シエラカップ(Sierra cup )は金属製のカップの一種である。
オリジナルはシエラクラブが作ったシエラクラブカップ(Sierra club cup )だが、あまりに人気が高いためシエラクラブの公式カップだけでなく同種の製品を各社が製造しており[1]、アルミニウム製[1]やチタン製の軽量モデルや、把手が折畳式のものも作られている。
把手は針金製でそのまま本体の周囲を一周しており、本体の縁が針金にかぶさる形に折り返して成形されている[1]。直火にかけられるため鍋兼食器で使えるため洗わねばならない器が一つ減らせる[1]。本体が把手と別体なので直火にかけても把手が熱くなりにくい[1]。普通のカップと比較し口が広く底が浅いため安定しており、不安定な場所でもひっくり返る危険が少なく、水たまりから水をすくうことが簡単である[1]。カラビナ等でバックパックに吊るしておくことができ[1]、またまず壊れる心配がなく[1]、かつ軽量であり[1]、複数を重ねて持ち運べるため、荷物に制約のあるキャンプやトレッキングに使用されることが多い[1]。
出典^ a b c d e f g h i j 『アウトドア用品』p.54-55。
参考文献
『アウトドア用品』光文社文庫ISBN4-334-70568-5
更新日時:2014年6月3日(火)18:21(日時は
取得日時:2014/06/13 18:03