シネマ・プロダクツ・コーポレーション(Cinema Products Corporation )はアメリカ合衆国ロサンゼルスにかつて存在した映画用カメラメーカーである。
カメラマンだったギャレット・ブラウンが開発していた「ブラウン・スタビライザー」の権利を1974年に購入し、「ステディカム」と命名し改良を加えた。この権利は2000年にティッフェン(Tiffen )に売却されている。詳細は「ステディカム」を参照
映画『バリー・リンドン』の撮影に際してスタンリー・キューブリックより相談を受け、カール・ツァイス製「プラナーF0.7」の改造を行なっている。詳細は「バリー・リンドン」を参照
目次
1 カメラ製品一覧
1.1 16mm
1.2 35mm
2 脚注
3 参考文献
フィルムマガジンはミッチェル・カメラ製を流用している。
カメラ製品一覧
16mm
CP-16 - シングル8用カメラの代名詞であったオーリコン(Auricon )を踏襲した設計がされている。電源は専用Ni-Cd12V。レフレックスファインダーや録音アンプは装備しない。アンジェニューのファインダー付きズームレンズを使用する。Cマウント。それまでのカメラと比較して非常に小型軽量であり、このカメラにより初めてカメラマン1人で同時録音ができるようになった。
CP-16A - レフレックスファインダーは装備しない。録音アンプを装備する。
CP-16R - ロータリーミラー式レフレックスファインダーを装備する。録音アンプは装備しない。レンズマウントはCPマウントになり、マウントアダプターを介してアリマウントのレンズも使用できる。
CP-16RA - 2chのマイクロホンと1chのライン入力を装備し同時録音が可能。録音回路にはオートゲインコントロール回路が組み込まれている[1]。シングル8を主とするがクリスタルコントロールの定速モーターを使用しておりダブル8カメラとしても使用可能。
CP-16R/DS
ギズモ(GSMO ) - 超小型16mmカメラ。ナグラのテープレコーダーと同期できる。ギズモはGun Sight Man Operatedの頭文字。バッテリーはCPシリーズと共通。
35mm
CP-35
CP-35FX(1987年発売)
脚注^ 一般にオートゲインコントロール回路が組み込まれていると手動ボリュームは効かないが、このカメラの場合効くので同時録音中に誤って回さないよう注意が必要である。
参考文献
日本大学芸術学部映画学科 白井茂、山本豊孝、八木信忠、広沢文則共著『映画撮影技術ハンドブック』写真工業出版社
田中長徳著『銘機礼賛2』日本カメラ社
などしてくださる協力者を求めています(ウィキプロジェクト 経済)。
更新日時:2013年3月27日(水)02:33
取得日時:2018/06/23 08:15