サンダーバード_劇場版
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この項目では、1966年に公開された映画について説明しています。その他の作品については「サンダーバード (テレビ番組)#劇場版」をご覧ください。

サンダーバード
Tunderbirds Are Go
監督デイヴィッド・レイン
脚本ジェリー・アンダーソン
シルヴィア・アンダーソン
製作シルヴィア・アンダーソン
音楽バリー・グレイ
撮影アラン・ペリー
編集レン・ウォルター
配給ユナイテッド・アーティスツ
公開 1966年12月15日
1967年7月15日
上映時間94分
製作国 イギリス
言語英語
次作サンダーバード6号
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『サンダーバード』(: Thunderbirds Are Go)は、1966年イギリスで製作された人形劇特撮映画作品。TVシリーズ『サンダーバード』の劇場映画化作品第1作。

DVDのパッケージでは、英語のロゴタイトルとともに日本語で『サンダーバード 劇場版』と記載されている。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。ご存知の方は加筆をお願いします。(2021年8月)

製作の経緯

テレビシリーズ『サンダーバード』のイギリス国内での大ヒットを受け、製作者のジェリー・アンダーソンは劇場用映画を企画し、配給会社ITCの総帥ルー・グレイドの了承を得て、1966年3月から製作を開始した。

ジェリーは当初、監督に『ウエスタン・マリオネット 魔法のけん銃』以来、演出部門の中心人物であったアラン・パティロを考えていたが、人形劇の演出に飽きていたパティロが断ったため、テレビ版で多くの監督を務めたデヴィッド・レインを起用することになった。テレビではノーマルだった画面アスペクト比が、映画ではワイドスクリーンとなるため、レインはさまざまな工夫を凝らしながら撮影を続けていった。

特撮は、テレビ版でも活躍したデレク・メディングスが担当した[1][2]

これまでアンダーソンの人形劇では、主要キャラクターの人形が実在の人物に似せて作られることがあった[注 1]が、この映画では実在の人物そのものの人形が作られた。アンダーソンがルー・グレイドの別荘があるポルトガルに滞在していたとき、近くにミュージシャンのクリフ・リチャードが住んでいた。

これが縁で映画の中にクリフ・リチャード・Jr.(未来の設定のためJr.が付いている)とバックバンドのシャドウズの人形が登場し、クリフが唄う『シューティング・スター』とインストゥルメンタルの『レディ・ペネロープ』の2曲が使われることになったのである[1][2]
興行成績

ルー・グレイドは、テレビ版のアメリカ3大ネットワークへの売り込みは失敗していたが、映画をユナイテッド・アーティスツと配給契約を結ぶことには成功した。1966年12月12日、ピカデリーサーカスにあるロンドン・パビリオン劇場でプレミア公開が行われた。ジェリーの妻であるシルヴィアは、女性映画プロデューサーが当時は珍しかったこともあり、報道陣の注目を集め上機嫌になった。上映に先立って、イギリス海軍軍楽隊が「サンダーバードのテーマ」をステージ上で演奏し、作曲者のバリー・グレイもそれを最前列で誇らしげに聞いた。グレイドはジェリーに感謝を表すため、会場で自分のポルトガルの別荘を譲渡することを明らかにし、ユナイテッド・アーティスツの常務デイヴィッド・ピッカーは、ジェリーに次回作はどんなテーマで撮ってもいいと言い出すほどだった[1][2]

ところが、映画公開の翌週から、ジェリーとシルヴィア夫妻が、映画のプロモーションのため、イギリス各地を回り始めると、どの劇場も客入りが芳しくないことが明らかとなっていき、それまでもあまり良くなかった二人の仲が、ますます悪化するようにもなった。このときはシルヴィアが妊娠したことが分かり、二人の破局はまぬがれた[注 2]ものの、映画の方は、関係者全員の予想を裏切り、興行収入が低いままに終わってしまったのである[1][2]
ストーリー
梗概

人類初の有人火星探査ロケット「ZERO‐X号」が組み立てられ、離陸した後、ザ・フッドの妨害工作により制御不能となり搭乗員は脱出し、機体は海上に墜落してしまった。2年後、2回目の離陸を国際救助隊の護衛と共に順調に進み、ほとんど問題はなく成功した。6週間後「ZERO-X号」は火星に着陸し、探査の途中で謎の岩を発見し、銃で撃ち、科学者の一人が岩のサンプルを採りに外へ出ようとしたその時、岩が動き出し、攻撃をしてきた。実はそれらは岩ではなく、火星の生物だったのだ。なんとか離陸して地球へ帰還したが無線操縦翼2号機との接続に失敗し、接続器も破損して、おまけに脱出装置も故障して約30分で墜落せざるをえなくなった。その通信を傍受した国際救助隊は救助に向かう。
削除された場面

この映画は90分程度に収めるために、いくつかの場面がカットされ15分以上短縮されている。その場面とは

国際救助隊にゼロX号の護衛要請が出るも、ジェフがテレビを通じてそれを断る
[注 3]

フッドがキラノを通じて、国際救助隊のゼロX号護衛に関する情報を聞き出そうとする。

ペネロープとパーカーがファイヤーフラッシュ号に乗って、イギリスからアメリカへ向かう。

自動操縦翼の離陸場面。

などと言われている[3][4][5]。カットされた場面のフィルムの捜索は行われているが、MGMにはなかった[6]
登場人物「サンダーバード (テレビ番組)#登場人物」および「サンダーバード (テレビ番組)#声の出演」も参照
ジェフ・トレーシー
- ピーター・ダイネリートレーシー兄弟の父。国際救助隊を司令。
スコット・トレーシー
声 - シェーン・リマートレーシー兄弟の長男。サンダーバード1号担当。
バージル・トレーシー
声 - ジェレミー・ウィルキントレーシー兄弟の三男。サンダーバード2号担当。
アラン・トレーシー
声- マット・ジマーマントレーシー兄弟の五男。サンダーバード3号担当。
ゴードン・トレーシー
声 - デイヴィッド・グレアムトレーシー兄弟の四男。サンダーバード4号担当。
ジョン・トレーシー
声 - レイ・バレットトレーシー兄弟の次男。サンダーバード5号担当。


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