ザナドゥ
Xanadu
監督ロバート・グリーンウォルド
脚本リチャード・クリスチャン・ダナス
マーク・リード・ルベル
製作ローレンス・ゴードン
ジョエル・シルバー
製作総指揮リー・クレイマー
出演者オリビア・ニュートン=ジョン
ジーン・ケリー
マイケル・ベック
音楽ジョン・ファーラー(挿入歌)
ジェフ・リン(挿入歌)
バリー・デ・ヴォーゾン
『ザナドゥ』(英: Xanadu)は、1980年公開のアメリカ映画。地上に最高の音楽の殿堂を作るために、と集まる人々を描くミュージカル・ファンタジー映画。
2007年には、この映画のブロードウェイ・ミュージカル劇場版が制作・上演された。各シーンで使用される楽曲は、映画サントラ盤とほぼ同じであるが、LP未収録のシングル盤B面曲は削除された。その代わりにオリビアの『そよ風の誘惑』とELOの『イーヴィル・ウーマン』が追加された。
ブロードウェイ版は、酷評された映画とは対照的に『ニューヨーク・タイムズ』で絶賛されるなどし、翌年のトニー賞にミュージカル作品賞、台本賞、主演女優賞、振付賞で候補となり、予想以上のロングラン上演となった(512公演)[1]。ブロードウェイ以外でも次々に新演出で公演されるようになり、オーストラリアでの公演は本作の振付家ケニー・オルテガが手掛けた。2015年にはロンドンで英国初演もされた。
解説(日本劇場未公開、2004年「リタ・ヘイワース フィルム・コレクション」と1作としてDVDスルー)の非公式なリメーク作品とされる。
『ザナドゥ』はクビライ・カーンの設けた伝説の歓楽の都をテーマにした詩 (Kubla Khan) にインスパイアされて、この映画としては音楽の殿堂を重ね合わせている。
当時大人気を誇る歌手オリビア・ニュートン=ジョンと、半ば引退状態にあった往年のミュージカル・スター、ジーン・ケリーの競演、音楽はエレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)が担当するなど、話題性十分の作品だった。当時の宣伝コピーは「ファンタジー。ミュージカル。夢が実現するところ。(A fantasy. A musical. A place where dreams come true.)」であった。
途中、アニメーションのみで構成されるシーンが挿入される。このアニメーションパートは、ドン・ブルース・プロダクションが制作している。 ※括弧内は日本語吹替
キャスト
女神キラ - オリビア・ニュートン=ジョン(小林さやか)
ダニー・マグワイア - ジーン・ケリー(中村正)
ソニー・マローン - マイケル・ベック(内田夕夜)
シンプソン - ジェームズ・スローヤン