サンディエゴ
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この項目では、アメリカ合衆国カリフォルニア州の都市について説明しています。その他の用法については「サンディエゴ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

サンディエゴ市
City of San Diego


市旗市章

愛称 : America's Finest City
位置

サンディエゴ郡内の位置
座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯32度42分54秒 西経117度09分45秒 / 北緯32.71500度 西経117.16250度 / 32.71500; -117.16250
歴史
設立1769年
行政
アメリカ合衆国
 カリフォルニア州
 サンディエゴ郡
 市サンディエゴ市
市長トッド・グロリア(英語版)
民主党
地理
面積 
  市域964.51 km2 (372.40 mi2)
    陸上  842.23 km2 (325.19 mi2)
    水面  122.27 km2 (47.21 mi2)
      水面面積比率    12.68%
標高22 m (72 ft)
人口
人口(2020年現在)
  市域1,386,932人
  備考[1]
その他
等時帯太平洋標準時 (UTC-8)
夏時間太平洋夏時間 (UTC-7)
公式ウェブサイト : www.sandiego.gov

サンディエゴ(:San Diego)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ郡にある都市。同州ではロサンゼルスに次いで人口が多く、アメリカ西海岸有数の世界都市
歴史

1542年ポルトガル生まれのスペインの探検家のフアン・ロドリゲス・カブリージョスペイン語: Juan Rodriguez Cabrillo)あるいはジュアン・ルドリゲシュ・カブリーリュ(ポルトガル語: Joao Rodrigues Cabrilho)が、スペイン船でロマ岬(Point Loma)に到着し、この地を「サン・ミゲル(San Miguel)と名づけた。ヨーロッパ人として初めてサンディエゴに足を踏み入れたとされている。1602年、植民地開拓に来たスペイン人のセバスティアン・ビスカイノ(Sebastian Vizcaino)は、同年11月12日の「サン・ディエゴ・デ・アルカラ(英語版)」の祭りの日に「サン・ミゲル」から「サン・ディエゴ」に町の名前を変更した。これ以来この都市の名前となった。

1769年フランシスコ会修道士フニペロ・セラ神父が、スペインの支配地であったメキシコからサンディエゴに入り、現在のオールドタウン(Old Town)と呼ばれている場所に、カリフォルニアで初めての伝道所を建設した。この伝道所を中心に、ヨーロッパからの入植者たちにより、いくつかの集落が出来た。オールドタウンをサンディエゴ発祥の地と言うことができる。

米墨戦争の結果、メキシコからアメリカに割譲され、1850年にアメリカ合衆国カリフォルニア州となり、2月18日にカリフォルニア州の最初の27郡の一つとして始まった。この頃のサンディエゴ郡の人口はおよそ3,490人で、798人の開拓者と2,692人のアメリカ先住民(インディアン)という構成であった。また、郡の範囲は現在のサンディエゴ郡はもとより、インペリアル郡リバーサイド郡サンベルナルディノ郡およびインヨウ郡の東側を含むおよそ40,000平方マイルあった。
概要
基地の街

サンディエゴはファイタータウンと呼ばれ、映画「トップガン」(TOPGUN)[注釈 1]の舞台になったように、基地の街でもある。海軍や海兵隊の基地が数多くあり、アメリカ太平洋艦隊の基地が設置されている。そのせいか、リベラルと言われるカリフォルニア州の中では保守的と言われている。
主な基地


サンディエゴ海軍基地

ミラマー海兵隊航空基地

キャンプ・ペンドルトン(市外の海兵隊基地)

国境の街

もともとスペイン領、メキシコ領であったことから、サンディエゴという地名はもとより、地名や通りの名前にもスペイン語由来のものが数多く見受けられる。

国境をはさんだメキシコ側のティフアナへは、労働力の安さとアメリカへの輸送性の良さなどを求め、アメリカはもとより日本韓国台湾などの企業が工場を設立、駐在員とその家族がサンディエゴ側に生活している。

2018年11月、中米からの移民キャラバンがメキシコ側のティフアナに次々と到着。サンディエゴ側の国境検問所は、越境を警戒して検問所前の車線を大きく制限するとともに、新たに有刺鉄線を張り巡らしたバリケードを設置した[2]
ハイテクの街

基地の街として、アメリカ軍関係の企業が発展していたところへ、現在ではクアルコムなどを始めとする情報通信関連の企業や、バイオ、製薬、医療機器の企業が集結し初めている。世界的に有名なスクリップス研究所、スクリップス海洋研究所、およびソーク研究所があり、

また、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)やサンディエゴ州立大学(SDSU)などとの産学協同も、その一翼を担っているといえ、このような学術研究機関で、多くの外国人が研究・留学している。
特徴

年間を通じて過ごしやすい温暖気候、自然の豊かな地形、それらを活かしたレジャースポット、大都市としての利便性などの点に恵まれている。
地理ダウンタウンバルボアパークラホヤビーチ

サンディエゴは、サンディエゴ郡西部に位置している。太平洋に面し、南はメキシコに接している。ダウンタウンは1769年に町が設立された所であり、歴史的な建造物が点在している。490ヘクタールの広さを誇るバルボアパークが隣接しており、市民の憩いの場所となっている。

サンディエゴ湾内は港湾施設やアメリカ海軍の基地が所狭しと立地しており、自然海岸は少ない。観光客の集まるビーチは市北東部の太平洋岸にある。北からラホヤビーチ、パシフィックビーチ、ミッションビーチ、オーシャンビーチと並んでいる。住宅地としても人気があり、富裕層の住民が多い。

市東部の丘陵地はかつて果樹園牧場が広がっていたが、第二次世界大戦後にサンディエゴのベッドタウンとして開発された。近年、住宅地は更に東方の郊外都市に広がりつつある。

市南部のサンイシドロ地区はサンディエゴの飛び地である。アメリカ=メキシコ国境地帯にあり、政治的、経済的に重要な地区である。


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