ艦隊防空ミサイル・システムを搭載している[1][2][3]
来歴

フランス海軍は、第二次世界大戦で壊滅した駆逐艦戦力を再建する新しい基準構成艦として、1949年度計画から1953年度計画にかけて、T-47型(シュルクーフ級)T-53型(デュプレ級)の計17隻の艦隊護衛艦(Escorteurs d'escadre)を整備した。これらは、戦前の大型駆逐艦の流れを引く砲装型の汎用大型艦であった[1]

一方、アメリカ海軍では、1956年度計画より艦対空ミサイル(SAM)を主兵装とする新世代の高速艦隊護衛艦(Fast task force escort)としてファラガット級の整備に着手しており、1958年度計画より、更に大型化・強化されたリーヒ級が建造された。これらはミサイル・フリゲート(DLG)として種別され、高速空母機動部隊の直衛艦として期待されていた[4]

フランス海軍でもこれに範をとって、1954年度より建造に着手していた新型空母(後のクレマンソー級)の直衛艦として、1960-65年計画で、SAM搭載の「フリゲート」の整備を計画した。これによって建造されたのが本級である[1][3]
設計

上記の経緯より、本級は空母機動部隊の対空・対潜直衛艦として開発された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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