この項目では、日本の映画作品について説明しています。その他の用法については「Boys & Girls」をご覧ください。
シブがき隊 ボーイズ & ガールズ
Come On Girls!
監督森田芳光
脚本森田芳光
製作増田久雄
三堀篤
『シブがき隊 ボーイズ & ガールズ』(しぶがきたい ボーイズ アンド ガールズ)は、1982年に公開された日本映画。シブがき隊主演映画第1作[3]。監督は森田芳光。プルミエ・インターナショナル・ジャニーズ事務所製作、東映配給[4][5]。併映作は『Dr. SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険』。
東映のプログラムとしては『鬼龍院花子の生涯』と『大日本帝国』』の間に公開された夏休み映画(洋画系は『わが青春のアルカディア』、東映まんがまつりは休止)[6]。
初公開時の題名は『ボーイズ & ガールズ』[3][7][8]。青春前期にいる3人の高校生が、夏休みに外へ飛び出し、それぞれ女の子と恋をする。ひと夏の冒険旅行の中で、友情、初恋、淡い体験を経て、青春真っ只中にいる姿を爽やかに描く青春メモワール[6][8][9]。
本項では、シブがき隊が1982年7月1日に発売した同名アルバムについても記述。 製作が報じられた1982年4月の段階では[10]、シブがき隊はまだレコードデビューしていなかったが、テレビ東京の『ザ・ヤングベストテン』やCMで活躍し[8]、ブロマイド売上げが1982年4月末集計で3人仲良くベスト5入り[6][8]。デビュー曲「NAI・NAI 16」の予約が20万枚を突破し爆発的人気を得て、人気絶頂のたのきんトリオに肉薄する勢いだった[6][8]。監督の森田芳光は1981年の長編デビュー作『の・ようなもの』の続いての大抜擢[7]。当初の第2作目は日活ロマンポルノ作品『(本)噂のストリッパー』となる予定だったが、本作プロデューサーの増田久雄が「デビュー作で注目を集めた森田を飛躍させるためには次の2作目が重要である」とにっかつ側を説得し、にっかつが快諾して本作が第2作目となった[11]。 当時は二次利用、三次利用を考える時代ではないため[12]、映画監督は映画製作時に契約する監督料だけが支払われるだけで[注 2]、アイドル映画を撮ることを嫌がる監督も多かったが[6]、森田は「映画の修行のため」[12]「オーダーに応えられる商業映画監督としての腕を証明することが重要だと考え、またスキルを磨くためにも監督オファーを引き受けた」と話している[5]。『ロードショー』は森田を「カッティングのセンスや音楽の使い方には定評のある監督」と評し[6]、『SCREEN』は「アイドル映画を撮るニュー・ウェーブ」と書いている[7]。
キャスト
公明:薬丸裕英
大輔:本木雅弘
正:布川敏和
あゆみ:宇紗木千恵
久美:吉田麻子
良子:河上ゆかり
しのぶ:清水クーコ
オーナー:宮尾すすむ
車の男:江藤博利
沙織:かたせ梨乃
スタッフ
製作:増田久雄・三堀篤
企画:ジャニー喜多川
原案:石原純一
音楽:義野裕明
撮影:鈴木耕一
美術:小川富美夫
スチール:奥川彰
照明:水野研一
編集:大島ともよ
助監督:森谷育
脚本・監督:森田芳光
製作