シテ・ソレイユ
Site Soley
Cite Soleil

シテ・ソレイユシテ・ソレイユの位置
北緯18度33分53秒 西経72度20分12秒 / 北緯18.56472度 西経72.33667度 / 18.56472; -72.33667
国 ハイチ
県西県
郡ポトプランス郡
シテ・ソレイユのこども（2002年）

シテ・ソレイユ（フランス語：Cite Soleil、ハイチ語: Site Soley）は、ハイチ、ポルトープランスの首都圏の北部の海岸にあるコミューン。北半球、西半球で最大の貧民街のひとつ。下水設備、商業店舗は無く、警察、電気は少ない[1]。人口：20 - 30万人（推定）[2]。北東にクロワ・デ・ブーケ、南東にタバー、南にデルマ、南西にポルトープランスと接し、西はポルトープランス湾に臨む。元はゴミの埋立地であったという[3]。

32以上のギャング・グループが存在し、犯罪率が高い[4]。
歴史

元々、肉体労働者が居住していたが、1991年のクーデターによるアメリカ合衆国のハイチ製品ボイコットにより、極貧化、持続的失業層、高い非識字率が顕著になる[1]。


2002年、ギャング同士での抗争が激化、住民は避難[5] 。


2004年：国際連合ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)が配置。

2006年1月：平和維持部隊のヨルダン兵2人がシテ・ソレイユで殺害される[6]。


2007年1月：銃撃戦により平和維持部隊4名死亡、6名負傷。後に国際連合は雇用機会創出のために2000万アメリカドルの投入を発表[7][8]。


2007年8月2日、国際連合事務総長潘基文はハイチを来訪。スラム問題という点でシテ・ソレイユは、国際連合の平和維持活動最重要課題と発言[9]。

脚注^ a b “ ⇒Hoping for change mexico in Haiti’s Cite-Soleil”. International Red Cross. 2007年8月16日閲覧。
^ “ ⇒Cite-Soleil: Grinding poverty, relentless violence”. International Committee of the Red Cross. 2007年8月16日閲覧。
^ ⇒スラム街の友人たち 佐藤文則氏 講演, HUNGER FREE WORLD
^ “ ⇒Glimmers of Hope in Cite Soleil”. WashingtonPost.com (2006年2月). 2006年12月30日閲覧。
^ “ ⇒Violence Between Gangs in Cite Soleil” (2002年9月). 2006年12月30日閲覧。
^ “ ⇒Two UN soldiers killed in Haiti”. BBC News (2006年1月). 2007年8月16日閲覧。
^ “ ⇒HAITI: Poor Residents of Capital Describe a State of Siege”. ipsnews. 2007年8月2日閲覧。
^ “ ⇒US aid for Cite Soleil”. BBC Caribbean. 2007年8月2日閲覧。
^ “ ⇒UN chief visits Haiti”. BBC Caribbean. 2007年8月2日閲覧。

外部リンク

⇒HAITI: Poor Residents of Capital Describe a State of Siege"(February 2007)

⇒HaitiAction.net (April 25, 2005): "Cite Soleil under siege: Haiti's elite, U.N., and fat cat NGOs paralyzed"

⇒Haiti Report (Sept. 9, 2002): "Violence Between Gangs in Cite Soleil"

⇒DemocracyNow.org (Dec. 29, 2006): "Another Massacre in Cite Soleil?"

⇒RedCross.int (no date): "Hoping for change in Haiti's Cite-Soleil", by Didier Revol