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株式会社シネカノン
cinequanon co.,ltd種類株式会社
本社所在地 日本
東京都杉並区高井戸西一丁目25-10
設立1991年3月(会社創業は1989年)
業種サービス業
法人番号4011001055870
事業内容映画制作、映画配給、映画館運営、飲食店運営
代表者代表取締役 李鳳宇
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シネカノン(cinequanon)は、 日本の独立系映画会社。映画制作、映画配給、映画館運営、飲食店運営を主な事業とする。代表作は『月はどっちに出ている』『パッチギ!』『フラガール』など。社名はラテン語のsine qua non(絶対不可欠な)とcine(映画)をかけた造語。
経営破綻し、2010年1月28日に東京地裁に民事再生法の適用を申請した[1][2]。 この節は更新が必要とされています。
沿革
1989年 - 李鳳宇(リ・ボンウ)によりシネカノン設立。ポーランド映画『アマチュア』初の配給。
1990年 - 朝鮮映画祭、企画配給。
1992年 - 北朝鮮と日本の合作映画『バード』(リム・チャンボン監督)を製作。
1993年 - シネカノン独自での初の映画制作。『月はどっちに出ている』にて4億円を超える興行収入、各映画賞受賞。
1994年 - 初の韓国映画『風の丘を越えて?西便制(ソピョンジェ)』を配給。
1995年 - アミューズと共同で「アミューズシネカノン」を設立[3]。
1998年 - 『のど自慢』制作・配給。
2000年 - 韓国映画『シュリ』配給。観客動員数約130万人、18億5000万円の興行収入。
2002年 - シネカノン初の日韓合作映画『KT』、李鳳宇が制作総指揮。
2003年 - 『ジャンプ』配給。
2004年 - 『パッチギ!』制作・配給。
2005年 - シネカノン全額出資のシネカノンコリア設立、韓国ソウル市内に日本映画上映館をオープンするが、2008年に競売を受け破産。
2006年 - 信託ファンド商品「シネマ信託」を開始するが、2009年1月に行政処分を受け取り消し。
2007年 - 2006年作品『フラガール』が第80回キネマ旬報ベストテン邦画第1位となり、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。
2009年 - 舞台・ミュージカル制作事業の第1弾としてフジテレビと共同で舞台『パッチギ!』を制作。
2010年1月28日 - 総額47億300万の負債を抱えて東京地裁に民事再生法の適用を申請[1][2]。
2011年2月21日 - スポンサーのジャック・グループが設立した「ジェイ・シネカノン[4]」へシネカノン著作物70作品を譲渡する。
シネカノン・ファンド
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2006年2月、シネカノンは日本国内で、「シネマ信託?シネカノン・ファンド第1号?」を開始することを発表した。これは、シネカノンが製作および買付けを行う劇場用映画を投資対象とする個人投資家向け信託商品である。ファンドの総額は46億円で、シネカノンが2006年から2007年に制作または買付ける約20作品を投資対象とした、日本最大規模の映画ファンドである。ファンド期間は、2006年4月24日 - 2011年3月31日である。
シネカノンは作品の知的財産権などを「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社(現・JDC株式会社)」に信託し、ファンド化することで投資家に販売した。これにより、シネカノンは借金をしないで制作資金を確保し、映画興行の当たり外れのリスクを負うことなく映画の制作や買付けができた。興行収入など作品からの収益の多くは信託会社に渡り、一部が投資家に分配される。
ジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社は、顧客の資産流用など経営体制に問題があるとされ、2009年9月15日に金融庁から信託免許を取り消される行政処分を受けた[5]ため、同年11月1日付で東証から上場廃止となった。
2010年7月時点で同信託会社は存続しており、同社サイトにて事業報告が公表されたが、シネカノン・ファンドについての記述はない。その後、2010年10月までに同サイトにはアクセス制限がかけられ、ユーザー名とパスワードによる認証を得た者のみ閲覧可能な状態となっている。
主な配給・制作映画
月はどっちに出ている(1993年)
ギターはもう聞こえない(1994年)
カップルズ(1996年)
のど自慢(1999年)
ビッグ・ショー! ハワイに唄えば(1999年)
シュリ(2001年)
光の雨(2002年)
JSA(2002年)
KT(2002年)
スキャンダル(2003年) 松竹と共同配給
さよなら、クロ(2003年)
ゲロッパ!(2003年)
ヴァイブレータ(2003年)
誰も知らない(2004年)
パッチギ!(2004年)
ゆれる(2006年)