ザ・ファイター
The Fighter
監督デヴィッド・O・ラッセル
脚本スコット・シルヴァー
ポール・タマシー
エリック・ジョンソン
原案キース・ドリングトン
ポール・タマシー
エリック・ジョンソン
製作デイヴィッド・ホバーマン
トッド・リーバーマン
ライアン・カヴァノー
マーク・ウォールバーグ
ドロシー・オーフィエロ
ポール・タマシー
製作総指揮タッカー・トゥーリー
ダーレン・アロノフスキー
レズリー・ヴァレルマン
キース・ドリングトン
エリック・ジョンソン
出演者マーク・ウォールバーグ
クリスチャン・ベール
エイミー・アダムス
メリッサ・レオ
音楽マイケル・ブルック
『ザ・ファイター』(原題:The Fighter)は、デヴィッド・O・ラッセル監督、マーク・ウォールバーグ製作・主演による2010年のアメリカ映画で、プロボクサーのミッキー・ウォードとディッキー・エクランド(英語版)を描いた伝記・スポーツ映画である。ラッセル監督とウォールバーグのコンビは『スリー・キングス』、『ハッカビーズ』に続いて3度目である。第83回アカデミー賞で助演男優賞(クリスチャン・ベール)、助演女優賞(メリッサ・レオ)の2部門を受賞した。 1993年、マサチューセッツ州ローウェル。新人プロ・ボクサーのミッキーは勝ち星も少なく、道路工事で日銭を稼ぐ日々だった。トレーナーは父親違いの兄ディッキーで、母親がマネージャーという密な家庭環境で、一家はどこに行くのも一緒だった。ディッキーは以前は有望なボクサーだったが、今は麻薬に溺れ、犯罪歴も多いホラ吹きだった。そんな兄弟を密着取材に来るケーブルテレビの撮影班。有頂天になったディッキーは、自分の復帰戦の映画撮影だと町の人々に吹聴した。 ファイトマネー欲しさに、ミッキーに過酷な試合を強いる母親とディッキー。ミッキーと相思相愛になったシャーリーンは、兄に支配されたミッキーの生き方を批判した。大手ジムから好条件で招かれ、一人で移籍したいと家族に話すミッキー。ディッキーは大手ジムの給料分の金でミッキーを引き止めようと強盗を働き、警官隊と乱闘になった。駆け付けて巻き込まれ、右の拳を骨折するミッキー。 刑務所に入り、囚人たちと共にテレビで自分の密着番組を観るディッキー。それは「薬物汚染」のドキュメントで、ディッキーは身を滅ぼした中毒患者の実例でしかなかった。さすがにショックを受け、我が身の現実を思い知るディッキー。 一度は引退を考えたものの、ミッキーは別のトレーナーの元で復帰した。だが、新しい戦法では勝てず、兄が正しかったことを今更ながらに痛感するミッキー。やがて出所したディッキーは弟の元へ戻り、団結した兄弟は、遂にウェルター級チャンピオンに輝くのだった。 ※括弧内は日本語吹替
あらすじ
キャスト
ミッキー・ウォード - マーク・ウォールバーグ(森川智之)
ディッキーとは違いボクサーとしては大成していない。複雑な家庭環境で辟易している。
ディッキー・エクランド
ミッキーの異父兄。12歳の頃にボクシングを始めたが、年齢と名前をごまかしていた。シュガー・レイ・レナードからダウンを奪ったこともあり、当人も自慢している。「ローベルの誇り」と言われるほど、地域の期待を一身に背負い、才気溢れるボクサーだが、短気で怠惰な性格から破綻した毎日を送っている。そしてドラッグに手を出してしまう。落ちぶれてしまったものの、身内に対する愛情は失っておらず、弟のことも今でも気にかけている。
シャーリーン・フレミング - エイミー・アダムス(大原さやか)