シャイアン・ジャクソン
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シャイアン・ジャクソン
Cheyenne Jackson

本名Cheyenne David Jackson
生年月日 (1975-07-12) 1975年7月12日(48歳)
出生地 アメリカ合衆国ワシントン州
職業俳優、歌手
活動期間2002-
配偶者モンテ・ラプカ (2011-2013)
ジェイソン・ランドー (2014 - )
公式サイトofficialcheyennejackson.com
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シャイアン・ジャクソン( Cheyenne Jackson, 1975年7月12日 - )は、アメリカ合衆国俳優歌手である。

日本ではシェエン・ジャクソンと表記される場合がある。

ジャクソンは、シアトルの地方劇団でキャリアを開始した後にニュー・ヨークに移って、『モダン・ミリー』(2002)と『アイーダ』(2003)に代役で出演した。そして『ALTARBOYZ』(2004)でオリジナルのマシュー役を演じた。ブロードウェイで最初に主役で出演したのは、『All Shook Up』(2005)で、アウトスタンディング・ブロードウェイ・デビューのシアター・ワールド・アウォードを受賞した。

以降ニュー・ヨークのステージでは、『The Agony and The Agony』(2006)、『ザナドゥ』(2007、ドラマ・デスク・アウォード、ドラマ・リーグ賞のノミネーション)、『くたばれ!ヤンキース』(2008)、『フィニアンの虹』(2010、ドラマ・デスク・アウォードのノミネーション)、『8』(2011)、『The Heart of the Matter』(2012)、『The Parformers』(2013)に出演した。

映画では多くの作品に出演しており、マーク・ビンガム役でボストン映画批評家協会賞を受賞した『ユナイテッド93』(2006)はアカデミー賞にノミネートされた。また2014年のインディペンデントのコメディ・アンサンブル『Mutual Friends』で主役を演じ、NBCの『30 ROCK/サーティー・ロック』やフォックスの『glee/グリー』などのTVシリーズにゲスト出演した[1]。またジャクソンは2015年からFXホラー・アンソロジーのTVシリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー』に、シーズン5、シースン6、シーズン7そしてシーズン8に出演した。

ケニー・オルテガ監督の『ディセンダント3』(2019)にハデス役で、キャメロン・ボイス、ダヴ・キャメロン、ソフィア・カーソンと共に出演した。

ジャクソンはコンサートで、2010年に『The Power of Two』として、2011年に『Music of the Mad Men Era』としての2回をカーネギー・ホールで行い完売した。またジャクソンはキャバレーでも公演している。

ブロードウェイのキャスト・アルバム以外に、2008年にマイケル・ファインスタインとの共同アルバム『The Power of Two』を、シングルの『Drive』(2012)と『Before You』(2013)が収録された2013年の『I'm Blue,Skies』を、そしてコンサート『Music of the Mad Men Era』に適合して発展させた2016年のスタジオ・アルバム『Renaissance』を、全部で3枚のポピュラー・アルバムをリリースした。



経歴
初期のキャリア

デイヴィッド・ジャクソンとシェリー夫妻には、クリス、ジョン、シャイアン、そしてアンバーの4人の子供がいた[2]。シャイアン・ジャクソンはこの内の3番目の子供として、ワシントン州スポケーンのディーカネス・ホスピタルで生まれた[3]。シャイアンの名は1950年代のウエスタン・シリーズ『シャイアン』によって父に命名された。そしてワシントン州との州境近くにある、アイダホ州北部にあるごく小さな町オールドタウンで育った。

父デイヴィッド・ジャクソンは出自がネイティヴ・アメリカンで、ヴェトナム帰還兵であった[4]。そして、父は警察官で保安官代理を兼ねていて、母シェリーは警察署の通信指令係であった[5]。また、母はジャクソンとその兄弟達と妹に、ジョーン・バエズジョニー・ミッチェルボブ・ディラン、そしてエルヴィス・プレスリーの歌を教えて定期的に演奏会を開くようにした。ジャクソンがティーンエージャーの時に一家はスポケーンに引っ越した。

シアトルで雑誌の幹部として働きながら、ステージ組合のエクアティ・カードを取得して地方劇団で俳優としてのキャリアを開始した。2001年のアメリカ同時多発テロ事件を契機として、俳優になる夢を求めて、2002年にニュー・ヨークに住所を移した。後に「シアターから間もなく、ブロードウェイが何であるか知りました。私は考えました。それは私の人生の目的です すべてのピースをそこに当てはめるだけの問題です。いつも俳優をやりたいと思っていましたが、私は怖かったのです。しかし9/11は私達の全てを変えて、私に緊急性を与えました。」と語っている[6]
シアターでのキャリア

ジャクソンは地方の劇場で、『ウェスト・サイド物語』のトニー、『Most Happy Fella』のジョー、『Children of Eden』のケイン、『ヘアー』のバーガー、『回転木馬』のビリー・ビッグロー、『くたばれ!ヤンキース』のジョー・ハーディー、『ロッキー・ホラー・ショー』のロッキー、そして『キスメット』の"The Poit"(詩人)として出演していた。また、それ以外にも多くのプロダクションに出演していた。

ジャクソンのブロードウェイへの出演は、トニー賞を受賞した『モダン・ミリー』での、ジミーとトレヴァーの2人の代役が最初だった。また後に、『アイーダ』のラダメスとしても代役で出演していた。そしてオフ・ブロードウェイ上演の、『ALTARBOYZ』でオリジナルのマシュー役を演じた。2005年にジャクソンは、エルヴィス・プレスリーに捧げられた、オリジナルのミュージカル、『All Shook Up』でブロードウェイで始めての主役を務めた。このチャド役でジャクソンは賞賛を受けて、シアター・ワールド・アウォードを受賞し、アウター・クリティクス・サークル・アウォードとドラマ・リーグ賞にノミネートされた。そしてオフ・ブロードウェイのステージ作品、ニッキー・シルヴァーの『The Agony and The Agony』にヴィクトリア・クラークと共に出演した。

2006年6月、予定されていたオープニング・ナイトに1週間を切ったところで、リハーサルで負傷したジェームズ・カーピネロの代わりとして、ソニー役でオリジナルのミュージカル『ザナドゥ』に出演した。以前、ワークショップ・プロダクションでジャクソンとジェーン・クラコウスキーは、このミュージカルに出演していたが、スケジュールが合わなくてブロードウェイ公演には参加しなかったものであった[7]。ジャクソンはこの役で、ドラマ・デスク・アウォードとドラマ・リーグ賞にノミネートされた。『ザナドゥ』は、トニー賞のベスト・ニュー・ミュージカル賞といくつかの賞にノミネートされていたので、第62回トニー賞のステージでジャクソンと他のキャストによるパフォーマンスが行われた[8]

2008年ジャクソンは、ジェーン・クラコウスキー、ショーン・ヘイズと共にNew York City Center's Encores!での『くたばれ!ヤンキース』に出演した。Encores!シリーズには2009年に、『フィニアンの虹』のウッディ・マホーニー役でも登場した[9][10]。また、『アヴェニューQ』を作ったトレイ・パーカーマット・ストーン、そしてロバート・ロペスによるミュージカル『ブック・オブ・モルモン』のワークショップ・プロダクションに出演した[11]

2009年10月に、1947年のミュージカル『フィニアンの虹』がブロードウェイの"St. James Theatre"でリヴァイヴァル上演されて、ジャクソンは再びウッディ・マホーニー役で、ジム・ノートンやケイト・ボールドウィンと共に出演した。ウォール・ストリート・ジャーナルは、「ケイト・ボールドウィンとシャイアン・ジャクソンがOld Devil Moon(月の誘惑)を歌うのを聞くのは、ベスト・セラーのキャスト・アルバムからのように思える。」と絶賛している[12][13]。2010年1月17日に公演が終了して、『フィニアンの虹』のNew Broadway Cast Recordingのアルバムが2010年2月2日にリリースされた[14]

2011年9月、ダスティン・ランス・ブラックの新しい作品『8』は、ジョー・マンテロ監督でブロードウェイの上演が行われ、モーガン・フリーマンエレン・バーキン、マット・ボーマー、クリスティン・ローリ、ジョン・リスゴーと共に出演した。また2012年6月に"Lucite Lortel Theatre"で上演されたMCCシアター製作の『The Heart of The Matter』にクリスティン・リッターと共に出演した。

ブロードウェイの2012年から2013年のシーズンにデイヴィッド・ウエスト・リードの『The Performers』が"Longacre Theatre"で上演され、ジャクソンはヘンリー・ウィンクラーアリシア・シルヴァーストーン、ダニエル・ブレイカー、ジェニ・バーバー、アリー・グレイナーと共に出演した[15]


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