サーク
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イギリス海峡にあるサークとも呼ばれるサーク島」とは異なります。

サークジャンルアクションRPG
対応機種PC-8801mkIISR (PC88)対応機種一覧

PC-9801 (PC98)
MSX2
X68000 (X68)
PCエンジンSUPER CD-ROM2 (PCE)
スーパーファミコン (SFC)
Windows (Win)
Vアプリ
Nintendo Switch (NSW)

開発元マイクロキャビン
発売元マイクロキャビン
ディレクター大津正徳
デザイナー柳島秀行
プログラマー山田浩司
三曽田明
中津泰彦
山川富士男
永井勝也
音楽新田忠弘
笹井りゅうじ
美術谷口恵津子
シリーズサークシリーズ
人数1人
メディア5インチフロッピーディスク
発売日 1989051989年5月
発売日一覧

PC98
198907071989年7月7日
MSX2
1989111989年11月
X68
199004271990年4月27日
PCE
199212251992年12月25日
SFC
199302261993年2月26日
Win(PC88版の移植)
200111242001年11月24日
Win(MSX2版の移植)
200207022002年7月2日
Vアプリ
200406012004年6月1日
Win(X68000版の移植)
200505172005年5月17日
Win(MSX2版の移植)
200603282006年3月28日
Win(PC98版の移植)
200802192008年2月19日
Win(SFC版の移植)
201302192013年2月19日
Win(PC88版の移植)
201604122016年4月12日
NSW (PC-8801mkIISRの移植)
202403282024年3月28日


その他型式:91145
テンプレートを表示

『サーク』 (Xak) は、1989年5月に日本のマイクロキャビンよりPC-8801mkIISRシリーズ用として発売されたアクションRPG。正式なタイトル名は『サーク ジ・アート・オブ・ビジュアル・ステージ』(Xak The Art of Visual Stage、以降『サークI』と表記)。

ストーリーや音楽が評価された本作は、各種ホビーパソコン家庭用ゲーム機などに移植され、後にシリーズ化された(#評価#移植版#シリーズ作品)。
ゲーム内容

王国ウェービスを襲った暴君「バドゥー」を倒すため、主人公の「ラトク・カート」が冒険する物語。「VRシステム」(後述)によって高低差や奥行きを表現した立体的なマップが特徴で、登場するキャラクターはリアルなプロポーションで表現されている。なお、アクションRPGでありながら、途中にはキーボード操作では難しい縦シューティングゲームステージが入っている。
VRシステム

Visual Representation(ビジュアル・リプレゼンテーション)システムの略。2Dハーフトップビューにおいて高低や奥行きの表現により立体的なマップ構成を可能にするマップ・キャラクタ合成表示システムの総称であり、本作はその初採用作に当たる。

本シリーズでのバージョンアップを経て『幻影都市』(1991年)などにも採用されることとなるこのシステムは、前述の要素のほか、主人公が建物の影に隠れても半透明で表示されることから見失わずにプレイを続行できる。
ストーリー

はるか昔、まだ世界を神々が治めていた時代には、すべての生物は平和に暮らしていた。だが神々の力が弱まってくるにつれて姿を現したのが邪悪な種族である"妖魔"たち。彼らはこの世界に、恐怖と混乱をもたらしたのだ。そこで神々は、衰えつつある力を振り絞って妖魔と一大決戦を繰り広げた。封印戦争と呼ばれるこの戦いに勝利した神々は、世界を妖魔界「ゼキシス」、妖精界「オーシャニティ」、そして人間界「サーク」の3つに分割し、妖魔界には妖魔が他の世界へ侵入しないよう厳重な封印をかけられたのだった。

250年前、平和だった王国ウェービスに妖魔界から暴君バドゥーが降り立った。バドゥーとその配下のモンスターたちにより、村々は為す術もなく壊滅して人々に滅亡の危機が迫る。やがて彼らの祈りに応え、戦神デュエルが立ち上がる。デュエルは剣を持って単身でバドゥーたちに立ち向かい、激戦の末に打ち倒す。しかし、バドゥーだけは神といえども完全には滅することができない存在だったため、デュエルはバドゥーの魂と肉体を分離させ、魂は北の果てにある「永久氷壁」へ、肉体は聖なる力に守られた「王家の聖域」へ厳重に封印した。こうして、ウェービスは悪夢の時代から開放され、再び平和を得た。

人々に崇められる中、デュエルは一人の人間の女性と出会い、恋に落ちる。やがて、デュエルは神であることよりも一人の人間として生きたいと考え、神の位と永遠の命に別れを告げて女性と結婚した。人々は恒久的な平和の象徴として、二人を祝福する。デュエルが妻との間に何人かの子供を授かり、人間としての生を全うした後もなお平和な時代が続く中、人々の記憶からは次第に悪夢の時代が薄れていく。

そして、250年後のある日、バドゥーの封印が何者かによって解かれ、ウェービスは危機に瀕する。国王は打倒バドゥーを命じるべく、デュエルの末裔ドルク・カートのもとへ妖精ピクシーを使いに出すが、彼は半年前に居を構えていたフェアレスの町から行方不明になっていた。彼女はバドゥーを倒すことができるのは、戦神デュエルの末裔だけであり、ラトクに戦って欲しいと頼んだ。そこで、ドルクの一人息子ラトク・カートは、ドルクに代わってバドゥーの討伐に旅立ってゆく[1]
登場人物

※声はPCE版のみ。
ラトク・カート
- 草尾毅シリーズ全作の主人公(『フレイ』を除く)。通称ラトク。戦神デュエルの血を引き、ドルク・カートを父に持つ16歳の少年剣士。色恋沙汰には鈍感。『サークI』では名前を変更可能。なお、過去作の『セイレーン』にも幼少の頃のラトクが登場している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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