ザ・ディレクター
[市民ケーン]の真実
RKO 281
監督ベンジャミン・ロス
『ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実』(ザ・ディレクター しみんケーンのしんじつ、RKO 281)は、1999年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はベンジャミン・ロス(英語版)、出演はリーヴ・シュレイバーとジェームズ・クロムウェルなど。
オーソン・ウェルズが制作した映画史上不朽の名作『市民ケーン』制作の内幕と、その公開をめぐるウェルズとメディア王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの熾烈な攻防を描いた作品[2][3]。リドリー・スコットと弟のトニー・スコットが製作総指揮を務めた。
元々テレビ映画として制作され、アメリカではHBOで放送され、日本では劇場公開された。
原題の「RKO 281」は、『市民ケーン』が撮影されたスタジオの番号であり、ハーストの妨害に備えて作品名を暗号化していたことによる。撮影台本の表紙には、この番号だけが記載されていた。 1940年、ニューヨークの演劇界とラジオ界で天才と謳われていた演劇界の若き新星オーソン・ウェルズは、RKO社長のジョージ・シェーファーから破格の条件でハリウッドに招かれた。 ある日、メディア王として君臨しているウィリアム・ランドルフ・ハーストのパーティーに出席したウェルズは、破天荒な彼をモデルにした映画を作ることを思いつく。製作は困難を極めたが、無事完成にこぎつけた。それこそが、後に映画史上不朽の名作といわれるようになる『市民ケーン』であった。 だが、その映画の主人公が自分をモデルにしていることを知ったハーストは、公開を阻止すべく妨害工作に乗り出す。 ※括弧内は日本語吹替。
ストーリー
キャスト
オーソン・ウェルズ:リーヴ・シュレイバー(小山力也)
ウィリアム・ランドルフ・ハースト:ジェームズ・クロムウェル(佐々木敏)
マリオン・デイヴィス:メラニー・グリフィス(田中敦子)
ハーマン・J・マンキーウィッツ:ジョン・マルコヴィッチ(千田光男)
ルエラ・パーソンズ:ブレンダ・ブレッシン(藤生聖子)
ジョージ・シェーファー:ロイ・シャイダー(佐々木梅治)
ルイス・B・メイヤー:デヴィッド・スーシェ(宝亀克寿)