シチズンファインデバイス株式会社
CITIZEN FINEDEVICE CO.,LTD.種類株式会社
市場情報東証JQ 7770
シチズンファインデバイス株式会社は、山梨県南都留郡富士河口湖町に本社を置くシチズングループの水晶振動子や光学部品などを製造するメーカー。
沿革
1959年 - 御代田精密株式会社を設立、翌年腕時計専業として生産ライン操業開始。
1963年 - 軸受石生産の専業メーカーとしてシメオ精密株式会社を外資系合弁として旧大沢商会ほか3社により設立、後に当時のメインバンク・第一勧銀の支援もありシチズン時計の傘下に入る。
1970-80年代 - 時計用部品類の生産、及び電子・クオーツ腕時計の組立生産へ参入。併せて自動生産ライン(1975)も導入。
この時期から腕時計用クオーツムーブメントの外販を開始。中でも1981年に開発したアナログ式クオーツムーブメント「MIYOTA Cal.2035」とその派生型は2022年時点でも生産が続けられ、シチズン系廉価品以外にも、世界各国で有名無名の廉価帯腕時計用の汎用ムーブメントとして広範に多用されている。40年以上の累計生産個数は数十億個に達しているとみられる。[注釈 1][注釈 2]
1991年 - 社名をミヨタ株式会社に変更。
1994年 - 株式を店頭公開(現在のジャスダック)。
2005年 - シチズン時計の完全子会社となり上場廃止、同時に社名をシチズンミヨタ株式会社に変更。
2008年 - シチズンファインテック株式会社(旧シメオ精密)と合併。社名をシチズンファインテックミヨタ株式会社に変更。
2010年 - シチズン時計ミヨタ株式会社(2013年、シチズン時計マニュファクチャリング株式会社に統合)を会社分割により設立。
2015年 - シチズンセイミツ株式会社と合併。社名をシチズンファインデバイス株式会社に変更。本社を長野県北佐久郡御代田町から山梨県富士河口湖町に移転。
事業所
本社山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663番地2
御代田事業所長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番地5
北御牧事業所長野県東御市八重原353番地
盛岡事業所岩手県盛岡市みたけ5丁目2番15号(2017年3月31日を以って閉鎖)
子会社
シチズンマイクロ株式会社(埼玉県日高市)
シチズン千葉精密株式会社(千葉県八千代市) ⇒[2]
株式会社フジミ(山梨県南都留郡富士河口湖町)
九戸精密株式会社(岩手県九戸郡九戸村)2017年3月31日を以って、離脱
旧子会社
シチズンセイミツ八戸株式会社(青森県八戸市)経営不振により2015年5月20日閉鎖[2]。同年9月9日特別清算開始[3]。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 時計ジャーナリストの広田雅将が2016年に語ったところによれば、Cal.2035の累計生産個数は30億個を超えているという。 ⇒もはや人類のインフラだ カシオ F?91W。
^ 2022年時点のシチズンファインデバイス自社サイトでは、MIYOTA Cal.2035シリーズが1999年時点で累計17億個、2005年時点で累計36億個を達成しており、2000番台シリーズのベーシックなムーブメントを佐久工場の自動化ラインにおいて毎秒1個生産できるとしている。