フロリダ州シトラス郡
郡章
郡のフロリダ州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立1887年6月2日
郡庁所在地インバネス
シトラス郡(シトラスぐん、英: Citrus County)は、アメリカ合衆国フロリダ州のフロリダ半島メキシコ湾岸に位置する郡である。人口は15万3843人(2020年)[1]。郡庁所在地はインバネスであり、同郡で人口最大の町は非法人の国勢調査指定地域であるホモサッサスプリングスである。シトラス郡はその全体でホモサッサスプリングス都市圏を構成している。南にある諸郡と共に「タンパ湾地域」にあると考えられることもある。 シトラス郡となった地域には、約1万年前から人類が入り、約2,500年前にはクリスタル川考古学遺跡を形成するマウンドなどを作ったインディアンが定着していた。この遺跡のある場所は約2,000年間使われていた。この場所を放棄した理由については、現在のところ不明である[2]。 シトラス郡は1887年に設立された。この地域はそれ以前にヘルナンド郡に属していた。郡名は地域にあった柑橘類の木から採られた。1894年から1895年の冬におきた「ビッグ・フリーズ」の後は、柑橘類の生産量が大きく落ち込んだ。今日、ベラミー・グローブという大きな叢林でのみ栽培されている。さらに個人所有地に柑橘類の木を持っている人もいる。 当初郡庁所在地はマンスフィールドに置かれていたが、その後現在のインバネスに移された。マンスフィールドの町には1本の通りと池が1つ残されているのみである[3]。ウィズラクーチ州立トレイルにある標識、ピネオラで起きた1956年の大列車事故を語っている 第二次世界大戦までの郡の歴史ではリン酸塩の採掘が大きな役割を果たした。その後は大半が海外に移された。郡初の新聞はフォスフェイト・タイムズと呼ばれた。1856年10月18日、ピネオラでアトランティック・コースト・ライン鉄道の大列車事故が起きた。 1960年代、シトラス郡は発展を始め、ビバリーヒルズなど住宅開発が中心となり始めた。 郡内にはテレビ局が1つあり、毎月第1と第3火曜日に郡政委員化の模様をライブで流している。さらにブライトはス・ネットワークスの提供するニュース専門チャンネル、ベイニューズ9がある[4]。 地元紙としてはシトラス・カウンティ・クロニクル[5]とホモサッサ・ビーコンが発行されている。 アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は773.15平方マイル (2,002.4 km2)であり、このうち陸地583.81平方マイル (1,512.1 km2)、水域は189.34平方マイル (490.4 km2)で水域率は24.49%である[6]。 郡内にはクリスタルリバー空港とインバネス空港という地方空港が2つある。 CSXトランスポーテーションが郡北部にあるクリスタル川エネルギー複合施設まで貨物線を運行している。過去に使われていた路線はクリスタル川のクロスタウン・トレイルや、郡東部のウィズラクーチ州立トレイルに転用されるか、廃線となった。
歴史
地理
交通
空港
鉄道
主要高規格道路
アメリカ国道19号線、郡西部を南北に通る主要地方道
アメリカ国道41号線、郡東部を南北に通る主要地方道
アメリカ国道98号線、南東のヘルナンド郡から北西に抜ける、チャサホウィツカで国道19号線と合流
フロリダ州道44号線、郡北部を東西に通る
フロリダ州道48号線、郡南東部をほぼ東西に抜ける
郡道480号線、最南部にある東西方向道路
郡道490号線、東西方向道路
郡道491号線
郡道581号線、南北方向路
隣接する郡
レビー郡 - 北西
マリオン郡 - 北東
サムター郡 - 東
ヘルナンド郡 - 南
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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