シャンプレーン湖
夕焼けのバーリントン付近のシャンプレーン湖
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位置 アメリカ合衆国
ニューヨーク州・バーモント州
カナダ
ケベック州
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯44度32分 西経73度20分 / 北緯44.533度 西経73.333度 / 44.533; -73.333
シャンプレーン湖(シャンプレーンこ、Lake Champlain)はアメリカのバーモント州、ニューヨーク州およびカナダのケベック州の境界に位置する湖。大半はアメリカ領内にあり、アメリカでは6番目に大きな湖である[1]。
バーモント州のグリーン山脈とニューヨーク州のアディロンダック山地の間に位置し、北の端がカナダのケベック州に入る。バーモント州からウィヌースキー川(英語版)、ミシスクォイ川(英語版)、ラモイル川(英語版)、ニューヨーク州からオーサブル川(英語版)、チャジー川(英語版)、サラナック川(英語版)、さらにジョージ湖からもラ・シュート川(英語版)が注ぎ、集められた水はリシュリュー川を下ってセントローレンス川に合流する。
付近の山脈を含めて、一帯に温帯の針葉樹林、落葉樹林および多数の湖、沼地、淡水湿地がある[1]。湖はアトランティック・フライウェイ(英語版)沿いにあるため、ハシグロクロハラアジサシを含む水鳥、スズメ目、猛禽類、渉禽類などの約200種の鳥類が生息している。他には58種の哺乳類、トゲスッポンなどの35種の爬虫類と両生類、ミズウミチョウザメ(英語版)などの魚類、1,400種の植物、ムール貝などの20,000種の無脊椎動物が生息しており、生物多様性が豊かであるが、シンリンオオカミとピューマは既に絶滅した[1][2]。湖はアディロンダック山地とグリーン山脈と共にユネスコの生物圏保護区に指定され[1]、北東部のミシスクォイ川の三角州およびミシスクォイ湾(英語版)の湿地はラムサール条約登録地である[2]。
湖周辺の地域は、1609年にこの地域を探検したフランス人探検家、サミュエル・ド・シャンプランにちなんでシャンプレーンバレー(英語版)と呼ばれる。
19世紀、シャンプレーン湖はハドソン川水系とシャンプレーン運河(英語版)で繋がり、湖に面したバーリントン、ポート・ヘンリー(英語版)、プラッツバーグは商業的に非常に重要な港であった。しかし現在ではこれらの港を利用する船舶の大半は小型船やフェリー、湖のクルーズ船である。
シャンプレーン湖は、ラブラドル半島からアメリカ北部を通りノースウェスト準州まで弧状に分布する多くの湖のひとつである。