サードウェーブ
[Wikipedia|▼Menu]

この項目では、日本の企業について説明しています。心理学の実験については「サードウェイブ実験」を、アルビン・トフラーの著書については「第三の波 (トフラー)」をご覧ください。

株式会社サードウェーブ
THIRDWAVE CORPORATION種類株式会社
本社所在地 日本
〒101-0021
東京都千代田区外神田二丁目4-4
第一電波ビル 5F
設立1984年昭和59年)3月31日
業種小売業
法人番号4010001018053
事業内容グループ会社の管理業務及び小売事業
代表者尾崎健介(代表取締役社長
資本金4,000万円(2011年7月1日時点)
売上高320億円(グループ合計:2011年7月期)
純利益9億2700万円(2019年07月31日時点)[1]
純資産55億5400万円(2019年07月31日時点)[1]
総資産157億6500万円(2019年07月31日時点)[1]
従業員数771名(グループ合計:2012年2月末日時点)
決算期7月末日
外部リンク ⇒http://www.twave.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社サードウェーブ(英称: THIRD WAVE CORPORATION)は、「ドスパラ(DOSPARA)」の商号で日本全国にパソコンショップチェーンを展開する企業。

2012年8月、旧・株式会社サードウェーブから、パソコンの製造事業を行う株式会社サードウェーブデジノス(英称:Thirdwave Diginnos Co., Ltd.)、法人向けコンピューター機器等の製造・販売事業を行う株式会社サードウェーブテクノロジーズ(英称:Thirdwave Technologies Co., Ltd.)、パソコン販売ショップチェーン・通販サイト「ドスパラ(DOSPARA)」運営の株式会社ドスパラ(英称: Dospara Co., Ltd.)の計3社が分割・設立されたが、その後再統合されている。

じゃんぱら(旧社名:サードウェーブエクスチェンジ)は、発足当初関係会社だったが、現在は独立している。
目次

1 概要

2 主たる事業

2.1 パソコン製造事業

2.2 法人向け事業

2.3 パソコン販売事業

2.4 PCアクセサリー・知育玩具販売事業

2.5 携帯機器端末リユース事業


3 主な沿革

4 不祥事

5 イベント協力タレント

6 補足

7 脚注

8 関連項目

9 外部リンク

概要

1984年の創業当時は、秋葉原の路地裏に小型店舗を構え、海外メーカーのパソコン商品の販売を行っていた。1992年にPC/AT互換機の普及とともに、当時あまり入手ができなかった海外輸入のPCパーツを中心に取り扱い、屋号も「DOS/Vパラダイス」とした。その後全国にチェーン展開を進め、2003年には屋号を「ドスパラ」と改めた。2012年、事業ごとに会社分割され、「ドスパラ」は株式会社ドスパラが運営にあたっていたが2018年に再統合された。現在では、PC専門店として日本最大手の1つとして数えられている。
主たる事業
パソコン製造事業

いわゆる「ホワイトボックスベンダー」として、BTO(Build To Order)パソコンを国内で生産している。パソコンでは、オンラインゲーム向けパソコンとしてコアなファンの多い「GALLERIA(ガレリア)」や、映像・DTM製作者向けの「Raytrek(レイトレック)」など、ヘビーユーザー仕様の商品に特徴を持っている。また、一般向けパソコンとして、価格対性能の高い「Diginnos(デジノス)」(以前は「Prime(プライム)」)を展開している。
法人向け事業

旧・テクノロジーズ。ハードウェアのソリューションベンダーとして、法人向けにサーバ、ワークステーションの製品の販売を行っている。受注企画を中心に行っており、大手ハードウェアベンダーでは対応しない1台からPC・サーバの仕様を企画するなどの営業活動をしている。CentOSDebianなどのLinuxの動作保証をしたサーバや、スペックで個別のニーズのあるパソコンを販売している。近年では、データセンター向けの消費電力の優れた製品や大学・研究所向けにCUDA技術を採用した製品などの開発を行い、特定業界に対しての製品を強めている。
パソコン販売事業 ドスパラパーツ館(2013年)

「ドスパラ」店舗・通信販売サイトを運営。

パソコン、パソコンパーツおよび周辺機器を中心に、国内外の商品を豊富に取り揃え、販売している。ビデオカードでは、海外で著名であり価格性能比が高いPalitなど、パソコンパーツ輸入商社の老舗らしいマニアックな商品が並べられ、それを目当てとするコアなファンが多い。(パソコンについては「パソコン製造事業」を参照)

2012年8月より、関東地域を対象に、ウェブ通販サイトで正午までの注文を即日で配達するサービスを開始した。

2018年2月現在、22店舗を全国の主要都市に展開[2]
PCアクセサリー・知育玩具販売事業

株式会社エバーグリーン→ドスパラが展開するも、サードウェーブに吸収合併。

世界中から便利な商品・一風変わったユニークな商品を輸入し、販売を行っている。IT周辺機器や家電製品を中心に、近年では有名ブランド商品や知育玩具など、ジャンルはこだわらない。販売ルートとして、上海問屋(店舗、通販)、ダイレクトーキョー(通販)を運営。2013年7月31日に後述の通りドスパラが展開した後サードウェーブに吸収合併。
携帯機器端末リユース事業

リプロ電子株式会社が展開。

携帯電話下取り支援サービスとして、データ消去、中古携帯の下取り・買取りを行う「Re-secure(リセキュア)」を提供。自社リユース製品「REPROX(リプロックス)」など、環境に配慮したオリジナルのエコ製品の製品化も積極的に行っている。
主な沿革

1984年 - コンピュータ関連機器販売を主たる目的として設立。資本金500万円。秋葉原電気街にパソコンショップをオープン。

1988年 - パソコンレンタル事業を開始。

1992年 - 店名「DOS/Vパラダイス」 にてDOS/Vパソコン販売を開始。

1993年 - 「DOS/Vパラダイス」 の全国展開を開始(秋葉原・大阪など)。

1994年 - 関連会社で中古パソコン買取・販売店を出店開始。

1998年 - 秋葉原・大阪・名古屋など主要店舗にて通信販売を開始。

2000年 - 通信販売を統合、インターネット通販サイトのサービスを開始。法人事業部を開設。東京・大阪の2地区に展開。

2003年 - 店名を「DOS/Vパラダイス」から「ドスパラ」へ改名。

2004年 - 名古屋地区に法人事業部署を開設、全国3地区展開に。

2008年 - ホールディングス化。[3]

2010年 - 店舗の大型化リニューアルにより近隣店舗を併合、全国23店舗に集約。

2011年 - 秋葉原に日本最大規模のPCパーツショップ「ドスパラ パーツ館」オープン。[4][補足 1]

2012年

8月 - PCの製造事業・小売事業・法人向け販売の各事業を分割。株式会社サードウェーブデジノス、株式会社ドスパラ、株式会社サードウェーブテクノロジーズが誕生する。


2013年

1月 - グループ会社である株式会社エバーグリーンが運営するユニーク雑貨等を扱う通販サイト「上海問屋」のリアル店舗が、「ドスパラ」店舗内(秋葉原)にオープン。以降、「上海問屋」商品の取り扱いを全国の「ドスパラ」に拡大[5]

7月31日 - グループ会社の株式会社エバーグリーンを株式会社ドスパラが吸収合併[6]


2015年

4月1日 - 株式会社ドスパラと株式会社サードウェーブテクノロジーズが合併[7]


2018年

2月1日 - 株式会社ドスパラおよび株式会社サードウェーブデジノスをサードウェーブに統合[8]。放射線測定器関連事業を東洋メディックに譲渡[9]


不祥事

2018年に、初期不良のPCパーツの返品を受けつけず、さらには買い取り査定で異常に安い金額を提示する問題が発覚した。内容は、客がドスパラでパソコンの部品を16万円で購入したものの、初期不良で正常に動作できない状態だった。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:39 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef