この項目では、サンパウロ市について説明しています。州については「サンパウロ州」を、その他の用法については「サンパウロ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
サンパウロ市
Cidade de Sao Paulo
左上から:セー広場のサンパウロ大聖堂
市旗市章
愛称 : Selva de Pedra [1] 霧雨の地、サンパ
位置
サンパウロの位置
位置
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座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}南緯23度32分35.88秒 西経46度37分58.8秒 / 南緯23.5433000度 西経46.633000度 / -23.5433000; -46.633000
歴史
創設1554年1月25日
行政
国 ブラジル
州サンパウロ州
市サンパウロ市
市長リカルド・ヌネス(英語版)
(ブラジル民主運動党)
地理
面積
市域1521.11 km2
標高760 m
人口
人口(2016年[2][3]現在)
市域12,038,175人
人口密度 7,914人/km2
その他
等時帯UTC-3
公式ウェブサイト : ⇒Sao Paulo
サンパウロ(Sao Paulo、ブラジルポルトガル語発音:[s??w? ?pawlu] ( 音声ファイル))は、ブラジル南東部に位置する都市。サンパウロ州の州都。
人口約1,200万人。ブラジルのみならず、南半球最大のメガシティである。2016年の都市圏人口(近郊を含む)は2,060万人で、世界第10位、南半球では第1位である[4]。アメリカのシンクタンクが2016年に発表した世界都市ランキングでは、世界34位と評価された。ブラジルの都市としては、リオデジャネイロを凌ぎ首位であった[5]。
略称として SP や S.Paulo と表記される(「SP」は「サンパウロ州」の略称でもある)。住人の呼称は「パウリスターノ (paulistano)」、女性形は「パウリスターナ (paulistana)」。 市街地には高層ビルが、郊外には多くの工場が立ち並ぶ大都会で、ブラジルのみならず南米の経済、文化の中心地の一つである。平均収入もブラジルで最も高く、2009年には個人所有のヘリコプターとヘリポートの数が世界一になった。 イタリア系やポルトガル系、スペイン系、ドイツ系、シリア系、レバノン系、ユダヤ系、日系の人口が特に多い他、最近では韓国などのアジア諸国からの移民が増えている。内陸に位置するため、南方60kmの位置に在るサントスを外港とする。 なお、「サンパウロ (Sao Paulo)」は、ポルトガル語でキリスト教における聖人の1人である「聖パウロ」の意味。ブラジル日報等の現地日本語メディアでは漢字で、「聖市」と表記される。
概要
地理サンパウロで最も高いジャラグア山
ブラジル南部に位置し、標高は約800m。人口の増加に併せ郊外が拡張を続けている他、近隣都市からの通勤者も増加している。なお、ブラジル第2の都市であるリオデジャネイロからは約450km、外港であるサントスから約60kmの距離にある。
市の中心はセー広場とその周辺のセントロ地区であり、そのすぐ南に東洋人街(旧日本人街)であるリベルダーデが広がる。中心部より南西にはビジネスと金融の中心であるパウリスタ通りがある。
市域および周辺部の大サンパウロ都市圏は生物多様性のホットスポットである大西洋岸森林に位置し、町並みの間に広大なグリーンベルトが広がり、その中にクロホエザル(英語版)、ピューマ、キマユメガネフクロウ(英語版)などが生息している。2017年にユネスコの生物圏保護区に指定された[6]。
歴史「ブラジルの歴史」も参照
創設期サンパウロの創設(1913年、アントニオ・パレイアス画)サンパウロの衛星写真
サンパウロの起源は、インディオに対する布教のためポルトガル王ジョアン3世(在位1521年 - 1557年)の依頼で派遣されたイエズス会宣教師団の一人ジョゼ・デ・アンシエタ (Jose de Anchieta) が1554年にとして創設した宣教村である。その後人口はゆっくりと増大し、1565年にはサンパウロ市が創設された。しかしサンパウロは内陸に位置し、本国ポルトガルとの連絡に不便であったため、当時のブラジル開発の主力産業であったサトウキビ農園なども立地せず、開発が遅れていた。 サンパウロが成長をはじめるのは17世紀中頃に奥地探検隊バンデイランテス (Bandeirantes) の根拠地となってからである。バンデイランテスはサンパウロの奥地に建設されつつあったイエズス会の教化集落を襲撃し、住民であるインディオを奴隷として海岸部のサトウキビ農園へと売却して行ったが、その過程で奥地の開発が進められ、拠点としてサンパウロの重要性は徐々に上昇していった[7]。また、イエズス会はスペインの支援を受けていたが、バンデイランテスによって撤退を余儀なくされ、その土地にバンデイランテスが進出することによってポルトガルの勢力圏がトルデシリャス条約線を大きく越えて西へ伸びるきっかけとなった。 その後もバンデイランテスの活動は続き、1693年には現在のミナスジェライス州で金鉱を発見し、これがブラジルの発展のきっかけとなった。しかし、金を求めてやってきた山師(靴を履き脛あてをしている姿から、サンパウロ人からは足が羽毛に覆われている鳥にたとえエンボアーバと呼ばれた)たちと、金鉱を発見したサンパウロ市民との対立は悪化し、1708年にはエンボアーバ戦争
成長期