ザ・ラストシップ
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ザ・ラストシップ
The Last Ship

ジャンルポスト・アポカリプス
アクションスリラー
テレビドラマ
原作ウィリアム・ブリンクリー
『The Last Ship』
原案ハンク・スタインバーグ
スティーヴン・ケイン
出演者

エリック・デイン

ローナ・ミトラ

アダム・ボールドウィン

チャールズ・パーネル(英語版)

トラヴィス・ヴァン・ウィンクル(英語版)

サム・スプルエル(英語版)

マリッサ・ニートリング(英語版)

クリスティーヌ・エルモア

ジョン・パイパー=ファーガソン(英語版)

ジョッコ・シムズ(英語版)

テーマ曲作者スティーブ・ジャブロンスキー
作曲ネイサン・ホワイトヘッド
国・地域 アメリカ合衆国
言語英語
ロシア語
日本語
中国語
スペイン語
シーズン数5
話数56(各話リスト)
各話の長さ45分
製作
製作総指揮

マイケル・ベイ

ジャック・ベンダー

アンドリュー・フォーム

ブラッドリー・フラー

ハンク・スタインバーグ

スティーヴン・ケイン

ジョナサン・モストウ

プロデューサートッド・アーノウ
エリック・デイン
マーク・マローン
撮影監督ルーカス・エトリン
編集ケン・ブラックウェル
製作Channel Road Productions
プラチナム・デューンズ
TNT Original Productions
配給ワーナー・ブラザース・テレビジョン

放送
放送チャンネルターナー・ネットワーク・テレビジョン
放送期間2014年6月22日 (2014-06-22) - 2018年11月11日 (2018-11-11)
公式サイト
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『ザ・ラストシップ』(原題:The Last Ship)は、ウィリアム・ブリンクリーによる1988年の同名の小説を原作としたアメリカ合衆国TNTのテレビドラマである。
概要

突如発生した新型ウイルスの蔓延によって荒廃した世界において、その難を逃れた1隻のアメリカ海軍駆逐艦の乗員たちと彼らに協力するウイルス学者たちが世界を救うために戦う。物語が進むにつれ、乗員たちは人口が急減した世界で権力を握ろうとするさまざまな敵と戦うようになる。

製作総指揮にマイケル・ベイを迎え、ターナー・ネットワーク・テレビジョンが企画制作を行っており、アメリカ合衆国で2014年のケーブルテレビ局における新作ドラマ視聴率のNo.1を獲得している[1]

アメリカ海軍の全面協力を得たうえ、実際のアーレイ・バーク級駆逐艦ハルゼー」などが撮影に使用されている。対艦戦などの戦闘シーンについては3DCGや爆発の映像合成などが多用されており、敵艦の外観については3DCGによる制作である。

アメリカでは2014年6月22日に第1話が放送され[2]、2015年6月21日にはシーズン2が[3]、シーズン3は2016年6月19日から、シーズン4は2017年8月20日から、最終シーズン5は2018年9月9日から放送され[4]、同年11月11日に最終回が放送された。

2017年5月にはエリック・デインがうつ病の治療を受けるため、撮影がしばらく休止された[5]

日本ではBSフジにて2015年10月12日からシーズン1の放送が[6]、シーズン2の放送が2016年4月18日から開始された。2017年6月6日からはAXNでシーズン1とシーズン2が連続して放送され、2019年8月26日からはシーズン3が放送されている。ワーナー ブラザース ジャパンから全シーズンのDVDBDが発売され、さまざまな配信サービスにおいて、全シーズンが配信されている。
あらすじ作中で主人公たちが搭乗している『ネイサン・ジェームズ』の同型艦である、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦シーズン1で、主人公たちと敵対するルスコフ提督が指揮するロシア艦、キーロフ級ミサイル巡洋艦シーズン2で、主人公たちと敵対するショーン・ラムジーが指揮する、イギリス海軍のアスチュート級原子力潜水艦シーズン3で、主人公たちと敵対する中国国家主席ポン・ウーが率いる、中国海軍のミサイル駆逐艦 昆明級駆逐艦シーズン4にて、主人公たちと敵対するギリシャ海軍所属の架空艦「トリトン」「プロテウス」「ネレウス」「デメテル」のモデルとなった、イドラ級フリゲートシーズン5にて、主人公たちと敵対するアイオワ級戦艦。激しい戦闘の末、「ネイサン・ジェームズ」に突撃され共に沈んだ。
シーズン1

