サルサ/灼熱のふたり
Salsa
監督ボアズ・デヴィッドソン
脚本ボアズ・デヴィッドソン
トーマス・ベニテッツ
シェパード・ゴールドマン
原案ボアズ・デヴィッドソン
イーライ・テイヴァー
製作ヨーラム・グローバス
メナヘム・ゴーラン
出演者ロビー・ロサ
ロドニー・ハーヴェイ
『サルサ/灼熱のふたり』(サルサ/しゃくねつのふたり、Salsa)は、1988年のアメリカ合衆国の恋愛映画。サルサ・ダンスのコンテストに参加して生活を良くしようと決心する、下層階級のプエルトリカンダンサーを描く。ボアズ・デヴィッドソン監督、ロビー・ロサ、ロドニー・ハーヴェイ(英語版)、マガリ・アルヴァラード、ミランダ・ギャリソン(英語版)、アンジェラ・アルヴァラード(英語版)出演。ロサはラジー賞の最低新人賞にノミネートされた。 幼少期にプエルトリコ人の父を亡くして母子家庭となり、母と妹を支えるために父に代わって自動車の修理工場で働いているリコは、サルサダンスの優れた才能を持っている。プエルトリコのサンフアンで行われるダンスコンテストの出場権をかけた地元のダンスフェスティバルの開催まで間近に控え、彼は優勝を目指して家や仕事場でダンスの練習に励んでいた。仕事終わりに恋人 ヴィッキーと共にフェスティバルが開催される予定のクラブ「ラ・ルナ」へ来たリコは、2人でダンス中に仕事仲間で大親友のケンがクラブに来たのを見つけて声をかけ、もう1人の仲間 チューイらとダンスを楽しむ。その頃クラブに到着したリコの妹 リタ(マルガリータ)と悪友 ローラは、13歳以上と偽ってクラブに入る。リタがいることを知らされたリコは、13歳以上になるまで来てはいけないという言いつけを守らなかった彼女を咎め、ローラに彼女を家まで帰らせるよう言う。2人が帰った後、セリア・クルスの歌に乗り彼女に気に入られたリコは、クラブのオーナーでサルサの女王と呼ばれるルナにも特別視されていた。リタはケンにローラはリコに惹かれていくなか、リコは家に遊びに来ていたローラといい仲になり、彼女から言われてリタのクラブ通いを許可する。その夜クラブでヴィッキーと踊っていたリコは、もう一度サンフアンのコンテストに立つ夢を彼にかけたルナから呼ばれ、昼間クラブを練習に使用していいと言われる。直後ローラからダンスに誘われるリコだが、こないだのことは忘れるよう彼女に話してヴィッキーと帰っていく。ケンに話しかけられたリタは、振られたローラが他のダンサーを誘っているのを見て、彼にデートを兼ねて家まで送ってもらい、楽しんだ2人は互いに惹かれ合っていく。リコはヴィッキーに父親が自分をプエルトリコに連れて行くと言いながら叶わずに死んだことを話し、フェスティバルを勝ち抜いてプエルトリコのコンテストに出る夢を語る。 誕生日を迎えたリコは、友人たちにより盛大なパーティを開いてもらい祝福される。しかしヴィッキーはリコに未練があるローラから嫌味を言われたり、ルナからあからさまに邪魔者扱いされ、徐々にリコとの距離が開くのを感じていた。一方リタと買い出しに出かけたケンは、ビールを分けたホームレスたちの歌で踊り、距離が大きく縮まった2人は恋人関係になる。ルナとクラブでダンスの練習をしていたリコは、ヴィッキーから練習に自分がいないほうがいいと距離を置かれる。ケンと深い仲になったリタは連日彼と外出し、夜遅く帰宅するようになる。そのことを問いただされたリタは過保護に反発してリコと喧嘩になり、2人は母からたしなめられる。それでも勉強もせず遊び歩くリタのことを心配したリコは、彼女がケンと付き合っていることを知らず彼に相談し、その相手を協力して見つけ出し半殺しにしようと持ちかける。ケンはリタとのことを話す機会を逃し、どうしようもなく曖昧な返事で答える。ダンスの練習でリコは、自分の思う通りにしか踊らせようとしないルナに反抗心を持ち始める。ケンはリタと密かに会っているところをリコに見られて、激昂した彼にボコボコにされ仲違いする。翌日、ケンはリタのためだと別れを切り出し、彼女は兄に対する反発を強める。フェスティバルが近づくにつれ周囲との関係がこじれていき、リコは思い悩む。
ストーリー
キャスト(英語版