ザ・ウォール
The Wall
監督ダグ・リーマン
脚本ドウェイン・ウォーレル
製作デヴィッド・バーティス
『ザ・ウォール』(The Wall)は、2017年のアメリカ合衆国の戦争映画。監督はダグ・リーマン、主演はアーロン・テイラー=ジョンソンが務めた。 2007年、イラク戦争も終わりに近づいた頃、アメリカ軍の狙撃手であるアイザックとマシューズは、イラクの砂漠地帯にある石油パイプライン建設現場へと派遣される。現場に到着した2人は、そこが安全かどうかを見極めるため、22時間にもおよぶ偵察を行うこととなった。偵察中、マシューズは護衛にあたっていた兵士の遺体から無線機を回収するために接近したところ、狙撃をうけて負傷する。アイザックは撃たれたマシューズを救出しようとしたが、失敗に終わったどころか、自身も狙撃されて傷を負う。また、通信機もアンテナを狙撃されて遠距離通信が出来なくなり水筒にも穴が開いてしまった。 アイザックは、基地本部に助けを求めて無線連絡し、ヘリコプターでの救出を依頼することに成功する。しかし、本部との会話に不信感を持ったアイザックは、やがて基地本部として無線で会話している人物こそ、自分たちを狙撃した相手だと気づく。その男は、兵士たちが名狙撃主として恐れたジューバというイラク兵だった。 負傷したアイザックに残された道は、壁に隠れながらジューバを倒すチャンスを伺うことだけだった。アイザックは砂ほこりを利用してマシューズの協力のもとジューバの位置を特定しようと試みる。やがて、ジューバが無線を使って狙撃するターゲットを次々と現場に誘き寄せて殺害していたことが明らかになる。 ※括弧内は日本語吹替[4] 2014年11月12日、アマゾン・スタジオズがドレイン・ウォーレルが執筆した脚本を映画化する権利を購入したと報じられた。ウォーレルは中国で英語を教える仕事に就きながら、本作の脚本を執筆し、2014年のブラックリスト(映画化されていない脚本を対象とした人気投票)へのランクインを果たしていた[5][6]。ウォーレルは「本作の脚本を執筆するに当たって、私が関心を持ったのは2人の登場人物によるシンプルな会話です。アイザックとジュバの会話は、ニューヨークの公園のベンチでチェスをする2人の男性の会話にも似たところがあるでしょう。
ストーリー
キャスト
アレン・アイザック軍曹: アーロン・テイラー=ジョンソン(小松史法)
シェイン・マシューズ2等軍曹: ジョン・シナ(楠大典)
ジューバ: ライト・ナクリ(山野井仁) - イラク人の狙撃手。声のみの出演。
製作
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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