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Rimsky-Korsakov:Scheherazade op.35 - Leif Segerstam - Sinfonica de Galicia
『シェヘラザード』(Шехераза?да)作品35は、1888年夏に完成されたニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ作曲の交響組曲。千夜一夜物語(アラビアンナイト)の語り手、シェヘラザード(シャハラザード、シェエラザード)の物語をテーマとしている。目次 千夜一夜物語(アラビアンナイト)の語り手、シェヘラザード(シャハラザード、シェエラザード)の物語が発想の根源であり、シェヘラザードを象徴する独奏ヴァイオリンの主題が全楽章でみられる。しかし、各楽章に付けられていた標題は最終稿で取り去られた。純粋な交響的作品として聴いてもらう意図があったと考えられている。 作者の死後の1910年にミハイル・フォーキンの振付によってバレエ『シェヘラザード』が制作された。 日本での演奏会、録音媒体などでは「シェエラザード」と表記されることもある。 シャフリアール王(Shahry?r)は彼の一番目の妻の不貞を発見した怒りから、妻と相手の奴隷の首をはねて殺害する。 女性不信となった王は、街の生娘を宮殿に呼び一夜を過ごしては、翌朝には処刑していた。側近の大臣が困り果てていたとき、大臣の娘のシェヘラザードは王の愚行をやめさせるため王との結婚を志願する。 シェヘラザードは毎晩命がけで、王に興味深い物語を語る。そして物語が佳境に入った所で「続きはまた明日。」と話を打ち切る。 王は新しい話を望んでシェヘラザードを生かし続け、千と一夜の物語を語り終える頃には二人の間には子どもが産まれていた。王は自分とシェヘラザードの間に子供が出来たことを喜び、シェヘラザードを正妻にする。こうしてシェヘラザードは王の悪習を終わらせた。 『シェヘラザード』作曲の頃のリムスキー=コルサコフは、全生涯のうちで最も作曲意欲が湧き上がっていた時期にあり、この作品の前に『スペイン奇想曲』、後に『ロシアの復活祭』序曲といった代表作が作曲されている。1888年8月7日に完成したとみられ、同年中にサンクトペテルブルクの交響楽演奏会にて初演された。総譜は1889年に出版された。 日本での初演は1925年4月26日に歌舞伎座における「日露交歓交響管弦楽演奏会」にて、山田耕筰指揮の日露混成オーケストラによるものが初演と見られている。戦前期の日本では難曲とみられており、第二次世界大戦末期の満州でこの曲を指揮したことがある朝比奈隆によれば、当時としては「マーラー級の大曲」だったという。 約45分 第一楽章 (海とシンドバッドの船)第二楽章 (カランダール王子の物語)第三楽章 (若い王子と王女)第四楽章 (バグダッドの祭り。海。青銅の騎士の立つ岩での難破。)ヴァイオリン:
1 概要
1.1 物語のあらすじ
2 作曲の経過と初演
3 演奏時間
4 楽器編成
5 構成
6 代表的な録音
7 バレエ『シェヘラザード』
7.1 バレエ『シェヘラザード』あらすじ
8 その他
9 出典
10 外部リンク
概要
物語のあらすじ
作曲の経過と初演 「シェヘラザード」レオン・バクストによる。
演奏時間
楽器編成
木管楽器
ピッコロ2 フルート(2ndは第2ピッコロの持ち替えを含む)2 オーボエイングリッシュホルン(第2オーボエの持ち替え)2 クラリネット2 ファゴット
金管楽器
4 ホルン2 トランペット2 トロンボーンバストロンボーンチューバ
打楽器
ティンパニタンバリンバスドラムスネアドラムシンバルトライアングルタムタム
ハープ
弦五部
第1ヴァイオリン(Solo, 6Soli, 2Soli含む)第2ヴァイオリン(6Soli含む)ヴィオラチェロ(Solo含む)コントラバス(4Soli含む)
構成
ナウム・ブリンダー(Naoum Blinder)
指揮:ピエール・モントゥー
管弦楽:サンフランシスコ交響楽団
(録音時期:1942年3月)
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第1楽章《海とシンドバッドの船》(Largo e maestoso?Allegro non troppo)
ホ短調 - ホ長調力強いユニゾンはシャリアール王の主題、ハープ伴奏の独奏ヴァイオリンがシェヘラザードの主題を示す。これらの序奏が終わったあとに主部となり、うねるような海の様子をよく表す伴奏音型にのって、海の主題、船の主題がつづく。シャリアール王とシェヘラザード王妃の主題が絡み合う。
第2楽章《カランダール王子の物語》(Lento?Andantino?Allegro molto?Con moto)
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