サヴァ川
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、東ヨーロッパの川について説明しています。山口県中部に流れる川については「佐波川」をご覧ください。

サヴァ川
ベオグラード
延長940 km
平均流量-- m³/s
流域面積95,720 km²
水源の標高-- m
河口・合流先ドナウ川
流域スロベニア
クロアチア
ボスニア・ヘルツェゴビナ
セルビア
テンプレートを表示
流路

サヴァ川(サヴァかわ、セルビア語: Сава、クロアチア語: Sava、ドイツ語: Save、ハンガリー語: Szava)は、東ヨーロッパを流れるである。ローマ時代にはSavusと呼ばれていた。
地理

スロベニアクロアチアボスニア・ヘルツェゴビナセルビアの各国を流れ、セルビアの首都ベオグラードドナウ川合流する。この川がバルカン半島の北端の付け根とされることが多い。

サヴァ川には主な水源が2つあり、ともにスロベニア北西のアルプス山脈に存在する。1つの水源はクランスカ・ゴーラ近郊のサヴァ・ドリンカ(英語版)のである。「小さいサヴァ」を源とするもう1つの支流は、一度ボヒニ湖(英語版)に流れ込み、サヴァ・ボヒニカ(英語版)として流れ出ている。両支流はラドヴリツア(スロベニア語版)で合流し、サヴァ谷(英語版)を流れていく。

中下流部の蛇行するサヴァ川の沿岸に氾濫原が発達しており、川沿いに河畔林湿地草地ヨシ原三日月湖が多い。川およびその沿岸にはRanunculus lingua(英語版)、ウォーターヴァイオレット(英語版)、Urtica kioviensis(スウェーデン語版)、ヨシヤナギポプラオークなどの植物が生え、シュバシコウヘラサギメジロガモなどの鳥類、ドナウイトウコイ、Umbra krameri(英語版)、Gymnocephalus schraetser(英語版)、Zingel streber(英語版)などの魚類、ユーラシアカワウソヨーロッパビーバーなどの哺乳類およびファイアサラマンダー、ダルマチアアカガエル(英語版)、ヨーロッパヌマガメ、ヌマカイメン(英語版)、貧毛綱のRynchelmnis limnosela、ダニューブクシイモリ(英語版)などが生息している。ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境に近いクロアチアのロニスコ・ポリェ自然公園(英語版)[1]、ボスニア・ヘルツェゴビナ北部のバルダチャ湿地(英語版)[2]、セルビアのスレムスカ・ミトロヴィツァ付近のザサヴィツァ湿地(英語版)およびオベドスカ沼地(英語版)はラムサール条約登録地である[3][4]

主な支流としては、リュブリャナで合流するリュブリャニツァ川、サヴィーニャ川(英語版)、クルカ川、ソトラ川(英語版)、クパ川ウナ川ヴルバス川ボスナ川ドリーナ川などがある。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:13 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef