サーレワーク・ゼウデ
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エチオピアの大統領
現職
サーレワーク・ゼウデ(アムハラ語: ?????? ???[1]、Sahle-Work Zewde、1950年2月21日 - )は、エチオピアの政治家。現役の外交官だった2018年10月、エチオピア連邦議会から全会一致で大統領に選出された[2]。エチオピア初の女性大統領である。
外交官時代は国際連合のアフリカ連合特別代表や国連アフリカ連合事務局長などを務めた。アムハラ語とフランス語、英語を使うことができる[3]。
名はサヘレウォルク[4][5]やサフレウォク[6]、サハレワルク[7]などとも書かれる。 アディスアベバに生まれる[8]。アムハラ人とグラゲ人の血を引く。アディスアベバのフランス系インターナショナルスクール、リセ・ゲブレ=マリアムやフランスのモンペリエ大学で学んだ後[9][10]、エチオピア外務省に入省。外交官として駐セネガル大使[11](1989年 - 1993年[12]、マリ・カーボベルデ・ギニアビサウ・ガンビア・ギニア兼轄)や駐ジブチ大使(1993年 - 2002年、政府間開発機構常駐代表兼務[13][14])、駐フランス大使[11](2002年 - 2006年[15]、チュニジア・モロッコ兼轄、国際連合教育科学文化機関常駐代表兼務)を歴任した。また、アフリカ連合や国連アフリカ経済委員会の常駐代表、外務省アフリカ総局長なども務めた[15]。エチオピアで女性が大使に任命されたのは、ヨディト・エミルに次いでサーレワークが2人目であった[12][16]。 国際連合では潘基文事務総長のもとで特別代表や中央アフリカ共和国統合平和構築部隊 (BINUCA) 部長を歴任した後[17]、2011年にナイロビ事務局長に任命された[18][7]。2018年には、新たに事務総長に就任したアントニオ・グテーレスから、女性として初めて、事務次長級のポストであるアフリカ連合特別代表兼国連アフリカ連合事務局長に任じられた[19][18]。 2018年10月25日、サーレワークは突如辞任したムラトゥ・テショメの後任として、エチオピアの大統領に指名された[20]。1995年のエチオピア連邦民主共和国成立から数えて、4代目の大統領となる[21][22]。任期は6年[3]。エチオピアで女性が国家元首となったのはエチオピア帝国時代の女帝ザウディトゥ以来で、女性が大統領となるのは初めてであった。
経歴
脚注^ ゲエズ文字による綴りを『ニューエクスプレス アムハラ語(CD付)』(若狭基道、白水社、2018年3月、ISBN 978-4-560-08767-1)10-14頁に掲載されている文字表に基づいてカナとローマ字に転写すると「サフラワるく ザウデ」[sah(?)lawar(?)k'(?) zaw(?)de]となる。
^ “Ethiopia gets first female president
^ a b “Sahle-Work Zewde named Ethiopia's first woman president”. Al Jazeera (2018年10月25日). 2018年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月26日閲覧。
^ “松永大使がサヘレウォルク大統領に信任状を奉呈”. 在エチオピア日本国大使館 (2019年3月28日). 2019年8月9日閲覧。
^ “アフリカ・インベストメント・フォーラム:予想を超えた成功”. アフリカ開発銀行グループ (2018年11月19日). 2019年8月9日閲覧。
^ “エチオピアに女性大統領誕生”. 時事ドットコム (2018年10月26日). 2019年8月9日閲覧。
^ a b “国連幹部”. 国際連合広報センター. 2019年8月9日閲覧。