サルデーニャ王国の首相（サルデーニャおうこくのしゅしょう）は、かつてサルデーニャ島とサヴォイア地域を領土としていたサルデーニャ王国の行政府の長。1848年、サルデーニャ王カルロ・アルベルトがアルベルト憲法（英語版）を発布した事により設置された役職で、1861年にイタリア王国の建国宣言がなされるまで存続した。イタリア統一後は、イタリア首相へと発展解消している。イタリア統一の三英傑の一人であるカミッロ・カヴールなどが代表的。
歴代サルデーニャ王国首相

代人肖像首相／原語表記内閣就任日退任日所属派閥備考
11チェザーレ・バルボ
Cesare Balbo第1次1848年3月18日1848年7月27日穏健派
22ガブリオ・カザーティ
Gabrio Casati第1次1848年7月27日1848年8月15日穏健派「ミラノの5日間」に参加
33チェザーレ・アルフィエリ・ディ・ソステーニョ
Cesare Alfieri di Sostegno第1次1848年8月15日1848年10月11日穏健派
44エットーレ・ペローネ・ディ・サンマルティーノ
Ettore Perrone di San Martino第1次1848年10月11日1848年12月16日軍人
55ヴィンチェンツォ・ジョベルティ
Vincenzo Gioberti第1次1848年12月16日1849年2月21日穏健派
66アゴスティーノ・キオド
Agostino Chiodo第1次1849年2月21日1849年3月27日軍人
77クラウディオ・ガブリオレ・デ・ローネー
Claudio Gabriele de Launay第1次1849年3月27日1849年5月7日軍人
88マッシモ・ダゼリオ
Massimo D'Azeglio第1次1849年5月7日1852年5月21日穏健派
9第2次1852年5月21日1852年10月22日
109カミッロ・カヴール
Camillo Cavour第1次1852年10月22日1855年5月4日穏健派
11第2次1855年5月4日1859年7月19日
1210アルフォンソ・フェレロ・ラ・マルモラ
Alfonso Ferrero La Marmora第1次1859年7月19日1860年1月21日軍人
1310カミッロ・カヴール
Camillo Cavour第3次1860年1月21日1861年3月23日軍人

タイムライン
関連項目

イタリアの政治

サルデーニャ王国

リソルジメント

参考文献

北原敦 編 『新版世界各国史15 イタリア史』 山川出版社、2008年

Cariche del Piemonte （イタリア語）

表

話

編

歴
サルデーニャ国王
アルボレア家

バリソーネ1世1164-1172

ホーヘンスタウフェン家

エンツォ1世1238-1272

アラゴン家

ジャコモ1世1323-1327

アルフォンソ1世1327-1336

ピエトロ1世1336-1387

ジョヴァンニ1世1387-1396

マルティーノ1世1396-1410

トラスタマラ家（アラゴン系）

フェルディナンド1世1412-1416

アルフォンソ2世1416-1458

ジョヴァンニ2世1458-1479

フェルディナンド2世1479-1516

ジョヴァンナ1世1504-1555

スペイン・ハプスブルク家

カルロ1世1516-1554

フィリッポ1世1554-1598

フィリッポ2世1598-1621

フィリッポ3世1621-1665

カルロ2世1665-1700

スペイン・ブルボン家

フィリッポ4世1700-1713

オーストリア・ハプスブルク家

カルロ3世1713-1720

サヴォイア（＝ブレッセ）家

ヴィットーリオ・アメデーオ2世1720-1730

カルロ・エマヌエーレ3世1730-1773

ヴィットーリオ・アメデーオ3世1773-1796

カルロ・エマヌエーレ4世1796-1802

ヴィットーリオ・エマヌエーレ1世1802-1821

カルロ・フェリーチェ1821-1831