ザ・ピーナッツバター・ファルコン
The Peanut Butter Falcon
監督タイラー・ニルソン
『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』(The Peanut Butter Falcon)は2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。タイラー・ニルソンとマイケル・シュワルツの長編映画監督デビュー作で、出演はシャイア・ラブーフ、ザック・ゴッサーゲン、ダコタ・ジョンソンなど。プロレスラーに憧れて施設から逃げ出したダウン症の青年、事件を起こして逃亡する漁師、青年を追ってきた施設の看護師の旅を描いたロードムービーである[3]。
本作は主演のラブーフが撮影中に起こした事件のために公開が危ぶまれていたが、何とか公開に漕ぎつけ、興行的・批評的成功を収めた(後述)。 老人の養護施設で暮らすダウン症の青年ザックはプロレスラーになることを夢見ている。そんなある日、ザックは一念発起して養護施設から脱走し、とあるレスラー養成学校へと向かうことにする。その養成学校はザックが憧れているレスラー、ソルトウォーター・レッドネックが運営する学校である。道中、ザックは逃亡中のならず者タイラーに遭遇する。2人は一緒に旅をすることになり、タイラーはザックのスパーリング相手を務めることになる。ほどなくして、2人は施設の看護師エレノアに追い付かれてしまうが、説得の末に、エレノアも旅に同行することになる。 本作はそんな3人の旅模様を描き出した作品であり、『ハックルベリー・フィンの冒険』の現代版とも言うべき作品である[4]。
ストーリー
キャスト(粟野志門) - 老人養護施設で暮らすダウン症の青年。
エレノア: ダコタ・ジョンソン(遠藤綾) - ザックの世話をしている老人養護施設の看護師。