サン・セバスティアン
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この項目では、スペインの都市について説明しています。その他の用法については「サン・セバスティアン (曖昧さ回避)」をご覧ください。

Donostia-San Sebastian

  


 バスク州
 ギプスコア県
面積60.89 km2 [1]
標高6m
人口186,095 人 (2015年[2]
人口密度3,056.25 人/km2
住民呼称donostiarra
自治体首長
(2015年)Eneko Goia Laso(EAJ-PNV[3]
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ドノスティア / サン・セバスティアン公式サイト

サン・セバスティアン(スペイン語: San Sebastian, スペイン語: [san seβas?tjan])、またはドノスティア(バスク語: Donostia, バスク語: [do?nos?tia])[4]は、スペインバスク州ギプスコア県ムニシピオ(基礎自治体)。ギプスコア県の県都である。

ビスケー湾に面しており、フランスとの国境からの距離は約20 kmである。2011年の人口は186,409人であり、サン・セバスティアン都市圏の人口は436,500人である[5]。主要な経済活動は商業観光業であり、スペインでもっとも著名な観光地のひとつである[6]。その食文化サン・セバスティアン国際映画祭などで世界的な知名度を得ている。ポーランドのヴロツワフとともに、2016年の欧州文化首都に選定されている[7][8][9]
名称

1982年までの正式名称はスペイン語のSan Sebastianだった。1982年に2言語の名称をハイフンで連結したDonostia-San Sebastian(ドノスティア=サン・セバスティアン)に変更された[10]、これは二言語の名称をつなげた「Donostia-San Sebastian」という塊が公式名であることを意味する。2012年には「Donostia」と「San Sebastian」のそれぞれが公式名となった。公式文書などでは2言語の名称をスラッシュで分けたDonostia / San Sebastian(ドノスティア / サン・セバスティアン)という表記も用いられる[11][12][13]。「ビスケー湾の真珠」[14]「カンタブリア海の真珠」[15] と称される。

スペイン語の「サン・セバスティアン」とバスク語の「ドノスティア」はまったく異なる起源をもつ単語にみえるが、いずれも聖セバスティアンに由来する。バスク語の地名におけるドナ/ドノ/ドニ(dona/dono/doni)という要素はラテン語のドミネ(domine)に由来して聖人を意味し、ドノスティアの後半部分は聖セバスティアンの短縮形のスティア(stia)である[16]。住民の呼称はスペイン語でもバスク語でもドノスティアラである。
地理

サン・セバスティアンはスペイン北東部、バスク州北部にあり、北側がビスケー湾に面している。ギプスコア県ドノスティアルデア郡に属する。サン・セバスティアン都市圏の中心都市であり、近隣の町にはイルン(17 km)、エレンテリア(7 km)などがある。都市圏の東部は国境を越えてフランス・ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏アンダイエにまで広がっている。サン・セバスティアンの美しい海岸線は人気のビーチスポットである。市街地やラ・コンチャ海岸などのビーチはモンテ・ウルグル、ウリア山、パサイア山、アダラ山、モンテ・イゲルドなどに囲まれており、ラ・コンチャ湾にはサンタ・クララ島が浮かんでいる。

サン・セバスティアンはウルメア川の河口に位置し、18世紀以後にウルメア川最下流部の大規模な湿地帯の上に建設された。市内は17区に分かれており、アイエテ区、アルツァ区、アマラ区、アマラ・ベリ区、アンティグア区、アニョルガ区、アテゴリエタ=ウリア区、エルディアルデア区、エヒア区、グロス区、イバエタ区、インチャウロンド区、ロイオラ区、マルトゥテネ区、ミラクルス=ビデビエタ区、パルテ・サアーラ区、スビエタ区がある。市街地中心部やアマラ・ベリ区、ロイオラ区は20世紀前半までウルメア川の流路だったかつての河床跡に位置している[17] サン・セバスティアン市街地とラ・コンチャ湾のパノラマビュー
歴史
先史時代・古代

サン・セバスティアン近郊で最初に確認されたヒトの定住跡はアメツァガニャの集落であり、市街地から見て南のインチャウロンド区とアスティガラガ(スペイン語版)の間にある。アメツァガニャからはグラヴェット文化期の紀元前24,000年前から22,000年前に遡る、動物の皮膚を切断するためのナイフとして使われた石器などが発掘されている。後期旧石器時代の野外の集落は、定住者が狩猟を行うホモ・サピエンスだったことを明らかにしており、さらに当時の寒冷な気候も指し示している[18]

古代ローマ時代、サン・セバスティアンはヴァルドゥリ(英語版)の領土だったと考えられている。サン・セバスティアンの東17kmにあるイルンにはバスク・ローマの町であるオイアッソ(英語版)の遺跡があるが、文献上では長い間サン・セバスティアンがオイアッソであると誤認されていた。
中世

中世初期には長くサン・セバスティアンが文献に登場しないが、1014年、エルナニとの境界に近く、サガルド(リンゴ酒)用のリンゴ園を持つ聖セバスティアンの修道院がナバラ王国サンチョ3世によってレイレ修道院に寄進された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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