サルヴァトーレ・アッカルド
[Wikipedia|▼Menu]

サルヴァトーレ・アッカルド
サルヴァトーレ・アッカルド, 肖像 - アウグスト・デ・ルカ
基本情報
生誕 (1941-09-26) 1941年9月26日
出身地 イタリア
学歴キジアーナ音楽院
ジャンルクラシック音楽
職業ヴァイオリニスト
担当楽器ヴァイオリン

サルヴァトーレ・アッカルド (Salvatore Accardo, 1941年9月26日 - ) は、イタリアヴァイオリニスト。近年ではヴィオラ演奏や指揮者も手掛ける。トリノ生まれ。驚異的なテクニックと、明るく澄んだ音色、美しく華麗な歌の魅力により、パガニーニ作品の演奏家として名高い。
略歴

幼少の頃より抜群の楽才を示し、ナポリサン・ピエトロ音楽院でルイージ・ダンブロジオに、シエーナキジアーナ音楽院ジョルジュ・エネスコの高弟だったイヴォンヌ・アストリュクに師事し、さらにナタン・ミルシテインにも師事する。13歳にしてトリエステで最初の演奏会を開いたという神童であった。

その後、1955年ヴィオッティ国際音楽コンクールで3位入賞。さらに、1956年ジュネーヴ国際音楽コンクール1957年イタリア放送の各コンクールで優秀な成績を上げ、さらに1958年パガニーニ国際コンクールにおいて、17歳の若さで第1位を獲得する。「パガニーニの再来」という賛辞を贈られたほどであった。そのパガニーニ国際コンクールにおいて、現在では審査員を務めている。

その後は、マルタ・アルゲリッチと共演するなどソリストとして世界的な活動を行う。1970年代にはイ・ムジチ合奏団コンサートマスターを務める。パガニーニの演奏はとりわけ評価が高く、1970年代半ばには、シャルル・デュトワと共演して協奏曲全6曲の全集や、譜面が現存するヴァイオリンと管弦楽のための協奏作品、ヴァイオリン独奏曲のほぼ全て(パガニーニ#作品一覧)を録音し、24の奇想曲は少なくとも2回は録音している。録音数は、フィリップス、ドイツ・グラモフォン、EMI、ソニー・クラシカル、フォネ、Dynamic、ワーナーといったレーベルに50点以上ある。また、1989年 製作のイタリア映画「パガニーニ」では、音楽の指揮と演奏を担当している。
演奏について

テクニックだけの演奏家ではなく、持ち前の明るく澄んだ音色と美しく華麗な歌の魅力により、ブラームス協奏曲メンデルスゾーン協奏曲チャイコフスキー協奏曲でも演奏を残している。クルト・マズアと共演して、マックス・ブルッフヴァイオリンのための協奏的作品をほぼすべて録音した。ストラディヴァリウス・ファイアーバード・エクス・サン=テグジュペリ(1718年製)とストラディヴァリウス・ハルト・エクス・フランチェスカッティ(1721年製)の2種類のストラディヴァリウスグァルネリ・デル・ジェス1734年製)を愛用している。
脚注


典拠管理データベース
全般

FAST

ISNI

VIAF

WorldCat

国立図書館

ノルウェー

スペイン

フランス

BnF data

ドイツ

イタリア

イスラエル

フィンランド

アメリカ

ラトビア

日本

チェコ

オーストラリア

韓国

クロアチア

オランダ

ポーランド

学術データベース

CiNii Books

CiNii Research

芸術家

グラミー賞

MusicBrainz

人物

Trove(オーストラリア)

1


その他

RISM

SNAC

IdRef


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:8799 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef