サーカス
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、舞台興行について説明しています。その他の用法については「サーカス (曖昧さ回避)」をご覧ください。

サーカス(: circus)とは、人の身体的な妙技、動物の技、ピエロによるパフォーマンスなどを見せるショー見世物)であり[1]、たいていはテントで覆われたアリーナ(舞台を四方から観客席で囲む形式の施設)で行われる[1]
概要

サーカスは、1770年イギリス「アストリー・ローヤル演芸劇場」で開催されたことに始まり、その円形劇場で催された新機軸が評判となった。その後、これを「サーカス」と呼ぶことが広まった。近代サーカスは、曲馬(馬による曲芸)を主要な演目として発展しつつ、そこに新しいショー形式が取り入れられ、興行として成長してきたものである[2]
演目詳細は「サーカスのスキル一覧(英語版)」を参照

近代サーカスで上演される演目は無数にあり、多様化の一途を辿るが、一般的な演目としては以下のものが挙げられる。
動物曲芸
を使用した曲馬芸が最も一般的で、その他ライオンクマトラなどが使用される。調教された動物による "火の輪くぐり" や三輪車、自転車、縄跳び、シーソーなどを使用した芸が披露される。(ただし近年では後述するように、サーカスでの動物使用を禁止する国や地域が増えている。)
空中曲芸
綱渡りトランポリン空中ブランコなどを使用した空中で難しい技や美しさを見せる曲芸。エアリアル (サーカス)
地上曲芸
ワイングラスを重ね、足や額に乗せて平衡感覚を見せるものや、人間同士が重なり合ってその重厚な美しさを見せる(人間ピラミッドなど)曲芸。
道化芸
道化師(ピエロ)が手品や軽業などを見せながら時折失敗を混ぜつつ、観客の笑いを誘うなど、主に観客の緊張を解くことを目的として上演する曲芸。
未整理


コントーション

ジャグリング

綱渡り

ファイアーイーティング

ウォール・オブ・デス (曲芸)
@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

サーカスのテントの外観例

テント内部のアリーナと、そこで行われる馬の芸

空中ブランコ

綱渡り

身体的曲芸

道化師

歴史

サーカスの語源については諸説ある:

英語のサーカスの語源は、ラテン語円周回転)だとする説。

古代ローマの円形競技場(キルクス)が語源である、とする説。

歴史的に円形広場で催された見世物は、古代エジプト古代ローマの時代に存在しており、近代サーカスとの継承関係は定かではないものの[2]、エジプトではすでに見せ物として動物の芸や人間の曲芸が展示されることがあり、古代ローマでは見世物の一部が円形競技場で行われるようになった。


近代サーカスはイギリス人退役軍人のフィリップ・アストリー(1742年 ? 1814年)によって確立され、ヨーロッパからロシアアメリカへと広がったとされる。従来より見世物として確立していた動物芸、人間の曲芸に加え、アストリーは道化芸という概念を新たに取り入れた。(なお、アストリー自身は「サーカス」という用語を使っていなかった[3]

道化芸は19世紀初頭に活躍したパントマイム役者ジョセフ・グリマルディ、ジーン・オリオールらによって、「喜劇中のふられ役・失敗ばかりして観客の笑いを取る」というスタイルが確立され、真っ白に塗った顔にだぶついた服装というお決まりのピエロ姿で、近代サーカスでは欠かせない要素のひとつとなった。

二頭の走る馬の上に立つ曲馬(1874年)

ジョルジュ・スーラが描いたサーカス(1891年)

道化師(1891年)

1896年のポスター


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:45 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef