「ザ・フライ」
U2 の シングル
初出アルバム『アクトン・ベイビー』
B面アレックス・ディセンズ・イントゥ・ヘル
リリース1991年10月
規格7インチ・シングル
12インチ・シングル
カセット・シングル
8cmCDシングル
12cmCDシングル
ジャンルロック
時間4分29秒
レーベルアイランド・レコード
作詞・作曲U2
プロデュースダニエル・ラノワ
チャート最高順位
1位(アイルランド、イギリス[1]、オーストラリア[2]、ニュージーランド[3]、ノルウェー[4])
3位(スイス[5]、スウェーデン[6])
5位(オーストリア[7]、オランダ[8]、ドイツ[9])
6位(フランス[10])
16位(カナダ・RPM)
61位(アメリカ・Billboard Hot 100[11])
U2 シングル 年表
オール・アイ・ウォント・イズ・ユー
(1989年)ザ・フライ
(1991年)ミステリアス・ウェイズ
(1991年)
ミュージックビデオ
「The Fly」
「ザ・フライ」(The Fly)は、U2が1991年に発表した楽曲。アルバム『アクトン・ベイビー』(1991年)からの第1弾シングルとして、アルバムに先駆けてリリースされた。本作はU2にとって2作目の全英シングルチャート1位獲得作品となった[1]。 ベルリンからダブリンに戻ってから形になった曲で、元々OneのB面に収録された「Lady With the Spinning Head」という曲だったものが、「The Fly」「Ultraviolet (Light My Way)」 そしてこの曲に3分割した。[12] ファンクのリズムを取り入れた曲で、Jon Parelesは、1991年11月17日付の『ニューヨーク・タイムズ』紙において「ボ・ディドリーやジェームス・ブラウンから稽古を受けたかのように、シンコペーションしたダンス・ソング」と評している[13] レコーディングの間、ボノは衣装係のフィンタン・フィッツジェラルドが持ってきた大きめのサングラスをかけ、目に映ったものを片っ端から並べ立てる遊びに興じていているうちに、他人になりきるというアイデアを思いついた。またそのフィンタンが貸してくれたワード・アーチストのジェニー・ホルツァーの本にも影響を受け、やがて自分でも「A liar won't believe anybody else」「A friend is someone who lets you down」といったホルツァーのような言葉を書き始めた。もちろん本心ではない――が、そういうキャラクターを演じるのだ――といのがThe Flyの基本アイデアとなった。最終的にThe Flyはジェリー・リー・ルイスとジム・モリスンとテレビ伝道師のジミー・スワガートを合わせたキャラクターとなり、Zoo TVツアーにもお目見えした。[12]The Fly、即ちそれは、エゴイスティックなロックスターのパロディである。 ボノが初めてファルセット(裏声)で歌った曲で、サビの部分のボーカルは、ファルセットと地声の2パートに分かれている。
解説