トム・チャンドラー中佐艦長を務める、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦「ネイサン・ジェームズ」は北極海で無線封止の中、4か月にわたり極秘の武器評価試験を行う。だが予定終了後、同行したCDCのレイチェル・スコット博士はまだやり残したことがあると主張し、本国からも任務の延長が言い渡される。

しかし、数日後に「ネイサン・ジェームズ」はロシア軍と思われる戦闘員から突然の攻撃を受ける。そのことをきっかけにチャンドラー艦長はスコット博士を問い詰め、この4か月間に世界は致死率100%に近い新型ウイルスの蔓延によって荒廃しており、スコット博士の目的はその始原株を手に入れてワクチンを開発することだったという事実を知る。

世界の危機について何も知らされていなかった乗員たちは、ただちに帰国して家族の無事を確認することを望んだが、疫病が蔓延し無政府状態の本国でのワクチン開発は不可能と考え、隔離された艦内でのワクチン開発を決意する。

その後も「ネイサン・ジェームズ」は、スコット博士とワクチン研究データを奪おうとする元ロシア海軍北洋艦隊司令官・ルスコフ提督率いるロシア艦に襲われることになる。さらに、検体収集および補給のために上陸すると生き残りのギャングに襲われるなど、さまざまな困難に直面する。

やがて、感染者であふれかえった漁船「オクトパス号」に乗っていた少女ベアトリスが、自然免疫があったおかげで生き延びていることが判明し、彼女を救出したことでワクチン開発に成功する。だが、艦長のチャンドラーとテックスが、ロシア艦に捕虜にされてしまった事から、スコット博士との人質交換と見せかけた強襲作戦により、ロシア艦を爆破する。

その後、ワクチンの実証実験が始まり、乗務員の中から複数人が選抜される。帰国した乗員たちは、残した家族の運命と変わり果てた母国に直面することとなる。
シーズン2

「ネイサン・ジェームズ」はボルティモアに帰港するが、生き残りを率いて抑圧的な共同体を築いていた元政府高官であるグランダーソン中尉の母親に、一時船を奪われる。乗員たちはレジスタンスと協力して、艦を取り戻す。チャンドラー艦長は妻の死を知り、退役して子供たちと暮らそうと考えるが、翻意して再び「ネイサン・ジェームズ」に戻り、世界中にワクチンを届ける任務に就く。

一方、発病しなかったゆえに「神に選ばれた」と信じる英海軍潜水艦乗りのショーン・ラムジー率いる自然免疫保持者のグループは世界支配を狙い、生存する最高位の閣僚のミッチェナーを大統領に擁立して生存者を組織化する。各地でのワクチン製造を妨害するため原潜のミサイルで爆破し、ウイルス拡散の元凶であるニルスを使って感染を広めて、「ネイサン・ジェームズ」と対立する。

チャンドラーら乗組員はミッチェナーを奪還して艦に迎え、洗脳を解く。スコット博士はニルスを殺害し、その生体サンプルからワクチンの新たな拡散法を開発する。自然免疫保持者グループは「軍がウイルスを開発した」との嘘を独自通信網「ワルキューレ」で広めて市民を扇動しようとする。それに対抗するべく「ネイサン・ジェームズ」は、その開発者であるヴァレリーの協力を得て、大統領の声を国民に届ける。

「ネイサン・ジェームズ」はラムジーの乗る潜水艦を戦闘で沈め、ミシシッピー川を上りながらワクチンを広めていくが、ミッチェナーが首都に定めたセントルイスでスコット博士が暗殺される。
シーズン3

ミッチェナー大統領はアメリカを分割して統治する5人の地域権力者たちと協力し、配給制を敷いて物資不足に対峙する。だが、首席補佐官のアリソン・ショーは地域権力者たちと密かに結び、国民の不満を煽り立てた上でミッチェナーを暗殺してしまう。


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