シオツチノオジ
[Wikipedia|▼Menu]

シオツチノオジ(シホツチノヲヂ)は、日本神話に登場するであり塩竈明神とも言う。『古事記』では塩椎神(しおつちのかみ)、『日本書紀』では塩土老翁・塩筒老翁、『先代旧事本紀』では塩土老翁と表記する。別名、事勝国勝長狭神(ことかつくにかつながさ)。目次

1 概要

2 伝承

3 神社

4 脚注

5 関連項目

概要[ソースを編集]

名前の「シホツチ」は「潮つ霊」「潮つ路」であり、潮流を司る神、航海の神と解釈する説もある。『記紀』神話におけるシオツチノオジは、登場人物に情報を提供し、とるべき行動を示すという重要な役割を持っている。海辺に現れた神が知恵を授けるという説話には、ギリシア神話などに登場する「海の老人」との類似が見られる。また、シオツチノオジは製塩の神としても信仰されている。シオツチノオジを祀る神社の総本宮である鹽竈神社宮城県塩竈市)の社伝では、武甕槌神経津主神は、塩土老翁の先導で諸国を平定した後に塩竈にやってきたとする。武甕槌神と経津主神はすぐに去って行くが塩土老翁はこの地にとどまり、人々に漁業や製塩法を教えたという。白鬚神社の祭神とされていることもある[1]
伝承[ソースを編集]

『日本書紀』の天孫降臨の説話において、日向の高千穂の峰に天降ったニニギ笠狭崎に至った時に事勝国勝長狭神が登場し、ニニギに自分の国を奉っている。一書では、事勝国勝長狭神の別名が塩土老翁で、イザナギの子であるとしている。

海幸山幸の説話においては、ホデリ(海幸彦)の釣針を失くして悲嘆にくれるホオリ(山幸彦)の前に現れる。ホオリから事情を聞くと小舟(または目の詰まった竹籠)を出してホオリを乗せ、そのまま進めば良い潮路に乗って海神の宮に着くから、宮の前の木の上で待っていれば、あとは海神が良いようにしてくれると告げる。

『日本書紀』本文の神武東征の記述では、塩筒老翁が東に良い土地があると言ったことから神武天皇は東征を決意したとある。
神社[ソースを編集]

塩竈神社及び塩竈神社からの勧請社

鹽竈神社 - 総本宮

塩竈神社_(曖昧さ回避)(全国各地)

新橋鹽竈神社 (東京都港区)

高室神社(静岡県掛川市)

六所神社_(岡崎市)(愛知県岡崎市)

六所神社_(豊田市)(愛知県豊田市)

塩竈六社大明神(和歌山県田辺市)


その他の神社

籠祖神社(東京都千代田区神田神社境内社)

塩屋神社(広島県広島市)

白髯神社(福井県あわら市)


脚注[ソースを編集]^ 全国の白鬚神社の祭神はサルタヒコとする例がほとんどであるが、ヒゲの字に「髭」や「髯」ではなく「鬚」をあてる神社には、ごくまれにサルタヒコではなくシオツチを祭神としている例が見られる。

関連項目[ソースを編集]

日本の神の一覧

オオヤマツミ

海幸山幸

瓊々杵尊

住吉三神










神道


ポータル神道

ウィキプロジェクト神道

基礎
神道

日本神話



日本の神の一覧

資料

古事記

日本書紀

風土記

古語拾遺

神社

神社

神社一覧

式内社

一宮

近代社格制度

別表神社

神社本庁

祭祀と祭礼

祭祀

神楽

祝詞

大祓詞

関連用語

神道用語一覧

神仏習合

山岳信仰

民俗学

国学

国家神道

教派神道

神職



カテゴリ

コモンズ


この項目は、神道に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますポータル 神道/ウィキプロジェクト 神道)。


更新日時:2020年3月11日(水)08:12
取得日時:2021/02/20 08:33


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:9430 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef