シャノン空港
Aerfort na Sionainne
Shannon Airport
IATA: SNN - ICAO: EINN
概要
国・地域 アイルランド
所在地クレア県シャノン
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
06/24 有 3,119×45 舗装
04/22
閉鎖 無 1,970×60 舗装/コンクリート
08/26
閉鎖 無 1,465×45 舗装/コンクリート
18/36
閉鎖 無 1,713×45 舗装/コンクリート
出典: Irish AIS[1]。
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シャノン空港の地図
シャノン空港(シャノンくうこう、愛: Aerfort na Sionnainne、英: Shannon Airport)とは、アイルランドのクレア県シャノン(英語版)にある国際空港。空港コードはSNN。 アイルランド西部の玄関口であり、大西洋西岸に近い立地である。アイルランド島東岸の首都ダブリンとは約190kmの距離がある。アイルランドで3番目に利用者の多い空港で、島内では5番目に利用者の多い空港となっている。 航空機の航続距離が短かった1930年代、大西洋横断航空路が飛行艇によって開拓され、航続距離の制限から、当初は中継拠点としてシャノン近傍の港町フォインズを水上飛行場とした。 しかし、陸上機の性能向上や、1936年のアイルランド国営航空会社・エアリンガス設立とも相まって、長距離路線向けの本格的な陸上空港の整備が求められ、大西洋横断空路の中継点としての機能を重視して、1937年から島内西部に位置するシャノンに空港建設を開始、1940年に開港した。 第二次世界大戦後のレシプロ旅客機時代末期の1940年代から、ジェット旅客機時代初期の1960年代中頃の旅客機の航続距離が限られた時代には、ヨーロッパとアメリカ大陸を結ぶ大西洋路線の給油地となっていた。3,199mという、アイルランドで最長の滑走路を持っている(これにより、スペースシャトルの代替着陸地点に指定された)[2]。 現在でもアメリカからイラク等の中東地域へ展開するアメリカ軍の補給基地となっており、イラク戦争の時にはアイルランド国民の中からアメリカ軍の同空港の使用に反対する運動が起きた。 ヨーロッパからシャノンで乗り継いでアメリカ合衆国に向かう場合、シャノンでアメリカの入国審査を受ける。この方法で、ブリティッシュ・エアウェイズの001便はロンドン・シティ空港からニューヨークJFK空港へ就航している(シティ空港の滑走路の長さの関係で離陸重量に制限があるため、かつての大西洋横断航路のように、横断に必要な燃料をここで給油している)。これは、カナダの空港(カナダからアメリカに向かう場合、カナダでアメリカの入国審査を受ける)と同じシステムである。 1930年代後半、大西洋横断飛行は飛行艇に支配され、飛行艇ターミナルはシャノン河口の南側のフォインにあった。しかし、技術が発達するにゆえ永続的な滑走路と空港が必要になることがわかった。 1936年にアイルランド政府は、国の最初の大西洋横断空港のために、リネアンナに3.1km2の敷地を開発することを確認した。空港が建設される予定だった土地は湿気があり、1936年10月8日に着工した。1939年7月、ブリュッセル空港からクロイドン空港経由でサベナ・ベルギー航空のサボイア-マルケッティS.73が、リネアンナ飛行場に着陸した最初の民間飛行だった。
概要
歴史
1936年から1945年