シャーデー
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シャーデー
Sade
シャーデー(2011年)
基本情報
出身地 イングランド ロンドン
ジャンルソウルスムーズジャズソフィスティ・ポップ
活動期間1982年 -
レーベルエピック、Portrait Records、RCAレコードソニー
共同作業者スウィートバック
公式サイト ⇒sade.com

メンバーシャーデー・アデュ (ヴォーカル)
ポール・スペンサー・デンマン (ベースギター)
アンドリュー・ヘイル (キーボード)
スチュワート・マシューマン (サックス、ギター)

旧メンバーポール・クーク
デイヴ・アーリー

シャーデー(Sade、英語発音: [????de?] シャーデイ)は、イギリスのソウル、ジャズ系統のポップスバンドで、シャーディーの表記も見られる[1]。最少の音で構築された渋いながらも洗練された音楽が特徴的で、1980年代グラミー賞を受賞し、2010年発売のアルバムがBillboard 200で初登場1位となるなど、時代をこえて世界的に高い評価を得ている。女性ソロ歌手と誤解されることもあるが、女性ボーカルとバック・ミュージシャンから成るバンドの名称である。最高の作品を目指すがゆえに極めて寡作で、新作が発表される度に話題となっている。
略歴

1984年にデビューし、第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンを背景に、1stアルバム『ダイヤモンド・ライフ』がイギリスとアメリカなどでヒットする。1985年の第28回グラミー賞で最優秀新人賞となる。市場に媚びることなく最少の音数で寸分の狂いなく奏でる、ジャズアダルト・コンテンポラリーをミックスしたサウンドや、アデュのクールなボーカルを特長とする。寡作ながら発表する作品はいずれも世界でヒットし、デビュー時から世界的な実力派バンドである。

日本で宇多田ヒカル坂井泉水倉木麻衣らが影響を受けたと語り、洋楽好きで知られるマツコ・デラックスが番組でリクエストしている[2]

1985年ジュリアン・テンプル監督の映画『ビギナーズ』に、シャーデー・アデュがジャズ歌手役で出演し、劇中で歌唱した「Killer Blow」がサウンドトラックに収録された[3]1993年トム・ハンクス主演のアカデミー賞受賞映画『フィラデルフィア』で、サウンドトラックとしてパーシー・メイフィールドのカバー「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラヴ」をレコーディング[4]し、『ザ・ベスト・オヴ・シャーデー』に収録された。これらの楽曲はいずれもオリジナル・アルバムに未収録である。

1994年から、シャーデー・アデュを除くメンバー3人がスウィートバック名義で活動を始める。

2000年のアルバム『ラヴァーズ・ロック』で、第44回グラミー賞の最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞する。

2010年2月に約9年ぶりのオリジナル・アルバム『ソルジャー・オブ・ラヴ』を、日本国内盤は3月に、それぞれ発売する。2009年12月に同名の先行シングルを公開し、第53回グラミー賞で最優秀ボーカル・パフォーマンス賞(デュオもしくはグループ)を受賞した。

当初のジャズやソウルの系統のサウンドから、『ラヴァーズ・ロック』以降はブルースフォークの影響があるギター中心のサウンドに変化している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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