ザ・ビートルズ1
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『ザ・ビートルズ1』
ビートルズベスト・アルバム
リリース2000年11月13日
録音1962年9月11日-
1970年4月11日
ジャンルロック
ポップ
時間79分8秒
レーベルアップル・レコード
東芝EMI(現・ユニバーサル・ミュージック(日本国内)
プロデュースジョージ・マーティン
フィル・スペクター(「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」のみ)
ジャイルズ・マーティン(2015年版)
専門評論家によるレビュー


Allmusic [1]

Q [2]

チャート最高順位

1位(Billboard 200UKチャート
ARIAチャート、オリコン

2000年度年間31位(オリコン)

2001年度年間17位(オリコン)

2015年度年間29位(オリコン)

ゴールドディスク

2ミリオン(日本レコード協会

第13回日本ゴールドディスク大賞
アーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)
ポップアルバム・オブ・ザ・イヤー

ビートルズ アルバム 年表

イエロー・サブマリン ?ソングトラック?
(1999年)ザ・ビートルズ1
(2000年)レット・イット・ビー...ネイキッド
(2003年)

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『ザ・ビートルズ1』(ザ・ビートルズ・ワン、原題:1)は、2000年に発売された、ビートルズシングルヒット曲をまとめたベスト・アルバムである。2015年11月には音源がジャイルズ・マーティンによって最新ミックスが施され、また初のミュージック・ビデオ集が付いた作品も発売となった(全8形態)。目次

1 解説

2 収録曲

2.1 ボーナス・ビデオ『1+』


3 脚注

3.1 注釈

3.2 出典


解説

発売当時(2000年)、解散から丁度30年になるビートルズの楽曲の中から、イギリスで(後にUKオフィシャルチャートに併合される)ミュージック・ウィーク(Music Week)誌とアメリカのビルボード誌の両方、もしくはどちらかの国で1位になった曲を収録したベストアルバム。日本のオリコン総合チャートではシングルでの1位獲得曲はない(1968年に発売された『ヘイ・ジュード』の5位が最高位)。

24 bit デジタルリマスタリングが施され、1987年既発売のビートルズ楽曲のCD音源よりも高域と低域の分離強調及びノイズ低減が図られ、現代的なサウンドを意識した仕上がりとなっている。全27曲入りの大作であり、収録時間もほぼCDの限界容量(80分)いっぱいの79分超えとなっており、限定発売されたアナログLP盤は2枚組となっている。

2000年の最初の発売時には、発売後最初の第1週目だけで360万枚を売り上げ、2002ギネス・ワールド・レコードでは、最も早く売れたアルバムとして紹介されている。発売からわずか3週間で全世界で計1200万枚以上を売り上げた。2022年現在では、全世界で3200万枚を突破し[1]、ロングセラーとなっている。

2000年度(2000年4月1日?2001年3月31日)のEMIグループの全世界でのアルバム売上では2160万枚を記録し第1位にランクインされている[2]

全英アルバムチャートでは、9週連続1位を獲得した[3]。アメリカ合衆国のチャートであるビルボード誌においては、ビートルズとして初のアルバム年間チャート1位(Billboard 200)となり、ニールセン・サウンドスキャン社の集計においては、2000年代のアメリカで最も売れたアルバムとなった。

全世界同時発売であったため、オリコンチャートの集計上不利になる月曜日発売[注 1](通例では、日本国内でCDは水曜日発売が一般的)にも拘らず、初動売上は約23万枚を記録し2位、発売2週目には約47万枚を売り上げ、1977年の『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』以来、約23年ぶりの1位を獲得し、自身3作目(最初のオリコン1位獲得アルバムは1973年に発売された『ザ・ビートルズ1962年?1966年』)のオリコンアルバムチャート1位獲得作品となった。日本国内では、輸入盤を含めた売り上げ枚数が320万枚を超えており[1](2022年現在)、ビートルズの日本で発売されたアルバムとしては現在、最大の売上枚数を記録している。

2011年2009年世界一斉発売のビートルズ全楽曲へのデジタルリマスター盤を音源にして再発売が行われた。その後、2015年11月6日には、ジャイルズ・マーチンにより大幅なリミックスが行われ、ビートルズとしては初となるミュージック・ビデオ集[注 2]と合体させた形式で再々発売された。楽曲のリミックスはマルチ・テープまで遡って作業されており、ステレオ定位を大幅に変化させている[注 3]。ミュージック・ビデオはCDに収録されている27曲、そして『1+』と名付けられた限定盤のデラックス・エディションには、これ以外の曲も含めた23曲のボーナス・ビデオが収録された形での発売が行われた[4][5]。ジャケットはオリジナルが赤地に黄色い「1」であるのに対して、映像集との合体版ではこれが逆になり、黄色地に赤い「1」、デラックス・エディションは赤地に青い「1+」というデザインになっている。

この2015年版もオリコン・アルバム総合チャートで1位を獲得。同一アルバムで15年ぶりのチャート1位、なおかつ2000年発売のオリジナル盤ではできなかった「初登場1位」を達成した。ビートルズとしてはオリコン通算4作目(3タイトル)の1位で、初登場1位となると、『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』以来38年ぶりの記録となった。
収録曲

特筆無い限り
レノン=マッカートニーの作詞作曲。

ラヴ・ミー・ドゥ - Love Me Do (Andy White ver.)[注 4]

フロム・ミー・トゥ・ユー - From Me to You[注 5]

シー・ラヴズ・ユー - She Loves You[注 6]

抱きしめたい - I Want to Hold Your Hand

キャント・バイ・ミー・ラヴ - Can't Buy Me Love

ア・ハード・デイズ・ナイト - A Hard Day's Night

アイ・フィール・ファイン - I Feel Fine


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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