サンシャイン_(キン肉マン)
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キン肉マンII世 > キン肉マンII世の登場人物 > サンシャイン (キン肉マン)

サンシャインは、ゆでたまご漫画キン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。

同作に多数登場する、人間をはるかに超える戦闘能力を持つ「超人」のひとり。悪魔超人に属する。

アニメ版での声優佐藤正治
概要

初登場は黄金のマスク編「驚異のリング!!の巻」。砂の塊[1]の角柱形で構成された巨体を持つ超人で、アシュラマンと並ぶ悪魔六騎士のひとり。悪魔騎士の中でも首領格[2]とされ、実力も最強クラス[3]。超人界随一と言われる巨体を活かした圧倒的な怪力を持つほか、砂であるため自在に姿を変えることが可能で、コマに変形して回転体当たりや、上下逆のピラミッド型に変形して相手を突き刺すなど多彩な攻撃を行う。タッグマッチにおいてもこの特性は発揮され、パートナーがサンシャインの身体を背中から打ち抜き弾丸として発射するなど、シングルマッチ以上に変幻自在[4]の攻撃を繰り出した。

胸と額に日輪のマークを持つ。胸のマークは砂の塊である身体を固定するためのキーパーツである。このパーツ無しではサンシャインの身体は外圧によって、たやすく形を崩されてしまう。対ジェロニモ戦では、この弱点を突かれて敗北した。後に自らの体に改造を施し[5]、超人を粉砕する巨大なローラーを胸部に現出させることで、この弱点は克服された。他の六騎士と合体し悪魔将軍の肉体を構成する時はパワーを担当。

悪魔超人の例に漏れず残虐ファイトを得意とし、相手を反則技で徹底的に痛めつけることを信条とするために超人レスリングのタイトルを保持していない[6]。一方で人情家の一面も持っており、夢の超人タッグ編ではキン肉マンらの友情に心を動かされて悪魔超人同士の友情に目覚める。『キン肉マンII世』においては悪魔超人の数少ない生き残りとして、かつての悪魔超人軍団の結束の強さに思いを馳せるシーンがたびたび描かれた。作者のゆでたまごの原作の嶋田隆司は個性が出るに連れ、表情が出てきたと語っている[5]

以上のようにアシュラマンたちとは異なり、正義超人に転身せずに悪魔超人としての立場を貫いているが、宇宙超人タッグトーナメント出場以降は正義超人を好敵手と認め、リング外では人間たちにも危害は加えず、むしろ普段は人情味あふれるようになった。悪魔超人としては、あくまでも勝負はリング上でつけるというルールを強調し、堂々とした形での軍団再興を望んでいる。悪魔超人にはタブーとされていた「友情」を絶対と信じるようになった点なども、改心して正義超人へ転身した他の元・悪魔超人たちと変わらない。同じ悪魔超人の中でもタッグを組むなど交流の多いアシュラマンには特別の思いを抱いており、『キン肉マンII世』においては弟子のチェック・メイトに幾度となく彼の武勇伝を語っていた。

笑い声は「グォッフォッフォッフォッ」。
デザイン

サンシャインの角柱・直方体で構成され、格子状の模様が入った黄色い身体は、1981年放映のアニメ『ゴールドライタン』に登場する同名の主役ロボットとの類似をしばしば指摘されていた[注 1]。『ゴールドライタン』の制作元である竜の子プロダクションも、同社のWebサイトにて両者のデザインの類似について触れている[8]。なお、読者応募超人の発表でサンシャインが掲載されたのは「地獄の封印の巻」(1982年)。

夢の超人タッグ編での再登場にあたり、サンシャインは肩の部分が大きく盛り上がるなどのいくつかのデザインの変更が加えられている。このサンシャインを、「キン肉マン消しゴム」(キン消し)では「ニューサンシャイン」、『アニメージュ』に掲載された設定画では「スーパー・サンシャイン」と呼んだ[9]。コンピュータゲーム『キン肉マン ジェネレーションズ』などでは旧形態のものを「サンシャイン」、新形態のものを「ニュー・サンシャイン」と呼んで別のキャラクターとして区別している。ゆでたまごの作画の中井義則によると、胸部や胸の形を変えたのはビルドアップしたイメージを出したかったからだという[5]

劇場版アニメキン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人』では、ハイドラキングによって蘇生されパワーアップしたサンシャインが、「ニューサンシャイン」という名称で登場する。上記の形態とは関係なく、他の蘇生した超人にも同様に「ニュー」と名前に付けられている。
『キン肉マン』におけるサンシャイン
黄金のマスク編

ウォーズマンの体内に設けた「五重のリング」における正義超人との団体戦において、「地獄めぐりNo.6・砂地獄」を司る悪魔騎士最後のひとりとしてジェロニモと戦った[注 2]。終始優勢であったが、胸のキーパーツが弱点であることを見抜かれ、キーパーツを外された上で音波攻撃であるアパッチのおたけびを受けて実体を維持できなくなり崩壊、敗れる。この直後、すぐに悪魔将軍の身体の一部として復活する。
夢の超人タッグ編

悪魔将軍の敗北後、アシュラマンと共に鎧の破片から脱出し復活、報復のため正義超人の友情パワーを奪おうとする。タッグチーム「はぐれ悪魔超人コンビ」を組んで宇宙超人タッグ・トーナメントに乱入、ビッグ・ボンバーズスペシャルマンカナディアンマン)を倒して出場権を奪って参加する。

1回戦ではニュー・マシンガンズテリーマンとジェロニモ)と対戦し、再びキーパーツを狙ったジェロニモの右腕を新技・呪いのローラーで破壊する。しかし、キン肉マンとのコンビネーションを回復したテリーマンから反撃を受けて劣勢となり、テキサス・クローバー・ホールドに捕らえられる。ギブアップの言葉を口に出す寸前にまで追い込まれるが、アシュラマンがジェロニモを人質に取り、テリーマンのスターエンブレムを条件にニュー・マシンガンズを降伏させることにより、難を逃れた。また、勝利後のニュー・マシンガンズに対する過剰攻撃の救出に入ったキン肉マングレート(正体はプリンス・カメハメ)を、呪いのローラーに投げ込み致命傷を与えている。

2回戦ではマッスル・ブラザーズキン肉マンとキン肉マングレート〈正体はカメハメから入れ替わったテリーマン〉)と対戦。アシュラマンとの多彩なコンビネーション攻撃でマッスル・ブラザーズを苦しめるが、何度倒れても友情の力で立ち上がってくるキン肉マンたちを前にして、たとえ親兄弟であっても信頼しない悪魔超人としての信念が揺らぎ、最終的には「悪魔にだって友情はあるんだ!」と叫んで呪いのローラーに放り込まれそうになったアシュラマンを助けている。マッスル・ブラザーズに敗北した後は、それまで共闘していた完璧超人ネプチューンマンビッグ・ザ・武道に、制裁として殺害された。

週刊少年ジャンプ』連載時にはテキサス・クローバー・ホールドにかけられた場面で、「ギブアップ」と言い切っていた[10]が、単行本掲載の際に「ギブアッ」と言い切る直前に変更されている。また後年、読者の「サンシャインは関節技に弱いんですか? 砂になれば早いと思うのですが?」という問いかけに対し、嶋田は「今まで自分に関節技をかけてくる相手がおらず、対処法を考えていなかったためパニックに陥ってしまったから」「あれ以降はサンシャインも落ち着いて関節技に対処できるはず」と答えている[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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